CV:羽多野渉
概要
エミリコたちの「お披露目」の試験官を務める。
主人となるお影様の正体は不明。
劇中でこどもたちの棟の管理者に就任する。「おじい様と共にある棟」に住んでいるがその中では階級はまだ低く、特別な「お披露目」を行うことでおじい様に目をかけてもらい3階へ昇格する事を目論んでいる。
おじい様や上位シャドーへのアピールの為に、「お披露目」では謎かけや迷宮の様に様々な仕掛けを施した庭園を作らせるなど過去にない大規模なものを実行。娯楽の少ないシャドーハウス内におけるショー仕立てにする事で強い印象を与えようと目論んた。
神経質な性格で、イラつくとピアノを弾いて落ち着こうとする癖がある。ライアン曰く「ネチネチしている」。また、異常なまでの完璧主義でその策略に狂いが出る事を一切許さないが、想定外の事態に対しては酷く取り乱す事もある。
途中、体をすすが覆う描写が存在しており、生き人形なのか、生き人形の振りをしたシャドーなのか、謎の点がある。同期の生き人形からはエドと呼ばれている。
アニメの第8話では彼のピアノ演奏がエンディングテーマとなり、映像も特殊エンディングver.で放送された。
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※この先、ネタバレ注意
正体
劇中にて、彼は同期の二人と共に生き人形との一体化を果たしている「シャドー」である事が判明した。一体化したシャドーは通常の顔の見えない状態と生き人形の顔の状態を使い分ける事ができる(生き人形時に気分が高揚すると元に戻ってしまう)。また、乗っ取った生き人形の名前「エド」はそのまま彼の愛称として同期二人に使われており、同じように同期の事を「エリー」「ジェイ」と彼らの生き人形の名前を愛称として呼んでいる。
シャドーハウスの実態上、大人のシャドーはこども達の前には姿を見せられない事からエミリコ達のお披露目の際は生き人形の姿で公に現れたが、後に一体化の事実を知ったケイトからは生き人形でありながらシャドーとしての本名を名乗った事はミスを犯したと考えられている。
前述の通りにおじい様と共にある棟内での抗争で勝ち上がるべく策謀を巡らせているが、シャドーハウスの上位に立って権力を振りかざすというよりは偉大なるおじい様の側近として仕える事を至上とするという思考で動いている面が見られる。その為、現在の3階の大人達にについては自分よりも能力が劣っているとして彼らがおじい様の傍に居座っている事を快く思っていない。この事から彼らに代わって同期を含む自分達がおじい様の側近としてふさわしい事を証明しようとしている。これには同期二人も賛同しており、「エドワードが先陣を切る、後の二人がサポートする」事で協力体制を築いている。
すす能力
すすによって空気を振動させ、「音(音波)」を操作する能力。すすの形を(音符や音楽記号などに)自在に変えて操れる事からしてケイトやジョンのような物理系すす能力の発展型に分類されるものと思われる。
劇中では主に自分の声を変える(アニメでは女性声を披露)、相手の耳にすすを潜ませる事でダメージを与えるなど応用も利く。後者はダメージを与えられた相手の反応からして相当強いものらしく、武闘派とは思えないエドワードであってもすすが操れる状態であればシャドー/生き人形どちらの動きも止めてみせるくらいは可能。敵対する相手としては厄介な能力である。
更なる謀略
お披露目自体の評価は満足のいくものではなかったが、おじい様からは一定の評価を得たと同時にこどもたちの棟の管理者を任される事になったため、その権限を持って今度はこども達の中から反乱分子を特定して突き出す(それによって現3階メンバーの危機管理の甘さを指摘できる)事を画策する。その標的として、当初から違和感を覚えていたケイトに目をつけ始める。