概要
ガクと川北茂澄による人力舎所属のお笑いコンビ。2011年結成でスクールJCA20期生扱い。
大学お笑いサークル時代に別々のコンビで活動した後結成し、その頃に出演したテレビ番組がきっかけで人力舎から直接スカウトされて、スクールJCAに通わず所属している(しかし、この時は解散した別の芸人のバーターだった)。
その後地下芸人を経て現在に至る。
芸風は若者ウケするシュールなコント漫才メインだがかつてはコントメインだった。ちなみに、手間が掛かるので漫才に切り替えたが、今もたまにコントを披露する。また、両方とも大喜利が得意で、ガクは千原ジュニアの座王の通常回で、川北はフットンダ王決定戦で優勝している。
ネタ自体はちゃんとしているのだが、ランジャタイと並んでネタ以外の平場での奇行が目立つ(そのほとんどが川北によるもの)。
特に芸能人を利用したオリジナルグッズはかなりのインパクトがある割にはあまりウケない。
他の奇行としては単独ライブRTA(バグあり)やエロ動画サイトへの漫才動画投稿など。
2021年からM-1グランプリで3年連続決勝進出しており、最高順位は5位。人力舎でのファイナリストはアンタッチャブルの優勝から13大会・17年振りだった。
しかし、決勝進出しても中位止まりが続いており、2023年は審査員評が別れるなど調子が振るわない。
ちなみに、2021年の3回戦で川北がネタ中後ろに振り返った際セリフを飛ばしてしまったが、ガクが何とかその後のセリフを先行してその場を乗り切り準々決勝進出した。この出来事は舞台背景の色から「ネタ飛ばしの青」と呼ばれている。翌年の3回戦は戒めのために、敢えて川北が後ろを振り返る漫才を披露した。
メンバー
川北茂澄
(かわきた しげと)
ボケ・ネタ作り担当、立ち位置は向かって右。
慶應義塾大学卒業
ボサボサとした黒髪と髭面が特徴だったが、2023年夏からオールバック姿が多くなった(本人曰くハゲたから)。
ぷよぷよが得意で漫才とぷよぷよは連動すると謎の理論を唱えている。
剣道三段の実力者、ぷよぷよと剣道では一切ボケない。
父親がザイマックスの取締役。また、家族と仲が良く、初めてM-1決勝進出した時に母親が大変喜んでいた。
自分のことを他人に予想されるのが嫌だという。
よく他事務所のほんこんに喧嘩を売りに行っている。
バラエティ番組では、ママタルト大鶴肥満の小学生時代の写真がプリントされたTシャツをよく着ている。ちなみに、実際に購入できる。
2024年元日放送の笑神様は突然にSPで1台43万円もする謎の機械を2台も購入した。そして、それを1月2日に開催されたお笑いライブ「ダイヤモンドno寄席」で持参するなど、以降のライブでも度々紹介している。
また、同年2月5日の報道ステーションにて東京23区内で大雪警報が発令したニュースの中継に映り込んだ。
そして、同年3月27日深夜放送のオズワルドの冠ラジオ番組『ほら!ここがオズワルドさんち!』で自身が結婚することを発表した。ちなみに、この番組は今回が最終回であった。
ガク
ツッコミ・嘆き担当、立ち位置は向かって左。
本名は川俣岳(かわまた たける)、旧芸名はガクカワマタ。
青山学院大学卒業
芸人として食えるようになってから、40kg台だった体重は70kg台へと激太りしてしまった。
また、舞台衣装は水色のジャケット、緑色のジャケット、前述の体型変化で紫色のジャケットと変遷している。
染髪した金髪(かつては茶髪)のマッシュルームヘアーと眼鏡が特徴だったが、相席食堂の街ブラ-1グランプリ2023で角刈りにイメチェンした。その後、髪は徐々に伸びている。
超乳が性癖でマルコポロリ!やロンドンハーツで紹介された。また、ガクは成人向け漫画雑誌である快楽天の巻末コラムにライターとして参加している。
