CV:酒井広大
概要
なんでもそつなくこなす、ちょっとクールな所がある少年。
初登場時は表情が乏しくマイペースなところがあったが、自由奔放なジョンやエミリコらと行動を共にするうちに、突っ込み役に回ることが多くなっている。
売られたケンカは買う派で、意外と直ぐに熱くなったり、正義感の強い一面もある。
同期のリッキーとは元々そりが合わないのか、話す度に顔を突き合わせて言い合いをする(これはお影様であるジョンとパトリックも同様)。
目が悪いが「主人(ジョン)と合わせるため」あまり眼鏡をかけない。
活躍
物語以前から早めに屋敷の大掃除に加わっており、エミリコが参加してから暫くして、【亡霊】騒ぎの原因となった犯人探しからのいざこざでバービーから目をつけられたエミリコを、目が悪く周りがよく見えていなかったと言い訳をつけて庇う姿を見せる。後に『星つき』に反抗した事からリッキーに腹を殴られ、これにやり返そうとしたが同じ掃除班の生き人形から止められる。この騒動でバービーから「面汚し」として彼女の反感を別で買ったエミリコやラムと共に、深夜の見回りをするよう命じられる。
見回り当初はエミリコに対しても冷たい対応だったが、それをものともしない彼女の明るさとたまに核心をついた発言からの図星によってペースを乱されていった。
【亡霊】騒ぎの原因を突き止めてからは、その態度は幾分か柔らかいものとなっている。
「お披露目」の際はエミリコ同様、生き人形としては余計なことを考え過ぎる点から格付けは一歩出遅れた形になる。
庭園の迷路では初めに選ぶアイテムにルーペを選ぶ。地図の細かな部分を見る為に選択したものだったが、肝心のショーンの視力の悪さがたたってあまり活躍しなかった。
エミリコやラムと途中で合流し、3人で暫く謎を解きながらジョンが閉じ込められた地点へと辿り着いたものの、それよりも早くジョンが自力で脱出してしまった事で何があったか把握できないショーンはその身を案じた。
後に無事にジョンと合流し、エミリコとラムと分かれた後はリッキーとのいざこざを経て、「お披露目」を二番手でゴールした。
ジョンとの関係
シャドー家に使える生き人形として基本的には主人に従うものの、そのやりとりは主従というよりも「気兼ねなく話せる友人、もとい相棒」のような関係となっている。
これはシャドーハウス内における相性としては「影と“顔”の性格がちぐはぐである」と評されているが、実際は相性そのものは非常にいいコンビである。
ジョンに対して小言や文句などのツッコミが多いのも、それだけショーンが主人たるジョンを思って発言している厚意の表れで、この事はジョンも後に気づいて受け入れており、たまに遠慮がない発言をするショーンに対して大人気なく拗ねたり怒ったりするものの「ショーンの心があるならそれがいい」という希望もあってむしろ肯定されている。
関連イラスト
関連タグ
エミリコ リッキー(シャドーハウス) ラム(シャドーハウス) ルウ(シャドーハウス)
ショーンだと同名の人物やキャラクターが多いので「ショーン(シャドーハウス)」タグ推奨
ネタバレ注意
過去
シャドーハウスの麓の街、ミラーサイドで暮らしていた13歳の少年「ジョン」。年の離れた弟妹の面倒を見ながらも、通っていた学校では首席を務めるほどに頭脳明晰で優秀な生徒だった。しかし、遮断された環境での生活なだけあってシャドーハウスとミラーサイドの関係については教えられたとおりの「模範的」な知識に留まっており、シャドーハウスに従事する事を至上とする思考は珈琲による洗脳前からついていた。
しかし機転が効いたりルールに則らない思考もできた為、サーカスから追い出されたとある少女が途方に暮れていた所を、本来なら学校が選んだ候補者しか受けられない「館への選別会」に参加させる方法を進言している。
そして自身は、友人の作戦に便乗する形で普段からかけていた眼鏡を外して「選別会」に臨む。これが後に「生き人形のショーン」として過ごすようになってからは、主であるジョン・シャドーが眼鏡を必要としない事とショーンの「眼鏡をかけていない状態がデフォルト」となる要因となった。