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概要編集

略称は「金爆」「ボンバー」「GB」など。

2004年に鬼龍院翔喜矢武豊を中心に結成。

バンドでありながらボーカル以外のメンバーは演奏しておらず、鬼龍院以外の3人は実質的には「パフォーマー」である。

音源はプロのミュージシャンが演奏しており、それ自体をネタにした歌詞すらある。楽曲は鬼龍院が原案を打ち込んだMIDI音源を、eversetのtatsuoが編曲するという形で主に製作されている。

鬼龍院だけにしか音楽性がないので音楽性の不一致で喧嘩することがない」と他のメンバーが公言しており、楽曲制作に関して他メンバーはほぼノータッチであり専ら彼らはMVやライブの活動が中心である。


ライブ中は、バンド演奏を(iPodなどで)流し、鬼龍院以外のメンバーはそれぞれの楽器の「エア演奏」をしている。また、踊ったりコントをしたり、その他様々なネタ・パフォーマンスを披露している。


自由な活動をしたいという意思からメジャーデビューはしていないものの、2012年~2015年にかけて4年連続で紅白歌合戦に出場しており、いずれも『女々しくて』を披露。

さすがにそれ以降は出演がなくなったが、2018年の大晦日から2019年の元日にかけて「ゴールデンボンバー初!カウントダウンワンマンライブ~紅白に出られないとわかった~」という自虐的なタイトルのライブを開催したほか、2019年11月には紅白歌合戦の出演者が告知されたタイミングで 『もう紅白に出してくれない』というタイトルのアルバム発売を告知するなど、たびたびネタにしている。


その人気ぶりにEXILETRIBEの総合エンタテインメントプロジェクトとして企画・制作のHiGH&LOWに出演する(詳しくはこちらの項目を参照。ただし出演したのは2015~2016、また喜矢武豊、樽酒美研二はEND OF SKYでカメオ出演した)。


喜矢武と樽美酒は『SASUKE』に出場しており、樽美酒は 第36回で3rdステージまで進出している。


2019年に天皇譲位と改元が発表されたことで、「新元号の歌を最速で製作・発表しよう」と音源・MVを製作。4月1日に新元号が「令和」と発表され、「令和」の入る部分だけを穴埋めする形で完成させ、新元号発表からわずか1時間ほどで新曲『令和』を発表した。

YouTubeで公開した際には急上昇1位を獲得。なお、レコーディングとMV撮影の様子はLINE LIVEで配信された。


その他、地上波で発表した新曲をいきなり無料配信する、過去にイベントで配布されていた限定楽曲を動画サイトの公式ページで完全公開するなど、革新的な配信サービスを行なっている。


特徴編集

ゴールデンボンバーの持ち味はヴィジュアル系にあるまじき洗練されたギャグである。

耳に残る印象的なメロディや鬼龍院翔の美声で歌われるのは非常に俗っぽい内容の歌詞であったり、曲名自体が出オチであったりと視聴者を笑いに誘う仕掛けが満載となっている。

ただし、曲やパフォーマンスの内容はギャグに留まらず、心の芯に響く感動的な部分も多々あるため、視聴者を笑ったらいいのか泣いたらいいのか分からなくさせる事もしばしば。それも金爆の魅力であるが。


音楽ビジネスの異端児編集

また、これだけ自身の利益を無視したまさに「お客様目線での音楽活動」が可能なのは、彼らのCDが全てインディーズ制作であるため。

本来レコード会社が所持する印税の大本である原盤権をアーティスト本人が所持しているので、ヒット曲が一つ出るだけでもレコード会社契約のミリオンヒットを大きく上回る数千万~数億の印税が入るというわけである。似たような例としてTHE 虎舞竜の「ロード」がこれに当てはまる。


また楽曲の著作権をJASRACが所持していない非常に珍しい歌手(エイベックス起業の「NexTone」が所持)でもあり、著作権の利用についてもかなりゆるい水準となっている。


メンバー編集

パートが全てローマ字表記になっているのは公式。

これはボーカルの鬼龍院翔が英語を苦手としているため。(「今夜はトゥナイト」等)


死 ん だ 妻 に 似 て い る 

1984年6月20日生まれ、B型、東京都台東区出身。

リーダーを務め、全楽曲の作詞・作曲を手掛けている。

"エアーバンド"と呼ばれているが、彼は一通りの楽器が演奏できる。

あとライブで唯一、まともに自分のパートをこなしている人物。

猫背ですきっ歯だということを自らネタにしている。

中学時代からのMALICE MIZERファンで、GACKTを尊敬している。

2021年9月に一般女性と結婚したが.....


