車状のものに板が取り付けてあり、水を流すと回転して動力を得られる仕掛け。
小型で伝統的な動力機構として使われるものは「みずぐるま」とも呼ばれる。
概要
昔から製粉や脱穀など農業用の動力源として用いられてきた。
多くは川のそばに設置してあり、昔ながらの簡易的なものでは臼や杵などを動かす動力として使われる。設置する場所によって上から水をかけて動かすものや下を流れる水の力で動かすものなど水のかけ方も様々である。
木製のものが多いので、長い期間たつと修理や造り替えが必要。
少数ではあるが、魚を獲るための水車も存在する。
発電所の水車
発電機を回すために作られた水力タービン。簡易的なものとは異なり、大きな力がかかり、また腐っては困るので金属で作られている。また、設置する場所に応じて効率を稼ぐために計算してその場所に最適な形状にしてある。電力需要の変動に対応するために夜間は余剰電力を使って水をくみ上げ、昼間はその水を使って発電するものもあるので、ものによってはポンプとしても使われる。
また、落差があるものの水量が少ないところでは特殊な形状の水車にノズルから水鉄砲よろしくな感じで水を当ててを回すものもある。