概要
1975年8月3日生まれ。岐阜県岐阜市出身。
身長183cm。血液型はO型。
1993年、第6回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」準グランプリ。
長身と恵まれた多くの作品で主演を務める一流俳優の一人。デビュー当初は「阿部純大」を名乗っていた。しかしデビュー後、事務所好みのイメージ戦略を強要され始め、自分の意思とは関係ない方向に自身が飾られていくことにストレスを感じ始める。そして社長を殴って事務所から退所し、一度は芸能界を事実上引退する。その後、2年のブランクを経て新たな芸能事務所「A-Team」との縁を掴み、本名で役者として再起し、大成した。
幼い頃は病弱で、小学校には通算してようやく三年通えた程度、ろくに学校のイベントや行事に出られないうえ入院生活も長く、同部屋の友達が病で没していくという辛い生活を送っていた。身体障害者手帳を持っていた程で、常にこの頃は親子共々に死を意識する程の重病であった。しかし扁桃腺を摘出することで病を克服し、手帳も返却。以降は概ね普通の生活を手に入れ、高校進学時はラグビー部に入れるまでになり、成人後はガテン系のバイトもしたことがあるという。
海猿シリーズには足掛け10年間の渡り出演し、自身の代表作となった。以降は悪の教典でのサイコな悪役も経験したことで、イメージに囚われない活躍を見せるようになっていく。
2020年、大河ドラマ『麒麟がくる』にて、斎藤義龍役で出演。さらに、『仮面ライダーゼロワン』及び『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』にて、エス/仮面ライダーエデン役で出演した。
私生活では、2014年に8歳年下の元会社員の一般女性と結婚。結婚式は当初身内のみで地元・岐阜県での神前結婚のみを予定していたが、奥様の「ウエディングドレスを着たい」という要望を受け、ハネムーン先のスペインでも披露宴を行った。2015年に第1子となる長男が誕生、2019年には第2子となる長女が誕生し、現在は2児のパパである。
2022年3月27日に所属事務所を円満退社し、尊敬する俳優・津川雅彦氏がかつて所属していた事務所「グランパパプロダクション」に移籍。その後、2024年7月1日に退所を発表、フリーで活動し海外進出も視野に入れることを明かした。
趣味
あまりそういったイメージはないが、実はサブカルチャー関連に造詣が深い。先の劇場版で出演した縁で『TAMASHII NATION 2020』のオープニングセレモニーに登壇した際は、プレバンの会員であることを暴露し、仮面ライダーになるのが夢だったことを明かした。
特にライダーシリーズでは『仮面ライダー(新)』に思い入れがあり、S.H.Figuartsシリーズを集めている(001とサウザーを購入済み)というガチ勢でもある。それ以外の作品では『ドラゴンボール』グッズなども熱心に集めているという。
また、過去にもテレビ等で『スター・ウォーズ』や『聖闘士星矢』のフィギュアにまつわるエピソードを語ったことがある。
『仮面ライダーゼロワン』への拘り
『仮面ライダーゼロワン』及び『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』にて、エス/仮面ライダーエデン役で出演したが、これは逆オファーによるものであり、当時5歳だったご子息とTV本編を視聴して仮面ライダー熱が再燃するほどハマったのだという(参考)。
加えて、この役に対する愛情も並々ならぬものがあり、『全仮面ライダー大投票』で語った所によると仮面ライダーエデンは自分だけのものにして欲しい、「変身者の性質が違うのならば形態が違うはずだ」という提案から仮面ライダールシファーというキャラクターが生み出されたという。
『仮面ライダーバトル ガンバライジング ズバットバットウ3弾』でも当時の現行ライダーに混じってシステムボイスを担当、当然、参戦しているエデンもオリキャスである。
このシステムボイスは演じた役柄に合わせた大掛かりな言い回しであるものの、主なプレイヤー層が児童層である為か、所々優しげなものになっている。
『全仮面ライダー大投票』ではオタクっぷりに磨きが掛かっており、ゼロワンがプリントされたTシャツを着用し、ジャケットのポケットにはカンガルーよろしくヘルライジングホッパーのS.H.Figuartsが入れられていた。スタジオに持参したエデンドライバーの素体はなんと中国限定のLIMITED_RED版のDXゼロワンドライバーであり、それほどまでにゼロワンに出演したことを誇りに思っている事が窺える。
おまけに主演の高橋文哉が使っていた『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』の台本(本人のサイン入り)をプレゼントされていたことまで明かしている。
そんな経緯もあってか、ファンからは松岡充(大道克己役)、貴水博之(檀正宗役)と並んで演じたライダーに並々ならぬ愛情を持つ大物芸能人として認知されている。
交友関係
同じジュノンボーイ出身の袴田吉彦、加藤晴彦と仲が良く、プライベートでも親交がある。加藤とは中日ドラゴンズのファンという共通点から仕事を共にすることがあったという。
他にも、山下智久や仲村トオル等作品内で共演した俳優とも親交があり、再共演の機会も多い。
現岐阜県知事の古田肇氏とは古田と自身の父が中学校時代の同級生という間柄で、かつ古田の甥が自身の小学校の同級生という繋がりがある。