概要
日本の伝統芸能である「狂言」を芸風に取り入れ、現代的主題を演じる和風の二人組。衣装は紋付袴に小鼓、扇を携える。漫才の源流とされる三百年前の萬歳(特に三河萬歳)を踏まえている。所作や発声はそなたの放送を見て独学で学んだもので、流派のない「我流」としている。(つまり明治初期の天社神道禁止令以前に非陰陽師の大道芸人が陰陽師の萬歳を模倣して行っていた所謂「江戸万歳」に当たるものである。)
旧芸名は南條と三島から取ってみなみのしまだった。
二〇一九年の漫才日本一決定戦で決勝進出し、八位に終わったもののお笑い第七世代と時を同じくして大当たりしたが、芸歴や年齢的に数年程度年長であるため、世代別区分としては狭間の世代に当たるお笑い第六.五世代に括られる。しかし本人達によるとお笑い発祥前世代であり、同期は観阿弥との事。
吉本興業が運営する『大宮楽雲吉本劇場』の主軸芸人『大宮七組衆』の一角。
演者
- 三島達矢(みしま たつや)
太夫・演目作り担当。立ち位置は向かって右。既婚者で娘が一人いる。
一九八二年十月二日生まれ、大阪府大阪市出身。すゑひろがりずを結成する前は「露西亜艦隊」という二人組で活動していた。
女性を喜ばせる為に壁を舐めた事がある。
この逸話を地上波進出して即刻英国靴心で暴露された事ですっかり助平が定着。
毎回様々な卑猥な言い回しを求められており、鮮やかな対応をするものの本人は助平の位置を好ましく思っていない上、雨噺の『運動神経悪い芸人』『舞いとうない芸人』『臆病者王』で大立ち回りを演じてしまい、すっかり道化が定着した。だが、千原倅の座王では二〇二三年新春特番から助平の位置を貫き、とうとうある回では胸当てに「変態侍」と書かれるようになった。
漫才や局番で三島が着用している空色の着物は実は奥様の手作り。
そなたの放送では操作機を握る事が多い。機械に弱く、反射神経翁の為急なちょぼ選びには滅法弱い。
- 南條庄助(なんじょう しょうすけ)
才蔵・鼓担当。立ち位置は向かって左。既婚者で双子の娘の父。
一九八二年六月三日生まれ、大阪府堺市出身、大阪外国語大学(現:大阪大学外国語学部)卒業。本名及び旧名、南條庄祐(読み同じ)。
個人では二〇二〇年の独演者日本一決定戦でも決勝進出をし、三位になった。
ふくよかな女性が好み。特技は大学時代に学んだ印度尼西亜語。特番となった「すゑひろがりずの万国一周双六」にて印度尼西亜語の日常会話からの問を出された際には見事に正解し、会話全てを鮮やかに翻訳した。
運動神経悪い芸人の相方とは違い大学まで熱心に野球に取り組んでおり、横浜一番星の始球式では見事な無着地寿を決めた。
局番では基本的に大向こう。普通に電子遊戯を観ることを楽しんでおり、鼓を打たぬかお主!とつっこまれたり、三島の壁舐め経歴を漏らす。
芸風
着物姿で日常や映画作品での一幕を狂言風に変換し、三島の戯れに対し南條が鼓を打ち強力な一言で訂正するのが主な流れ。締めの一言は「これにてお開き!」
この芸風は元々みなみのしま時代に鳴かず飛ばずで解散寸前に追い込まれた時期に生み出し挑戦した芸であった。この芸風を主流にしたのは先輩芸人の牛乳少年駒場孝である。
あくまでも狂言風であり本格的な○○流に所属していた事は無かったが、二〇二〇年から同事務所所属の狂言師野村太一郎に師事している。
すゑひろがりず局番
局番を開設しており、登録者数は三十万人。金・土・日の週末に更新され、不定期で生配信を行う。
当初は単発、もしくはニ〜三回の数回で完結する動画が多かったが、流行り病の乱からじわじわと人気が出始め、当初はよもぎの調合や特別部品の使い方も知らなかったが、めきめきと腕を上げ最終的に無礼な田舎侍が鬼腕や平殿を退け街から脱出。終幕は大人の事情で見せる事は出来なかったが、動画内の要素だけで作った漫才を披露し完結。
爆発的流行となったのが集え!!けもの共の藪。当初は幕府を開く為に家臣(なんぜう)が上様(三島)にひたすら金を貢ぐ状態が続いたが、三島の開花と奥様の力添えもありぐんぐん島が発展していき、島創造者になり第一部が完結。不定期ながら開拓や島民と触れ合う第二部が続いている。
遊戯をしている三島だけでは無く、黒子(編集者の愛称)も道中で腕を上げ流行り病の乱などの流血や内臓描写は物語中盤あたりから編集で削除やうまく小画面を使い隠すなどの技を身につけ慄く要素を残しつつも、安心して閲覧できる内容になっている。更に話を聞かない、資料を読まない二人に代わり物語の説明なども担当。
もちろん電子遊戯だけでなく、狂言西洋相撲と言った一発芸、横文字禁止で料理をするがりず厨房や和風変換を答えるがりず検定などのお笑い芸も定期的に配信される。
基本的に来賓企画はしないが和泉流能楽師狂言型の野村太一郎氏が来賓で登場しすゑひろがりずを感動させ、能と狂言の違いとは何か、さらには動きや言い回しを指導して頂いた。
