経歴
小泉純一郎元首相の次男で、父の引退に伴い2009年に自民党から立候補し当選。曾祖父から続く地盤を継いだ世襲議員である。
2019年8月7日に、アナウンサーの滝川クリステルとの結婚と妊娠を発表。
環境大臣に就任
安倍晋三首相により、2019年9月に38歳の若さで環境大臣に任命され、環境問題に関する国際的な会議や会見で表舞台に立つようになった。2019年10月の日本経済新聞が行った『次期首相にふさわしいのは誰か』という世論調査でもトップに立つなど、国民からの期待は厚い。2020年1月には、イギリスのタイムズ紙による『今年注目するべき世界の20人』に選出された。「力量が試される年になるであろう」と評され、世界的にも注目されていた事が分かる。環境大臣としては、2030年に地域での再生可能エネルギーを倍増させる「脱炭素政策パッケージ」を発表し、前任の原田義昭が推し進めたレジ袋有料化を実行した。
2021年自由民主党総裁選挙では河野太郎を支持し、岸田文雄に敗北。岸田内閣の発足に伴い同年10月に環境大臣を退いた。
2024年(令和6年)父親の50歳まで待った方が良いという反対を押し切り、満を持して総裁選に出馬。総裁選当初は持ち前の知名度とビジュアルの良さから最有力候補と見做されていたが、改革の目玉として解雇規制の緩和を主張した事で大きな反発を招いてしまった。また他候補者との論戦でも政策面での弱さが目立ち、中盤以降は大きく失速。結果としては党員票が集まらずに3位で敗北した。とはいえ、議員票では1位を獲得した事から初の立候補としては善戦したと言えるだろう。
再生可能エネルギー普及拡大議員連盟に所属。
人物
俳優の小泉孝太郎は実兄で、彼の事は「おにい」と呼んで慕っている。たまにブログに2人で登場する。孝太郎も進次郎の事を可愛がっており、呼び出されて結婚の報告をされた孝太郎は「政治家の顔だった進次郎が久しぶりに弟の顔に戻った」と非常に喜んでいた。また兄の親友である俳優のムロツヨシとも親交があり、長男誕生時の家族会議にはムロも参加して子供の名前を考えた。
そのイケメンぶりと父譲りの演説の上手さから政権交代後の同党若手議員の看板的存在となっている。
2期目の2012年の衆議院選挙の際には地元が3代に渡る鉄板地盤であったこともあり、地元を後援会や親族に殆ど任せ、各所の応援演説に飛び回っていた。
2023年秋に第二子の女児を授かり、二児の父となった。
政策・主張
政策 | 理由・主張 |
選択的夫婦別姓の導入 | 同姓以外の新たな選択肢として用意したい |
ライドシェアの完全解禁 | 地方などの移動が困難になってきている状況(他の交通手段がない、または少ない)を打破するために、タクシー以外の手段を確保しないといけない必要がある為。 |
政治資金の更なる透明化 | ・10年後に公開となった政策活動費などを廃止したい。(何に使われるのか分からない為)・旧文通費の使い道の公開と残金が出た場合の国庫に返納する事を義務付ける |
国会改革 | 質問がないのに7時間座ってなきゃいけない事、外務大臣の慣例をなくしたい、国家公務員の残業時間や仕事を減らす、委員会での参考人招致のリモート化、などの国会周りの非効率的な働き方、仕事を変えたい。 |
労働市場の流動化、労働市場改革 | 非正規問題の解決をしたい。正規で雇いやすい環境を作るために今の労働市場のルールを変える必要がある。大企業のリスキリングの義務付けと再就職支援の義務付けをして、移動がしやすいルール設定、そのセーフティーネットを作りたい。 |
ネット上での扱い
演説の上手さで知られているが、実際のところ上手いのは喋り方だけで、中身の空疎さでは随一。質問の回答になっていなかったり、一見いいことを言っていそうでいて意味のない事を喋っていると評され、頓珍漢なトートロジーを会見や演説で多用することから、「小泉構文」としてネットでは馬鹿にされている。
以下、発言の例。
- 「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている。」(福島第一原発の汚染水問題について)
- 「私のなかで30年後ということを考えた時に、30年後の自分は何歳かなと、あの発災直後から考えていました。」(同上。汚染水処理の具体的な方策を問われての回答)
- 「反省しているんです。ただ、これは私の問題だと思うが、反省をしていると言いながら、反省をしている色が見えない。というご指摘は、私自身の問題だと反省をしている。」(コロナウイルス対策会議をすっぽかして新年会に出席したことを問われての回答)
- 「おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。」(温室効果ガス削減量の目標値が46%であることの根拠を問われての回答)
日本では彼の言いそうな発言が大喜利のネタになり(特にboketeでは吉田沙保里や『やあみんな!俺だ!』等と並ぶ人気の素材である)、韓国では"FunCoolSexy"(펀쿨섹)の異名で呼ばれ、多数のクソコラが作られている。
余談
「シン・ゴジラ」の公式記録集「ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ」に収録された資料の一部によると、企画当初は、主人公 矢口蘭堂のモデルになった可能性がある。