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里見祐介

さとみゆうすけ

里見祐介とは映画「シン・ゴジラ」の登場人物。
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人物

演:平泉成

大河内内閣で農水相を務める、老齢の政治家。

内閣、そして日本全土がゴジラ出現で大パニックに陥る中、内閣首脳閣僚の中で唯一海外(劇中のテロップでは豪州)に外遊に出かけており、ゴジラ初上陸から、初の本格的迎撃戦『タバ作戦』までのゴジラ対策会議はすべて欠席していた。


以下、ネタバレを含みますので閲覧注意



















しかし、タバ作戦失敗後、首都圏へと進撃したゴジラの思わぬ新能力を前に大河内総理を含めた大河内内閣の大部分の閣僚が失われるという未曾有の事態が起きてしまう。

その後、立川の広域防災基地へ撤退した日本政府機関とようやく合流した後、生き残った閣僚の中で最高権威者であったためか、首相臨時代理に急遽指名される。
泉修一を「泉ちゃん」と呼んだり、どこに判をついたらいいか尋ねるなど、どこか親しみやすく抜けた所もある爺さん。
その他、「派閥の年功序列と首班指名の功労賞で大臣になれた人」「生き残った現職大臣や幹事長から押し付けられたらしい」などと評されている。
要は、政治家としての期待は全くされておらず、単に政治的空白を埋めるための中継ぎ役程度にしか扱われていなかった。
本人もレクの際に昼食のラーメンが伸びたことをぼやくなど、「貧乏クジを引かされてイヤイヤ首相代行をやっている」ことが周囲にも視聴者にも見え見えな人物であった。

それでも、避難する都民が生活を捨てなければならないことに思いを馳せる台詞をぽろっと漏らしたりと、内面は十分に人情味がある人物である。
むしろそういう人物だからこそ、貧乏クジだと解っていても臨時総理になることを断れなかったのかもしれない。

臨時総理になった里見は、赤坂に対し、日本政府が国連の多国籍軍の下で動くことに関して、総理に全権委任する特別立法を指示。
多国籍軍がゴジラへの核攻撃を決定済みのため、特別立法が成立すれば、自分が東京に核を落とす決断を下す責任者となる。
政治家をやめたとしても日本国民に長きに渡って憎まれること必至の立場であり、本人も「こんなことで歴史に名を残したくはなかったなぁ…」と嘆きながらも、自分がその立場になる覚悟を決めていた。

しかし、矢口プランの完成、更に赤坂の「そろそろ好きにされたらいかがでしょう」の言葉で奮起。
自身が直接コネのあるフランスをはじめとした各所への根回しで後押しし、矢口プランこと『ヤシオリ作戦』完遂のギリギリまで核攻撃を引き止めさせることに成功。
最悪の結末を阻止することに功労した。
核攻撃をギリギリまで遅らせることに貢献したフランスの大使を前に、里見ら臨時内閣の面々が深々と頭を下げて謝意を示すシーンは非常に印象的である。

映画の終盤には、臨時内閣のメンバーの選定も、実は全てが終わった後のことも考えた深慮遠謀に満ちたものだったこと、一段落したら自らは若手に後を任せて退く心づもりでいたことも明かされ、ヤシオリ作戦の成功で今回の一件に一応の決着が着いた後、全責任を取ってすぐに臨時総理の座を退く事を発表。
中継ぎ役として、若手の邪魔をせず、後援や責任を取ることだけに力を注ぐことで、事態の解決に貢献した。

モデル

シン・ゴジラには、太平洋戦争における終戦の一幕を描いたノンフィクション映画日本のいちばん長い日のオマージュが見られ、里見のモデルとなったのも終戦時の首相である鈴木貫太郎であるとする考察がある。半ば押し付けられるような形で就任した老齢の首相という境遇、飄々とした態度の裏で各方面への根回しを怠らない抜け目のなさ、そして「この内閣で全てを終わらせる」という決意表明と、実際に全てを終わらせて潔く辞職した事が重なる。鈴木首相の発言が広島と長崎への原爆の投下を招いたと批判される場合があるのに対し、里見首相がまさに三発目の核爆弾の投下を阻止する役割を背負ったのも、粋な演出と取ることが出来るのではないだろうか。

余談

  • 泉修一の愛称として広く使われている『泉ちゃん』であるが、本編中で彼を泉ちゃんと呼ぶのは里見のみである。
  • メインキャラクターの一人である志村祐介と名前の音・漢字共に被っている。
  • 農水大臣出身という立場は、核保有国である反面農業国でもあるフランスとの交渉に役立ったと思われる。上記の避難する都民を思うセリフも、土地を失えば生活の糧の全てを失う農業関係の立場を知るからこそ出た言葉と考えられる。


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