ちなみに初の来賓は偶然通りかかった都市中心部の番組で有名な藤原副社長。
編集担当の黒子は要句斗殿、だいや殿、川出殿の三人体制となっており、四人遊戯が可能な作品ではひとりの競技者として参加する事もあり、顔出しもしている(黒子の装いはしているが)
局番で行われた主な電子遊戯
初の電子遊戯実況作。全三回。
二度の試合を実況したが終始三島が優勢であり連勝。互いに後ろから滑り込み奪取を繰り返すなど黄札が舞う激しい試合となった。
単発動画。
題名の主である遠呂智と死会う事は無かった。
全三十八回。
当初は四分で終わる事もあったが三話から十分動画となり局番の知名度を広げた作品。
序盤は非常に緩やかな進行であり目安箱ではこのままでは四百話かかると書かれた。
しかと許可を得て実況した作品でありながらおもろうない!と暴言を吐いた事も。
田舎侍、赤諸手流の白眼、踏み付け将軍様と愉快な言い回しにより、恐ろしい作品が愉快な世界観へと変貌している。
田舎侍編は終わったものの姫君編は終わっておらず、南條が操作板を握り三島が鼓を持つ回をやりたいと生放送で語り、後日見事南條が結びまで駆け抜けた。
第一部全五十回、第二部不定期更新中。
爆発的人気となった局番の主力。狸に化かされ島流しに遭わされた先で幕府を開く物語。
人気けものの引き抜きもしかと行っておるが、頭に焼印を押され、髪を毟り取られ、筋肉を奪われた悪夢を今も見る緑鴨の出番が非常に多い。
局番の爆発的流行となったこの作品に対して三島は「誰もやらなくなってもやりたい。」「み島(三島の島)に散骨して欲しい」と語っている。
大型追加要素の追加で更新頻度が増えた。
全三十三話(さらに総集編一話、最終話は生配信版と編集版の二種の為三十五動画)
現実の世の中に流行り病が蔓延している為、全編完全遠隔収録となり、最終話は生配信となった。
前作では踏み付け将軍様すら血も涙も無く虐殺した三島が仏門に入ったため極力殺生は行われない。
前作同様に京の都を舞台とし京女が昆布巻き平殿や若白髪悪代官の妨害に遭いながらも巾着奉行と玉葱大好き越後屋らと共に脱出を目指す。
どんどん扱いが悪くなるヒモ巾着や念願のRikyu・Senとの絡みは必見。
全二十八話(一話総集編の為二十九動画)
今作では黒子がかなめくと殿ではなく、だいや殿に変更された影響で処理が減らされており非常に風流な仕上がりとなっている。
終盤まで顔が出る事の無かった井伊さんが行方不明となった妻の御ミア殿を探す物語。
今回は完全主観であり、火縄をなかなか使えず、ひたすら刃物を振り回すと言う泥臭い戦が展開され、白眼ではなく岩海苔との戦い、凄くしつこい耕しや蟲使い大奥との新鮮な戦いが繰り広げられた。
最終話は流行り病再びと同じく生配信。
現在は白眼村を実況中。
全二十一話
再び田舎侍が立つ。時系列的には流行り病の乱より後ながら、発売順は流行り病の乱より先の為、独自の操作に戸惑いつつ、特に急なちょぼ選びは反射神経翁の三島を大きく苦しめた。
序盤はいつも通りの編集動画投稿だったものの、過去作の経験から難易度が下から2番目の容易しで挑戦したものの、完璧に詰んだ為三島が進んだ所まで黒子が難易度初心者で進めてそこから襷を受け取り再開する前代未聞の挑戦となった。
そしてあまりに進まない姿を見たい。という視聴者の要望に応え後半は生放送で配信され、視聴者と大きく盛りあがりながら、無事に大統領の娘を救助した。
全四話(本来は三話だが延長戦が追加された)
局番総動員の四人遊戯であり、四人対戦と四人協力競争となっている。
三島のやり込みが凄まじく剥け南国果実で甲羅を弾くなどの妙技を披露するなど無双。反面南條が冴えず総合最下位に。
後半戦は四人(だいや、南條、川出、三島)で連続一位を狙う。二度目の挑戦では安定感のある三島、だいやが首位を取り、突如開花した川出も首位。最終走者の南條が首位を取れば完全記録となったが、だまらっしゃ町で三位に変わる。だが結果として総合首位を取るが、ひとり首位を取れなかった南條の泣きの一回をやるもまたしても南條が首位を取れず、再延長。
...が結局完全記録は出せず、南條の「終わりじゃ!」での一言で終了した。
全二話
完全遠隔撮影。
原点回帰、横文字を使わず狂言風に電子遊戯を楽しむ企画。
狂言風の動きに集中しており瞬殺されては「いつのまに終わった?」を繰り返す。
最終結果は三島が電子頭脳に倍の点差を付けられる惨敗に終わり、三島の「去ね!去ね!」で終了
激安の遊戯を購入し問題点を批判する企画をしていたが、その中で見つけた隠れた名作。
- 更新中の作品
関連誘導
えみりゐ すちゅあゝと:萬代七六五の遊戯偶像大師 百萬人公演の大和撫子。日本人なら横文字を使ってはならぬとの発想から外来語や片仮名など全て日本語に置き換える変わった感性の持ち主。ちなみに英国人