兄が着物を着用して、ライトノベル作家を目指している。しかし、ガク本人は反抗期を拗らせて、現在も家族仲が良くない。しかし、前述のロケを通して修復しようとしている。
かつては野田クリスタルに憧れていたが野田がマッチョになって熱が冷めたので、現在はモグライダー芝大輔に憧れている。
乃木坂46の古参ファンで、推しメンは深川麻衣と久保史緒里。久保との共演については、「久保さんの人生に僕という要素を入れたくないので会いたくない」とのことで消極的。その一方で、オズワルドに嫉妬して、彼らがMCを担当している『乃木坂スター誕生』を一切観ていないことをオズワルドから暴露されている(その際、川北の奇行が原因で共演は難しいとも言われた)。
妖怪が好きで、ゲゲゲの鬼太郎のファンでもある。過去に、鬼太郎茶屋でアルバイトしていたこともある。
学生時代はハンドボール部に所属していたが、運動音痴。趣味は散歩で、自宅から実家まで歩いたことがある(但し、帰省しなかった)。
ストレッチーズ高木貫太と同居していた。
結婚発表後のAマッソむらきゃみとホテルで添い寝したが、ギリギリで一線を越えなかった。
主なボケ
と言っても、ほとんど川北のみが披露している。
- 言うとしたら僕
川北が自己紹介するが、ガクの特徴を言っているというギャグ。
例
ガク「言うとしたら僕ー」(この時、川北は落胆する。)
川北「ここWi-Fi飛んでねえな」
川北「パンケーキ食べさせたい、パンケーキ食べさせたい」
あるいは、川北「段ボール食べたい、段ボール食べたい」
- 無限ひょっこりはん
ひょっこりはんの写真を曼荼羅のように合成
川北「気づくべきだった 気づくべきだった えーんえん」
髪の左右に江上敬子の顔写真が付いている。バリエーションとしてインフィニッチェ、無ッチェ、小ッチェ、2ッチェなどが存在。
顔が見えないことを利用して他人が逆ニッチェを装着して登場し、あとから川北が現れるというボケもある。
ちなみに、このボケを披露する時は毎回ニッチェの所属先マセキ芸能社に許可を得ている。
- ガッテンガッテン
元々は同じ事務所にいた先輩芸人だったエレファントジョンガッテン森枝のギャグ。後輩芸人の吉住も披露している。
- 偽ラッピー
- カミソリ勝ち
カミソリ負けの逆で、T字カミソリの替刃が川北の髭に付いている。
さんまのお笑い向上委員会で明石家さんまに気に入られた。
地下ライブでの戦友でもある大鶴肥満が頻繁に口にするギャグだが、川北もしれっと頻繁に使っている。
- すり替え
- 自己紹介ギャグ
川北が「煮てよし、焼いてよし、たかよし」あるいは「あれどう?これどう?二階堂」と自分の名前(繰り返すが川北茂澄)と関係ない名前をギャグに混ぜる。
- 予言食リポ
川北が「おいしかったです」と言う動画を事前に録画しておいて、料理を食べたあとにその動画を再生する。
余談
コンビ名は元々「川北コンビ」だったが、川北が好きな元AV女優の希崎ジェシカから「ジェシカ」を引用し、ガクが語感の良さからその上に「真空」を付けた。そのためか、地上波では由来が明かせられない可能性が高い。
両方ともスラッとした体型(ガクは近年肉付きが良くなった)が特徴でJINSのWeb広告でモデルにも起用されたが、実は身長は2人とも172cmとそこまで高くない。
宣材写真がイカつい。これは撮影当時の人力舎がゴタゴタしていたから精査する余裕がなかった。
前述の通り、M-1グランプリの決勝戦には現時点で3回決勝に進出しているが、うち2回は他のコンビと同点で終わっていた。
関連人物
アンタッチャブル
おぎやはぎ
東京03
事務所の先輩たち。
ママタルト
肥満とは大学時代からの付き合い。
ヤーレンズ
他事務所の先輩コンビ。本人たちとはあまり接点がないが、賞レースで先に決勝行ったら彼らの心を折りかけた模様。
同じような芸人。