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「諦めず、最後までこの国を見捨てずにやろう」


演 - 長谷川博己


概要

本作の主人公。39歳。作中の日本与党である「保守第一党」所属の衆議院議員大河内清次内閣の内閣官房副長官(政務担当)を務める。

三代続く政治家一族の生まれで、父の死を機に、大手商社勤務のサラリーマンから政治家へ転向した。世襲議員であることの強みを生かし、30代半ばで現在の要職に就いた政界の傑物


インターネット上に投稿された動画から閣僚会議にて巨大不明生物の存在を提唱したことによって、巨大不明生物特設災害対策本部事務局長に就任し、事態解決のために奔走することになる。

首相官邸機能の立川への移管後は、里見祐介臨時内閣の内閣府特命担当大臣(巨大不明生物防災担当)及び巨大不明生物統合対策本部副本部長に就任した。


人物像

親たちが築いてきたコネを最大限に利用するなど高い野心の持ち主だが、目上の議員の顔色を窺ったり彼らに媚びる態度をとったりすることは決してなく、表立って権力欲を見せることはない。そのため、同僚から「世渡り下手」と酷評されている。矢口自身は政治家の仕事を「政界は敵か味方しかいないシンプルな世界で性に合っている」と評し、厳しい世界に身を置くことを楽しんでいる節も見受けられる。


たとえ相手の反感を買おうとも自分の意見をハッキリと言うなど向う見ずな一面もあるが、それは「国をより良くしたい」という彼なりの信念の表れである。また、曲者揃いの巨災対を纏め上げ、ゴジラとの最終決戦における作戦の陣頭指揮を自ら執るなど、若いながらも非常に優れたリーダーシップの持ち主でもある。


一方で、ゴジラの暴走によって東京に甚大な被害が生じ、主要閣僚の多くが死亡してしまった際には取り乱して声を荒げるなど、若者故の未熟な部分も見られた。


備考

本編中では明確にされていないが、選挙区は山口3区(庵野監督の故郷宇部市を含む選挙区)という設定がある。

皮肉にも、この設定と、

  • 矢口蘭堂は安倍晋三氏と同じく山口県が地元。
    • ただし、山口3区は山口県内でも安倍晋三氏が一度も出馬した事が無い選挙区。
  • 一方で、菅直人氏は庵野監督と同じ宇部市の出身(父親の勤務先が宇部市に工場が有るセントラル硝子株式会社)で、山口3区は菅直人氏の出身地を含む選挙区でもある。

などの事のせいで(おそらくは監督・制作陣には意図しなかった所で)「矢口蘭堂のモデルは安倍晋三氏」「矢口蘭堂のモデルは菅直人氏」「矢口蘭堂は安倍晋三氏と菅直人氏という水と油な2人の政治家を混ぜ合せたキャラ」という3つの極めて政治的な解釈が可能になってしまっている。


鉄オタの模型鉄。執務室には0系新幹線とD51形蒸気機関車の模型が飾られており、模型鉄は線路のレイアウトやシミュレーションへの知識が深いことから、ヤシオリ作戦の列車爆弾等のアイデアは矢口の発案である可能性が高い。

また模型一辺倒というわけではなく、ハンコ置きは鉄道スタンプラリーの景品を使っているため押し鉄としての一面もある。

劇中の台詞「戦後は続くよどこまでも」も、童謡「線路は続くよどこまでも」のもじりである。


なお、SNS上などでは、前述の通り世襲政治家にもかかわらず、世襲政治家によくある「選挙の際に書き易い名前」(一郎,太郎など)では無い事をネタにされる事が有る。


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