- 戦闘メカザブングルに登場するウォーカーマシン(WM)。
- 2021年に解散したワタナベエンターテインメント所属の日本のお笑いコンビ及び解散後のピン芸人。→ザブングル加藤
本ページでは1について記述。
「成せば成る!ザブングルは男の子!」
戦闘メカ ザブングル
ザブングルは本作の前半主人公機。
ザブングルタイプは、惑星ゾラの支配階級であるイノセントが提供するウォーカーマシンの中でもかなり希少なタイプで、変形合体機能を持つ。
上半身となるスポーツカータイプのメカをブングル・スキッパー、下半身となるトレーラータイプのメカをブングル・ローバーに分離可能。
ジロンが乗るザブングルは、第2話でホーラの乗るプロメウススタイプの攻撃で左ウイングが欠けてしまい、第3話にでは背後からの奇襲によって腕のタイヤと背中のウイングを完全に破壊され。序盤にして変形合体できなくなってしまう。
もともと作業用重機である従来のウォーカーマシンとは異なり、純粋に戦闘用として開発された機体。
その外観からも分かる通り、より人間に近い動きを再現出来るようになっているのが最大の特徴であり、そこから発揮される機動性と格闘性能は従来のウォーカーマシンの比ではない。
また、精巧なマニピュレーターによって様々な手持ち武器を扱うことが可能となっている。
一方で無理に人間に近いデザインにした影響と先述の合体機構から、内部構造がかなり複雑になっており、ウォーカーマシンにあるまじき整備の難しさと居住性の悪さを持つ。
カーゴ一家に2機が供与された。その内、ジロンが搭乗する機体は、合体中に被弾した影響で先述の様に破損し変形機構が故障、分離不可能となってしまった。しかし性能自体に支障は無い。その後、ジロン機はグレタ・ガリー戦で大破し再起不能になり、ウォーカー・ギャリアを奪取して乗り換えている。
余談
作中に登場するウォーカーマシンの中でもかなり浮いたデザインだが、これは作品の世界観が確立する前の企画段階のデザインが使われている為だとされている。
そのため、後期主役機のウォーカー・ギャリアは作品の世界観に沿ったデザインとなっている。
ちなみに上記の台詞は、ジロンがザブングルにやたらめったら武装を載せて動かす際、流石に「積みすぎたか?」と機体の積載量超過を気にしながらも結局「根性でどうにかしろ」的に言い放った印象的な台詞。
翼のないザブングルは「α外伝」にしか登場せず、しかも一人乗りで性能が落ちる上にフル装備にもならない(原作ではこちらがフル装備になった)。イベントでのみジロンが乗るが、原作に反して翼のある分離できるザブングルがフル装備可能でジロンのデフォルトの機体になっている(翼なしの「ザブングル2」のデフォルトはラグだが、ザブングル系なら誰でも乗り換え可能)。いずれもギャリア登場後も残留する。
一方「Z」では原作終了後のためか隠し機体を手に入れなければ1機だけしか入手できない。一応2人乗れたが、「第2次Z 破界篇」では一人乗りでエルチ専用に大幅弱体化。流石にやりすぎたのか、「再世篇」ではファットマンがサブパイロットに追加されている。「Z」のときには両方翼があったのだが、なぜか演出で登場する2機目は翼が取れている。
立体物
本放送当時、クローバーからWM固定形態のスタンダードと変形合体可能なDXのダイキャスト玩具が、バンダイから1/144と1/100のプラモデルが発売されたが、プラモデルの方は大小共に非変形合体のWM固定形態であり、モデラーと商品の嗜好が変化していく様子が見て取れると同時に、その変化の影響で翌年クローバーは倒産してしまう。
2005年にはバンダイの超合金魂で1/144が発売され、独自解釈ながら完全変形合体と可動を両立させ、実に23年目にして理想の立体物が登場しただけでなく、おまけに発売中止になったら1/144ブラッカリィが同梱され、これまたファンを唸らせる内容となった。
2016年にはスーパーミニプラで差し替えながら変形合体する1/144ザブングルが発売され、その後バンダイのハイメタルシリーズでは完全変形合体にグレードアップされ、2022年末にはグッドスマイルカンパニーのモデロイドシリーズで1/100完全変形合体し、一つの到達点を迎えた。
2023年には長谷川製作所から1/72のWM固定形態モデルが発売され、固定形態ではあるが、変形しても無理のないプロポーションをしており、WM固定形態なので、可動範囲が広く取られている。