川島明
かわしまあきら
「麒麟です!」
1979年2月3日生まれ、京都府宇治市出身。吉本興業所属。お笑いコンビ・麒麟のボケ、ネタ作り担当。相方は田村裕。
NSC大阪校20期出身。在学中に同期の田村とコンビを結成。R-1ぐらんぷりに出場するなどピン芸人としても活動している。
2007年に相方が「ホームレス中学生」を出版・ヒットし、数々の貧乏エピソードでブレイクした事で一時期は「じゃない方芸人」扱いされていた事もあったが、芸歴を重ねるうちにそのトーク力やワードセンスなどあらゆる番組で爪痕を残すようになり、2014年頃からピンでの活動が増加。芸人仲間やスタッフからの評価も高く、お笑い界の第一線で活躍する芸人のひとりとなった。
2021年にTBS朝の情報番組「ラヴィット!」のMCに抜擢された。また、同年末「アメトーーク!大賞」を受賞した。
2023年にはニホンモニター発表の「2023年テレビ番組出演本数ランキング」で一位に輝いた。
低音の声が特徴的であり、所謂「良い声」をしていると評判(『アメトーーク』では2011年9月1日放送「ええ声芸人」の1人として出演経験がある)。一方普段の話し声はあまり大きい方ではなく、人見知りでグイグイ来るようなタイプではないため、深夜特番では、バカリズムからガヤ芸人ならぬ「ボソ芸人」(ガヤに回るときマイクに入らないところでボソボソとしゃべっていることから)と呼ばれていた。
話し声は低いが高い声も出すことができ、歌がうまい。生活音の声帯模写なども得意としている。
また、「ええ声」に加えて長身にさわやかな顔立ちから女性人気が高く、若い頃は「よしもと男前ランキング」の上位常連でもあった。
一方『アメトーーク』(テレビ朝日)などでは「運動神経悪い芸人」、「先輩に誘ってもらえない芸人」、「学生時代イケてないグループに属していた芸人」などネガティブな回に呼ばれることが多い。
また記憶力もかなり危うく、深夜特番でハライチ、バカリズムとともに神経衰弱に挑戦した際は、「死ぬほど弱い」と自称した通りのプレイングを見せている。
2007年頃からタレントの眞鍋かをりと交際していたが、2011年に破局。その後2015年に一般女性と結婚し、現在2児の父である。眞鍋が結婚を発表した際にはTwitterにて「おおわらい 芽吹く祇園の 出番終え とおくの鐘の音 うめ酒で祝う」という短歌を投稿していた。
競馬やテレビゲーム、漫画が好き。四歳上の兄の影響が大きいという。
競馬に関しては子供の頃からどっぷりハマっており、初恋の相手はヒシアマゾンであると公言している。カンテレの競馬中継のMCも務めており、番組内でも馬券予想をしているが、的中率が4割台(主に馬連予想のため、本命に予想した馬が2着以内に来る確率)とかなり高いことから、カリスマ馬券師とも言われている。
フジ系列の競馬番組との関わりは長く、2007年にフジ系で放送されていた競馬バラエティ「うまなで」でマスコット「うまなでさん」の声を担当したことまでさかのぼれる。CVは最終回前まで非公表という建前だったが、特徴的な声でバレバレであり、周囲に「普段は首の長い動物の名前で呼ばれている」などといじられていた。
特撮に関しては、スーパー戦隊の知識はあるが、ウルトラマンの知識は全くない(1979年生まれという事で、ギリギリシリーズがほぼ休止状態の時に幼少期を終えた為であると『アメトーーク』で説明されている。また、子供の頃の家庭方針で、あまりテレビを見せられなかったことも語っている)。なお、仮面ライダーの知識はあるかは不明。
2021年11月23日に母を病気で亡くしている。この日は『ラヴィット!』の放送日で、朝の段階で兄から容態が急変したことを聞かされ、またCM中にスマホを確認すると兄から連絡が入っていたことで母の死を悟るが、放送中は決して個人的な事情を表には出さず、いつも通り笑顔で乗り切った。