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再生可能エネルギー

さいせいかのうえねるぎー

自然に大量に存在し、枯渇しないエネルギーのこと。利用しても二酸化炭素ガスを排出しないが、効率が悪く気候に左右される上に下手に設備を拡大すると大規模な自然破壊を伴うため、全てのエネルギーを再エネのみで賄うことは現実的ではない
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概要編集

太陽光太陽熱風力水力地熱バイオマスといった自然に普遍的に存在し、枯渇しないエネルギーのことを指す。略称は「再エネ」。


再生可能エネルギーのうち、太陽光・太陽熱は太陽エネルギーを直接利用する。風力・水力は、太陽エネルギーが大気・水の循環を生むことで太陽エネルギーを間接的に利用する。バイオマス(生ゴミなど)も植物が光合成により固定した太陽エネルギーを間接的に利用している。


地熱は、地球内部の熱(放射性元素の崩壊熱や圧縮熱)に由来するので太陽エネルギーとは関係がない。


特徴編集

再エネ資源のうち、太陽光・風力・水力・地熱は、発電時にCO2を排出しないため、地球温暖化対策として世界的に普及が進められている。設備の製造・建設時には一定量のCO2が排出されるが、ライフサイクル全体では石油石炭などの化石燃料より環境負荷が低い(参考文献参照)。バイオマスは燃焼時にCO2を排出するものの、植物の成長過程でCO2を吸収するため、再エネに含まれている。


日本においては石油天然ガスなどの化石燃料の輸入に数十兆円を毎年費やしており、貿易赤字円安に拍車をかけて経済的な重荷にもなっているため、日本政府は「エネルギー自給率向上につながる」として再エネ普及に国策的に力を入れている。


ただし、バイオマスのうち穀物から製造したバイオエタノールなどは現状輸入しているため、エネルギー自給にはつながらない。またバイオエタノールに関しては原料が食料飼料資源と競合するという問題もあり、緑藻などの非食用資源から製造する研究がなされている。また、セルロースから生成されるバイオエタノールは日本国内で廃棄されている廃材などのゴミ有効活用にもつながる。


一方で効率が悪く天候に左右されるため、安定供給は難しい。例えば太陽光発電は太陽が出ていないと発電できないし、風力発電も風が吹いていなければ発電できない。水力発電も降水量が少なければダム湖に十分な水が溜まらない。そのため、現在はあくまで補助的な立ち位置に留まっている。


また、下手に設備を拡大すれば大規模な自然破壊にも繋がり、例えば山を切り開いて太陽光パネルを敷き詰めた結果、景観が損なわれたり、保水力が下がって土砂崩れのリスクが高まったりといった弊害が起きている。

関連タグ編集

太陽光発電 風車 水車 環境問題 発電 地球温暖化 二酸化炭素 ソーラーパンク

参考文献編集

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