美味いギタリスト

1985年3月15日生まれ、B型、東京都出身。

結成メンバーで、鬼龍院とは高校時代に知り合う(ただし別の高校に通っていた)。

ライブではギターを弾くよりも、踊ったりコーラスに徹することが多い。

しかし全く弾けないわけではなく、一部の曲で本当にギターソロを披露することもある(メンバー曰く「高校の学園祭レベル」とのこと)。

手先が器用で、よくライブの小道具を作っており、過去には段ボールサックスピアノを作ったことがある。

一発変換で出てくるせいか、喜矢武の"矢"を"屋"と間違えないように注意しよう(実際HiGH&LOWの公式にさえ間違えられたことある)

俳優としても活動しており、よく色んなドラマにちょい役として出ている。


うたんじょうび+ろぐ

1985年8月30日生まれ、O型、千葉県出身。

大学時代に鬼龍院と喜矢武のライブを見て加入を志願した。

ヘッドバンギングを得意とし、クオリティーが高く、しなやかさに定評がある。

しかし、ヘッドバンギングのしすぎでドクターストップがかかったこともあった。

2016年に一般女性と結婚し、2019年に長女 、2021年に次男もうける。

元々ゴールデンボンバーのファンで、まだメンバーと面識がないときにファンメールを送ったこともある。

ベースを弾く必要がないので、ギミックで持つベースには弦が2本しか張られていない(弾けないわけではない)。

ヴィジュアル系には詳しく、自らを「バンギャ」と称す。

最年少だがツッコミ係でもある。


ダルケンさんメイク後
ナルシス研二すっぴん

1980年11月28日生まれ、A型、福岡県出身。

2009年4月10日加入。バンド内では最年長。

白塗りに歌舞伎役者のようなメイクをしていて、メンバー内でも奇抜で目立つ。

加入のためのオーディションで、「街中で上半身裸になれますか」と聞かれ「自信があります」と答えた。

あんまり頭が良くなく台本が読めないと発言しておりやっていることが小学生並。

また喋り方が訛りを入っていることで演技系は苦手で事務所にそう仕事は断っていたと明かされる。

ライブでは曲を流すためのiPodの操作、いわゆる「PAさん」の役割を果たしている。

ギタリストであるはずの喜矢武よりもギターが上手い

すっぴんはメンバー内で最もイケメンだという噂。


元メンバー編集

  • Doramu(ドラム) 天空城 団吉(テンクウジョウ ダンキチ)

これが本家だから困る

(左から2番目)

1984年8月13日生まれ。

2007年3月後半サポートとして加入し、2007年8月30日脱退。

2007年11月後半に再加入するが、2009年4月5日に再び脱退。

黒髪短髪にテニスウェアというヴィジュアル系らしからぬ格好をしている。

樽美酒と同じく白塗りだが、前述の歌舞伎役者のようなメイクではなく、白塗りに黒い線を書いている。


  • Doramus(ドラムス) 血祭鉄兵(チマツリ テッペイ)

1974年生まれ、長崎県出身。

2005年12月加入。脱退した年は2007年で、喜矢武の誕生日と同じ3月15日に脱退した。

現在は「YOUNG JAPAN」というサブカルミニコミ誌を不定期に発行している。


  • Doramu(ドラム)兼スタッフ 鶏和酢 里紅(トリアエズ リク)

ドラムがいない間はサポートドラムをやっており、天空城が再加入した後は万能スタッフとして裏方をやっていた。本名は古谷陸。

2007年9月に加入し11月に脱退、その後に裏方をやったということである。

古谷三敏の孫で脱退後、各地で修業し現在は祖父の経営していたバーを継ぎ、バーテンダー兼店主。


来歴編集

黎明期

2004年に鬼龍院喜矢武がベース、キーボード、ドラムを担当していた高校時代の友人たちと共に後のゴールデンボンバーの前身となるバンド「ニャーん」を結成する。ニャーんはTEENS' MUSIC FESTIVALに出演し、奨励賞を受賞したが、それ以降活動することはなかった。


2004年末に、鬼龍院と喜矢武を中心に3名でパンクバンド「ゴールデンボンバー」を結成する。

バンド名の由来は、考えていた時に喜矢武がテーブル上にあった缶コーヒー「ゴールドラッシュ」から着想を得たもので、これが鬼龍院のツボに入り決定する。結成当初は楽器を演奏していた


