運動神経悪い芸人
うんどうしんけいわるいげいにん
2010年から始まった、その名の通りスポーツ全般が苦手な芸人達の集まり。
その中のメンバーは同番組の企画の「中学の時イケてないグループに属していた芸人」と被っている。
ゴールデンタイムのスペシャルの企画の一つにもなっている。
メンバーは最初は7人の芸人たちだったがミュージシャンにも広がり、歌広場淳や小林豊、女性陣からはフリーアナウンサーの川田裕美も加入させられている。
メンバー内で「底辺の頂点」を決める対決や、野球企画は定番となっている。
ここでしか使う機会のないであろうサイレント満塁などの用語が生まれている。
最初下記のメンバーがやる前のお手本は、最近はそのスポーツが得意な芸人がお手本をやるのが恒例行事。
近年は主に年末特番で行われている。
全員青ジャージ(女性はピンクジャージ)を着ている。尚、ポケットは付いていない。
踊りたくない芸人では衣裳の変更が認められたのに、こちらでは衣裳の改善を何年も前から求めても一向に改善してもらえなかった。
2021年にて遂に付けられた……が、指3本が入る位の小さいサイズだった。さらに2022年では指先しか入らないほどの浅さだった。このため未だに改善要求が続いている。
村上健志
この企画が始まる前のある番組では普通に走っていたが、その次の時には今の走りになっており、その間に何かがあったと噂されている。
個人競技では希に奇跡のスーパープレイを起こしては図に乗る、団体競技では基本的に自分の非を認めず、メンバーに責任転嫁する言動しかしない為、身内から相当嫌われている。
走り高跳びは上手にできる。
川島明
麒麟の茶色じゃない方で2回目から登場。
高校時代はサッカー部所属。
相方は運動神経抜群でバスケでペア組まされた時は、川島は嫌そうな顔をしていた。
同番組の企画『絵心ない芸人』では、絵心ある側(お手本)として出演。
松尾陽介
ザブングルの「悔しいです!」じゃない方で眼鏡その2。
部門賞ほぼノミネートの無冠の帝王で通称は『水神様』(バサロすると沈む)。
じゃない方芸人だったがこのシリーズでキャラが確立してしまう。
2021年3月31日をもってコンビ解散と同時に松尾自身も芸能界を引退した(相方はピン芸人として引き続き活動中)。この際アメトーークでは「さよならガチ王」という企画が行われた。
……のだが、再び出演する可能性も0ではない事態が仄めかされており、実際2021年12月30日の放送に運動神経悪い元芸人として出演した(高橋や川島曰く、「運動神経悪い芸人に卒業はない」)。
2022年12月30日の放送にも出演。やはり卒業は無い模様。
ちなみに元同事務所のビビる大内も「芸能界を引退したのに特定の企画のときだけ復活する」というスタイルをとっている。
その他
年末特番の『運動神経悪い芸人』のコーナーにて運動神経悪い芸人のみで構成されたチーム(以下、『芸人チーム』と表記)がリトルリーグの野球チームや女子の強豪チーム等と野球勝負を行うのだが、前述の通り普通に戦っては極端な点差での負け確試合となるため、最初は普通に試合をするも、途中から後述の俺ルールを導入するのがお約束と化している。
野球企画であった俺ルール
- 諦めない心
通常の野球ならばスリーストライクでバッターアウトだが、芸人チームのバッターは諦めない心を奮い立たせることで、諦めない限り何度ストライクになろうがバッターボックスに立つことができる。
- イニングコールド(打ち止め)
芸人チーム側が守備だと、並以上の実力を持つチームが攻撃側ならボーナスステージの如く点が稼ぎ放題になってしまうため、1イニングで15点取ったらその時点で強制的に攻守交代である。
- 1アウトチェンジ
本来なら野球は3アウトでチェンジだが、相手チームのみ1アウトでチェンジ。
それに加えて相手チームのみ盗塁禁止(芸人チームでは阻止不能なのが主な理由)で、投球も下投げ(アンダースロー)オンリーとする。
- 5アウトチェンジ(延長)
ただし芸人チームは反対に、3アウトどころか5アウトでチェンジ。
場合によってはそれ以上延長されることもある。
- サイレント満塁
相手チームが見ていない隙を突いて塁を全て埋めて試合を続行する。
上手く行けば大量得点を狙えるが、ダブルプレーなどのゲッツーに弱い。
- サイレントダブル
前述のサイレント満塁の派生形。
一つの塁につきランナーを二人つけることで、ホームランによる7点を狙う。
ランナーは二人一組で手を繋いで走り、ゲッツー対策として一人がタッチアウトを取られてもその瞬間に手を離すことで、もう一人を逃がすという手段もある(通称パピコ)。
- サイレントトリプル
サイレントダブルの更に上位系。
一つの塁につきランナーを三人つけることで、ホームランによる10点を狙う。
パピコは勿論のこと、二人のランナーが守備を通せんぼすることで、一人を生還させる(当然普通のルールなら守備妨害である)という高度な手段も可能になった。
攻撃側としてこれ以上ない俺ルールだが、打者を含めて10人が出ることになるためチームメンバーの殆どが疲弊してしまうという大弱点がある。
- サイレントトリプル・働き方改革
サイレントトリプルの弱点を改善した派生形。
ランナーを三人一組から一人に減らし、その代わりとして両手に青いメガホンをそれぞれ持った二刀流で走塁する。メガホン一つにつきランナー一人分として扱うため、ランナーが生還すれば一人につき3点加点される。
- 守備減らし
相手チームのみ、センターとセカンドを除いた7人で守備を行う。
- とりーアウト
芸人チームは相手チームの打った球を取れたら、その時点で3アウトチェンジとして扱う。
ちなみに、その球が何バウンドしていようが転がっていようが問答無用でとりーアウトである。