概要
「蒼天巳死(蒼天すでに死す) 黄天當立(黄天まさに立つべし) 歳在甲子(歳は甲子に在りて) 天下大吉」をスローガン(一部では「黄天」が「黄夫」となっている)として掲げ、後漢王朝の討伐を目論んだ。
黄巾党は各地で反乱軍として狼煙を上げた(所謂、黄巾の乱)ものの、次第に人数が多くなりすぎて統率を取れなくなり暴徒化して単なる盗賊となったため、後漢王朝は各国の豪族に黄巾党の討伐を命じ、群雄割拠の時代へとなだれ込んでいくことになる。
張三兄弟の死後は統率を失い組織として機能しなくなり、以降は沈静化したが各地に残党勢力は残っており青州における残党勢力は曹操が吸収し、彼らは曹操軍の精鋭として「青州兵」と呼ばれるようになった。
「三国志演義」においては黄巾の乱の勃発から始まる為、黄巾党が劉備三兄弟や曹操の最初の相手となる。また周倉や廖化のように元黄巾党の設定がある人物も登場している。