2005年2月に初めてライブを開催するものの、鬼龍院とベースを担当したメンバーとの間で音楽の好みから溝が生じ、4月に解散する。喜矢武の説得により、2005年の初夏に鬼龍院と喜矢武の二名で再始動し、同年のクリスマスイヴに二人の知り合いの主催するライブに参加する。この時鬼龍院の知り合いであった血祭鉄兵もショルダーキーボードで出演し、それ以降キーボード、ドラムを担当するようになる。

この頃パフォーマンスは主に鬼龍院と血祭が担当し、喜矢武による演奏の下手さが目立ったことが後のエアーバンドというスタイルに繋がる。


2005年にライブハウスでtatsuoと出会ったことを切っ掛けに、彼の紹介でユークリッド・エージェンシーに所属する。2006年の10月までは2か月に一度かそれ以下の頻度で知り合いのライブにおいてのみ活動していた。喜矢武は後にインタビューで同時期に鬼龍院に可能性を見出したヴィジュアル系への転向を持ちかけていたものの、鬼龍院が断っていたことを回想している。

その後鬼龍院が掛け持ちでヴィジュアル系バンドで活動したいと考えていることを喜矢武に話したところ、喜矢武が鬼龍院の予想に反して自身の参加を主張し、ゴールデンボンバーはヴィジュアル系のバンドへと変容する。


喜矢武の提案で2006年11月22日に目黒鹿鳴館のライブイベントに出演し、そこでインディーズヴィジュアル系バンドであるVagu*Projectのパフォーマンスに衝撃を受けた二人は、ヴィジュアル系の世界で活動を決める。これ以降演奏の当て振りや演奏前の前フリという、後のパフォーマンスの基礎となる部分が確立する。それ以降ライブの回数を増やし、多い時は月に9本のライブをこなす。


後に鬼龍院は、この頃は客席を巻き込んだパフォーマンスを行っていたことや、雑誌に掲載されていたつんく♂のインタビューを参照して友人をライブに呼ばなかったことを述懐している。



確立期

2008年3月、ユークリッドエージェンシーと契約を交わす。


その独特のキャラクターを活用し、同年5月から9月に掛けて5ヶ月連続で「抱きしめてシュヴァルツ」「元カレ殺ス」「トラウマキャバ嬢」などのシングルリリースを行う。この時知名度の向上を目指した手法を展開し、ライブ会場限定でCDを一枚500円での販売、ワンマンライブの開催などを行う。この結果事務所側で宣伝に力を入れることが決まり、全国ツアーの開催が決定する。


2008年から動画サイトのSC24で連続ドラマ方式の販売告知を配信する。動画配信は若い世代を中心に楽しさを求める傾向の強いYouTubeやニコニコ動画などの動画サイトで人気を博す。


2009年にシングル「女々しくて」をリリースする。当時鬼龍院はリリースについては関与せず、事務所側が決める方針であったため、選曲と販売戦略は事務所が担っていた。

その時点でオリコンランキング77位は獲得していたものの、当時ゴールデンボンバーの認知度自体が低くCDの売り上げも振るわなかった。


2011年9月2日にテレビ朝日「ミュージックステーション」にて初の地上波生出演を果たす。2012年からゴールデンボンバーを担当することとなった石森洋は、認知度の上昇を目指しテレビ番組への出演やメディアリリースを通して世間に訴える戦略を立て、結果「女々しくて」がレコチョクのデイリーランキングやカラオケランキングで首位を獲得する。

同年の大晦日には当初の目標であった第63回NHK紅白歌合戦に出演を果たす。それ以降4年連続「女々しくて」で出場し、夏川りみ「涙そうそう」に並び紅白史上最高記録タイとなる。

また新規層の獲得を目的に、11校の学園祭でのパフォーマンスを実施する。また2012年10月20日から2013年3月28日に掛けて、初の冠番組となる『金爆一家』(フジテレビ)が放送される。


また石森の発案により2014年1月にリリースの「101回目の呪い」まではCDの販売数獲得のため、同じ曲のCDを複数のパターンで販売、あるいはイベントへの参加特典を付属している。しかしいわゆる得点商法に疑問を持った鬼龍院により、同年8月リリースの「ローラの傷だらけ」ではバリエーションや特典などを廃し、シンプルなジャケットで販売した。その後メンバーの要素がないとの意見もあり、2015年リリースの「死 ん だ 妻 に 似 て い る」では各メンバーが歌唱したCDを体臭付きカードの付属として販売するという取り組みを行った。

