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片山(シン・ゴジラ)

かたやま

『シン・ゴジラ』に登場する、外務省官僚。主要な内閣メンバーが全滅してしまった後に臨時外務大臣となる。
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「この内容は酷過ぎます!!」

俳優:嶋田久作


概要編集

シン・ゴジラ』に登場する、政府官僚の1人で外務省所属。画面への登場は比較的遅く、中盤以降になってから。

劇中テロップでは苗字のみの表記だがフルネームは「片山修一」で未使用に終わった新組閣発表のニュースに記載されている。


大河内清次ら内閣の主要メンバーがゴジラの放射線流によって一瞬にして爆殺されてしまったことにより、緊急的な措置として立川にて里見祐介をトップとする臨時内閣を組閣。

その際に片山が臨時外務大臣として入閣している。


経歴編集

大河内首相らが全滅してしまった事を受けて、里見祐介農林水産大臣が臨時内閣総理大臣に任命されたと同時に臨時外務大臣になる。


その後ほどなくして国連からゴジラに対する脅威を排除する為、核兵器によるゴジラ抹殺を通達されると同時に、首都圏に住まう住民の避難を強制的に通告される危機に直面する。

 

 なお、この通告は(敵が敵とはいえ)あまりにも一方的な内容で、これを受けた片山は里見との会合において激昂し、


 「この内容は酷過ぎます!!」


 とテーブルに拳を叩き付けて、嗚咽しながらも悔しがった。


おそらく、ヒロシマナガサキを焦土に変え、今まさに三たび日本を核の炎で焼き払わんとする大国の姿勢への悲憤慷慨の念も、少なからずあったのだろう。


 その後、ゴジラを凍結させる矢口プランを遂行させるため、矢口からの要請もあって、里見たちと共にフランスに核攻撃の延期を提案してもらうようフランスの大使に働きかけるなど、裏方として矢口たちを懸命にサポートし続けた。


余談編集

片山を演じた嶋田久作氏は、かつて映画「帝都物語」にて帝都東京の滅亡を画策し、長きにわたって暗躍を繰り返した魔人加藤保憲を演じている(この加藤保憲役は嶋田氏のはまり役となり、原作者である荒俣宏氏は後の作品で加藤の人相を嶋田氏に近付けるなど、設定が逆輸入されるまでになった)。


「かつて東京の滅亡を目論む軍人(の皮を被った魔人)を演じた俳優が、今度は目前に迫った東京の滅亡に憤慨し、これを阻止せんと奔走する官僚を演じる」という対比的な構図は、帝都物語や加藤保憲を知っている人にとってはニヤリとさせてくれる配役といえる。


関連タグ編集

シン・ゴジラ 嶋田久作

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