孟獲
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もうかく
孟獲は、中国の三国時代に実在したとされる南中の武将。また、小説『三国志演義』やそれをモチーフにした各作品に登場する人物。
『華陽国志』や『三国志』の裴注に引く諸書に散見される人物で、出身は建寧郡。漢族とタイ族の混血とされる。
蜀漢の支配に抵抗し諸葛亮率いる南征軍に立ち向かうも、敗北を重ねる。
長きに渡る戦いの中、彼は七回捕まえられて七回解放された末に諸葛亮に心服し、蜀漢への帰順を誓ったという。これが『七縱七禽』の逸話である。
蜀漢に帰順した後は功績を重ね、御史中丞(官吏に対する監察と弾劾の役職)にまで出世したという。
三国志演義の影響で南蛮王の印象が強いが、実際は南中(現在の雲南省)の豪族の1人に過ぎなかったようだ。南中は当時すでに中華文明が持ち込まれており、そこに住む人々の服装も漢人と大差無かったという。孟獲自身も漢人、もしくは漢人と異民族のハーフであったという説がある。後に蜀漢で文官として登用されていることを考えると知識人であったことは間違いない。
南蛮の地を統べる大王として登場。妻の祝融(架空の人物)や他の南蛮の民ともども、『異民族の無知さ・面白さ』を象徴したようなキャラクター造形がなされている。
物語後半に史実における七縱七禽のエピソードがよりコミカルに描かれ、悲劇の続く後半のオアシス的存在となっている。
ただし、漢民族から見た『野蛮人』の典型として描かれていることは否めない。
(余談ながら、彼関連のエピソードはほぼ演義の原型となった『三国志平話』そのままである)
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すべて見る獣人の少女孟獲は人間界で恋をする
ある日戦場で『蒼明』が出会ったのは獣人の子『孟獲』。蒼明は孟獲とともにこの戦乱の時代を戦い、生き抜く!! 戦場に咲く一輪の恋の花。一瞬にして人生で一大の恋。 ある一つの国で内乱が起きており、3つの勢力が対立しているという設定です。 初めましてRISEと申します!初小説投稿! どうやったら読者の皆さんが飽きずに読んでいただけるかなぁと試行錯誤した結果。話をつなげるために無理やりな設定が組み込まれております!まぁそこは素人なんだと皆様の温かい心で盛大にスルーしてください。 ちょっとあとがきみたいになりましたが最後まで読んでいただけると感謝感激です30,642文字pixiv小説作品