2014年12月から2015年3月にかけて『ゴールデン名曲劇場~木曜に金爆~』が放映される。


シングル編集

1st 2008年5月1日 「抱きしめてシュヴァルツ/童貞が!」

2nd 2008年6月1日 「咲いて咲いて切り裂いて/まさし」

3rd 2008年7月1日 「ごめんね、愛してる/亀パワー」

4th 2008年8月1日 「トラウマキャバ嬢/元カレ殺ス

5th 2008年9月1日 「ホテルラブ/いつもと同じ夜」

N/A 2009年6月17日 「Blow Wind/タイムマシンが欲しいよ」

6th 2009年10月21日 「女々しくて

7th 2009年11月25日 「もうバンドマンに恋なんてしない」

8th 2010年10月6日 「また君に番号を聞けなかった

9th 2011年6月1日 「僕クエスト

10th 2011年8月24日 「女々しくて/眠たくて」

11th 2011年11月23日 「酔わせてモヒート

12th 2012年11月4日 「DT捨テル/レッツゴーED

13th 2013年1月1日 「DanceMyGeneration

14th 2014年1月1日 「101回目の呪い 」

15th 2014年8月20日 「ローラの傷だらけ

16th 2015年5月29日 「死 ん だ 妻 に 似 て い る

17th 2016年4月27日 「水商売をやめてくれないか」

18th 2016年11月9日 「おどるポンポコリン」

19th 2017年4月5日 「#CDが売れないこんな世の中じゃ」

20th 2017年11月8日 「やんややんやNight 〜踊ろよ※※〜」

21st 2018年9月1日 「タツオ…嫁を俺にくれ」

22nd 2019年2月20日 「ガガガガガガガ

23rd 2019年4月17日 「令和


アルバム編集

オリジナルアルバム

1st 2012年1月4日 「ゴールデン・アルバムルアルバム」

2nd 2015年6月17日 「ノーミュージック・ノーウエポン」

3rd 2018年1月31日 「キラーチューンしかねえよ」


ベストアルバム

1st 2010年1月6日 「ゴールデンベスト 〜Pressure〜」

2nd (同上)! 「ゴールデンベスト 〜Brassiere〜」

3rd 2010年7月21日 「ゴールデン・アワー 〜上半期ベスト2010〜」

4th 2011年1月6日 「ゴールデン・アワー 〜下半期ベスト2010〜」

5th 2013年4月24日 「ザ・パスト・マスターズ Vol.1」

N/A 2017年6月29日 「ゴールデンボンバー ベストアルバムスタンプ」


その他アルバム

1st 2006年12月24日 「音楽が僕らを駄目にする」

2nd 2007年12月24日 「The Golden J-POPS」

3rd (同上) 「恋愛宗教論」

4th 2009年1月1日 「イミテイション・ゴールド〜金爆の名曲二番搾り〜」

5th 2009年7月29日 「剃り残した夏」

6th 2016年12月21日 「フェスベスト」


楽曲編集

女々しくて 金爆の代表曲ともいえる曲。この曲で四年連続紅白に出場している。

僕クエスト(アニメ『遊戯王ZEXAL』エンディング曲)

元カレ殺ス

DT捨テル(アニメ『イクシオンサーガDT』主題歌:イクシオンサーガDTとのコラボレーションユニット「ゴールデン・イクシオン・ボンバーDT」名義/楽曲自体は「元カレ殺ス」の替え歌)

レッツゴーED(アニメ『イクシオンサーガDT』エンディング曲:「DT捨テル」同様「ゴールデン・イクシオン・ボンバーDT」名義/原曲は「レッツゴーKY」)

今夜はトゥナイト ※YouTubeへの外部リンク

おどるポンポコリン

Life is SHOW TIME(『仮面ライダーウィザード』主題歌。『鬼龍院翔 from ゴールデンボンバー』名義)

ガガガガガガガ(NHKドラマ10『トクサツガガガ』主題歌)

令和

DanceMyGeneration


関連イラスト編集

きんばく金卵風の金爆

オールスター誘惑の白きちまっこいさん


関連タグ編集

金爆 ヴィジュアル系 V系 エアバンド

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