ここでは大河ドラマ「麒麟がくる」(2020年放送)、「国盗り物語」(1973年放送)に登場する深芳野について解説する。
概要
「麒麟がくる」
演:南果歩
元は土岐頼芸の愛妾であり、利政には下げ渡された形になる。
それから間もなく高政が出生したことから、実父が頼芸ではないかとの疑惑があるが、高政には父は利政であると言っている。
高政が家督を継ぐことを生き甲斐としていたが、高政が利政に敵意をぶつけて家督継承が白紙となったことから酒浸りとなり、やがて長良川に入水して自ら命を絶つ。
深芳野の自殺にはさすがの利政もショックを受け、自分に家督を継ぐように迫った高政に促されるままに家督を譲った。
「国盗り物語」
演:三田佳子
斎藤道三の側室。斎藤義龍の生母。
元は土岐頼芸の愛妾であり、頼芸との賭けに勝った松波庄九郎(道三)に下げ渡された形になる。
それか間もなくして義龍を身ごもっていたことがわかるが、深芳野が頼芸の側近くに仕えていたころからであって、義龍はまぎれもなく頼芸の子ということである。
そのことを後継者ができたことを喜ぶ道三、そして義龍にも話していなかったが、事実を知った道三・義龍の親子仲は急速に悪化
何とか道三・義龍父子が争う破局を避けようと深芳野は義龍を説き伏せようとするが失敗、長良川の戦いへと向かっていった。