曖昧さ回避
- アメリカの玩具メーカーmattel社の着せ替え人形。(ドール)
- ワタナベエンターテインメント所属のお笑いコンビ「フォーリンラブ(お笑いコンビ)」の女のほう。
- ダニエル・J・ダービー「オービーでもバービーでもない!」
1の概要
米国の玩具会社である「マテル社」創設者の1人、ルース・ハンドラーが世に産み出した着せ替え人形シリーズ、もしくはキャラクター。
容姿は様々だが、リカちゃん、ジェニーなどと比較するともアイラインが濃く、唇が厚い傾向にある。
標準的なサイズは11.5インチであり、1/6スケールとして設計されている。
1959年に発売されて以降爆発的に流行、10億体以上が販売され、毎秒3体が製造されている。関連商品や映画、ゲームなどのメディアフランチャイズの収益も合わせ、マテル社の売り上げの柱となっている。
大人気玩具であると同時に米国における「理想の女性」の象徴ですらある一方、「バービー人形症候群」と呼ばれる負の影響も生み出している。
誕生まで
1950年代、人形と言えば幼児を模したものが一般的であったころ、ルースは娘のバーバラが紙で作った人形を大人に見立てて遊んでいる場面を目撃し、大人型の人形に商機を見出し、自身の会社であるマテル社に企画として持ち込んだが、最初は受け入れられなかった。
しかしながらヨーロッパ旅行の際、ルースは「Bild Lilli」というドイツの人形に出会う。
Lilliはドイツのタブロイド紙「Bild」に掲載されていたマンガのキャラクターであり、児童向け玩具の解説記事に記載するのは憚られる人格の持ち主であり、このキャラクターを立体化したBild Lilliも本来は男性向けの人形であったが、着せ替え人形として女児の間で人気を博していた。
ルースはこの人形が自身の理想であると確信し、さっそく3体購入して1体をマテル社に送る(1体はバーバラにプレゼントした)。
デザイナーの手も借りてBild Lilliを再設計したルースは、娘のバーバラに因み、人形をバービーと命名し、1959年3月9日の玩具フェアで発表した。
当初のバービーは現在のイメージとは大きく異なり、蠱惑的な微笑を浮かべ、流し目をしていた。その後容姿は何度も変更されているが、現代の基礎となる正面向きの顔は1971年から。
プロフィール
本名 | Barbara Millicent Roberts |
---|---|
誕生日 | 1959年3月9日 |
職業 | 無限大 |
身長 | 様々 |
バービー人形と問題
先述した11.5インチかつ1/6スケールという数値から単純に逆算すれば、バービーは白人女性の平均を大きく上回る175センチの長身であり、かつウエスト46センチ。一方でバストサイズは99センチとダイナマイトボディ。
体重は50kgにギリ届かない程度と考えられ、BMIは16.24。「やせ」とされる18.5を遥かに下回る。
毎日長時間バービーで遊び続ける少女たちの中には、これが大人のあるべき姿であると誤解し、自尊心が著しく損なわれ、或いは非人間的なプロポーションを人体で実現するべく無謀な努力に走るって、その結果拒食症のような命に関わる状態に陥る者もいるらしい。
ポリコレ論者からは「Barbie doll syndrome」(バービー人形症候群)という社会問題として批判されている。
また2010年代以降の合衆国は白人キャラクターに非常に厳しいため、この点も批判されている。
今後は「政治的に正しい」形状になるかもしれないのでコレクションするならお早めに。
類似品?
キャンドゥ(100円ショップ)には「ラブリー リンちゃん」(通称:ラブリン)というバービーの類似品(28cm人形)が売られていて、値段に似合わずクオリティーが高いらしい。
表記ゆれ
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トイ・ストーリーシリーズ…客演。