プロフィール
戦国無双〜戦国無双4
戦国無双5
概要
シリーズ第一作目である『戦国無双』から登場するプレイアブルキャラクター。
「マムシ」と通称される美濃の大名・斎藤道三の娘。隣国尾張との同盟のため、嫡男(後の当主)織田信長の下に嫁ぐことになる。信長からは「お濃」と呼ばれることも。
妖艶な雰囲気を醸し出す妙齢の女性で、「魔王」のイメージを強調されてデザインされた信長に倣い、「魔女」のような印象を受ける。言動にも猟奇的なものが随所に見られるが、こうした性質の背景には戦国の世に生まれた姫君としての悲哀をはらんでおり、斎藤家時代の旧臣たちや、似た境遇にある義妹・お市の前では良くも悪くも内情をさらけ出している。
人物
1~4
色白の肌に口紅、紫がかった黒髪、口の左下にある艶ボクロが特徴。
その美貌もさることながら肉感的で豊満なプロポーションの持ち主でもあり、作品ごとに衣装は変わるものの、どの作品においても地肌(とくに胸元や太もも)を見せつけんばかりの大胆な出で立ちをしている。髪型は大きく異なるが、複数の簪を付けるなど全体的に豪奢で、花魁を彷彿とさせる。また、父の「マムシ」の異名に肖ってか、右足に螺旋状に巻き付く蛇の装飾品を付けている。
性格については、「魔王の妻」らしい猟奇的な発言が目立ち、ときには蠱惑的な言動で相手(とくに男性)を惑わしたり、逆に相手を痛めつけることに悦びをみせるなどサディスティックな側面をみせる。また、ときには実父や夫に対しても強い態度で出ることもあり、中々に豪胆。一方で、その内情には戦乱の時代に生まれた姫としての宿命を悲観している節もあり、上述の父や夫への態度もその表れでもある。
『1』においては、父・道三に「信長がうつけなら討て」と懐刀を渡された話を元に信長の行動によって、自らの立ち振る舞いを判断しようとする。場合によっては自ら信長を討つ展開も用意されている。
『2』においては終始信長に付き従う妻という立場で登場。
『3』では、政略結婚や暗殺の道具として扱われる自身の境遇を悲観し、乱世を「地獄」と呼び父や夫を含む侍たちを疎むが、信長の「地獄の先」という言葉に興味を示し、それを見るために戦場を邁進するようになる。また、斎藤家時代からの旧臣である竹中半兵衛との接点も描かれ、「(いつでも昼寝ができる)平和な世」を志す彼に対しては唯一心を開いている。彼の専用武器である巨大な羅針盤も元々は濃姫からの贈り物であったらしい。また、史実とは別として上杉家の事実上の後見人・綾御前とは「妙齢の美魔女」「ドS」という性分が似通っているためか、顔を合わせるたびに互いに毒を孕んだ会話を展開し、なんとも気まずい空気を醸し出す。彼女の白いフードを被った姿を指して「てるてる坊主」とあだ名し、後に信長が実際に彼女と対面した際にはその理由を理解して爆笑していた。『4』では衣装の新調によりフードは排除されたものの、それでも濃姫は「てるてる坊主が色気づいて頭を出してきた」とからかっていた(なお、タイトルごとに時系列がリセットされる本作の性質上、前作での事柄に触れたこの台詞はある種、貴重なメタ発言でもある。)
番外シナリオでは、ナンバリング作品では最早恒例行事でもある『美女決定戦』にも毎回参戦している。このときは、普段は力関係が下のお市から年齢マウントをとられて戦慄するなどコミカルな姿を見せることも。その他、同じく妖艶なお色気キャラの小少将とは馬が合うのか、居酒屋で偶然相席した北条氏康にモーションを掛けたり、家に押しかけて愛妻家である彼を困らせようと企んだりしていた。やめてさしあげろ!
5
2021年発売の『戦国無双5』では、信長たちの青年期時代という舞台設定もあり、濃姫も20歳前後の女性として登場。全体的な印象が『真田丸』に登場した茶々を彷彿とさせるが、特徴的な髪色やホクロはそのまま継承されている。
「マムシ」と呼ばれた斎藤道三の娘。
どこか冷めた雰囲気を纏う美女。父の意を受け信長のもとに嫁ぎ、妻となる。当初は信長にまったく関心を示さず、また心を開くこともなかったが、次第に変化していく。
戦闘スタイル
1~4
蹴りを主体とした華麗な体術と、袖の下に忍ばせた鉤爪や爆弾を用いて戦う。父・道三から信長の暗殺を密命された逸話からこのような武器設定が為されたと推察される。また、エフェクトには諱の帰蝶に準じてか、紫色の蝶が出現する。『3』以降のタイトルでは奥義のモーションとして、投げキッスで前方に一羽の蝶を飛ばし、指パッチンと同時に大爆発を起こすというオシャレなムーヴも追加された。
5
稲姫の専用武器だった和弓のように刃は施されていないが、代わりに相手の頭上に氷塊や氷柱の雨を降らせるなど、本作の性格を反映してか氷に携わる能力もみせている。