張遼(真・三國無双)
ちょうりょう
登場ナンバリング | 『1』〜 |
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勢力 | 魏 |
所属軍 | 董卓軍→呂布軍→曹操軍→曹丕軍 |
CV | 木下尚紀(『1』)→田中大文(『2』〜) |
武器 | 青龍偃月刀(『1』)→鉤鎌刀(『2』〜『4』)→双戟(『5』)→双鉞(『6』〜) |
身長 | 185cm |
一人称 | 私 |
呼び方 | あなた、そなた、貴公(目上)、お前(目下、敵)、貴様(敵)、皆(複数人)、〇〇殿(味方、関羽)、〇〇(敵)、曹操→殿(曹操殿ということもある、呂布軍時は呼び捨て) |
『真・三國無双』から初登場。
関羽や呂布にも並び立つ、三国志における指折りの武人。己の武を磨くため、董卓、呂布、そして曹操と異なる主君の元を転々としつつも重用され続け、魏では外様出身ながら五将軍の筆頭に数えられるまでになった猛将である。
そうした経緯からストーリーモードだと董卓軍や呂布軍の将として出番も多い。
創作要素が強く記述が派手になりがちな三国志演義よりも、正史の三国志の方が活躍がド派手という数少ない武将の1人であり、特に合肥の戦いではリアル三國無双をやってのけた事で有名。
なお、とある経緯でファンからは「山田」の愛称で知られる愛されキャラでもある(後述)。
容姿
後世において「泣く子も黙る」の語源になったという逸話もあり、常に眉間にシワの寄った鋭いキレ長の目に堅く結んだ口元と、常に険しい表情をしている。毛先が細長くつり上がった口髭(カイゼル髭)が何よりのチャームポイント。赤と黒を基調とした呂布軍時代と青を基調とした魏軍時代で装いの印象が大きく異なる。
シリーズを通し、基本的に派手な装飾の兜(通称:ステキ帽)を被っているため頭髪はほとんど確認できないが、近年の作品では兜を外した姿が描かれる機会も増えており、髪型はボリュームのある七三分けとなっている。
衣装
『5』以外はステキ帽を着用。
『1』エメラルドグリーン色の鎧を着用している。袖にはフリルのようなものがある。
『2』前作とあまり変わってないがフリルの長さがやや短くなっている他、帽子に赤い飾りが追加。
『3』前作のエメラルドグリーン色衣装から青基調の衣装に変更。更に差し色として濃い赤が使用されている。シリーズで唯一マントを着用しており、将としての貫禄が感じられる。フリルもある。
『4』布の部分が以前より多くなり「張遼=フリル」のイメージが定着。ステキ帽もややサイズアップした。
『5』以前までのフリル山田からは一転、全身を銀色の鎧で覆う姿になった(ブリキのきこりのような感じ)。歴代でも重厚感のある衣装。
『6』勇猛かつ凛とした青い鎧姿になった。2Pカラーは呂布軍カラーの黒。
『7』フリル復活。路線的には『4』に近いが青色が強くなっている。
『6』の学園衣装ではドカベンこと山田太郎風の野球ユニフォーム姿(ファンからの愛称と合わせて狙っているのかたまたまなのか…)。余談だが、本シリーズには実際にアニメ版山田の声を担当した田中秀幸氏も後に韓当として出演している。
『6』の童話衣装ではまさかの猫耳帽子。モチーフは『長靴をはいた猫』。
史実の彼もリアルチートと先述したが、モチーフの猫の方も大概なチート野郎である。
因みに5・6で彼の衣装にはチャームポイントの一つ?であったフリルがなかったが、この衣装で復活していたりする。また、フリル付きの西洋剣士の出で立ちから、よく顔立ちが似ていると言われる他作品の大物海賊を連想させる。
『7』の職業衣装では「白バイ警察官」であり、肩書は「泣く子も黙る白バイ隊員」。ステキ帽風の妙にでかいヘルメットが印象的。
性格
「至高の武」を目指し、己の実力に決して驕らず、常に自らを高めようと思案している。相手の武を認め讃える寛容さも併せ持ち、呂布や陳宮らと共に曹操に捕縛された際も、往生際悪く暴れる呂布を尻目に、静かに処遇を待つなど潔さも兼ね備えている。
何度も仕える君主を代えているため「薄情者」と誤解されやすいが、そのほとんどが戦乱の末に君主が死亡しただけに過ぎず、彼自身が主君を見限り裏切ったというわけではない。むしろ、君主には絶対的な忠義を尽くす律義者である(飽くまで本作シリーズにおける張遼についてである)。
反面、そうした真面目で堅物な性格ゆえか、冗談の類いを好まず常に険しい表情をしていることから敬遠されがちであり、『無双OROCHI2』の陣中会話での本人の発言によると、子供に無条件で怖がられることを内心気にしている模様。
曹操
張遼が長い間仕えた君主。呂布軍にいる時から曹操の器の大きさには気づいており、また曹操も張遼の武勇を高く評価していた。曹操軍加入後は信頼され、重要な合肥の守備を任せられる。
関羽
張遼のライバルにして尊敬している人物。お互いに武勇を認めあっており、戦場でも互角の勝負を繰り広げる。
呂布
曹操軍に加入する前の君主。最強の武をもつ乱世の鬼神と呼ばれる人物で、張遼が最も深く尊敬する人物。呂布本人も張遼の武を認めている。
『1』武器が関羽と、モーションは呂蒙と一緒。範囲薙ぎ払いで戦う。
『2』〜『4』鉤鎌刀という関羽の青龍偃月刀に似た武器を使用。形こそ青龍偃月刀に酷似しているが、モーションは呂蒙やモブの戟と似てる…というかほぼコンパチモーション。長いリーチを利用して広範囲の攻撃を薙ぎ払う。
『5』双戟を使用。以前に比べるとリーチが短くなったが、二本になったことでヒット数がアップ。範囲もさらに強化された。固有モーションは張遼らしい堂々としたものになっている。
『6』〜 双鉞を使用。長い斧を二本持った形になり、再び広範囲への攻撃が可能。
『6』以降の固有モーションではEX攻撃で攻撃速度などをアップしたりできる他、武器を振り回しながら戦場を駆けたり、1人の敵武将にぶっ刺す→抜く→回し蹴りという強力すぎる技を披露。
前述通り、本作の張遼はファンの間で「山田(やまだ)」の愛称で知られている。
これはCVを担当する田中大文(『2』以降)氏による真・無双奥義時に発する「邪魔だ(じゃまだ)」のフレーズが「やまだ」に聴こえるためである。これは田中氏の発音に問題があるというよりは、激しいロック調のBGMや奥義発動時のけたたましい効果音などが要因しているものとおもわれ、実際、一部作品に収録されたサウンドテストなどでは普通に「邪魔だ」と聴こえる。
ただ、後続のタイトルにおいてもこの「邪魔だ」のフレーズが張遼のアクションボイスに盛り込まれており、いつしか「張遼=山田」のイメージがファンの間で定着することになる。声を担当する田中氏もこのことは認知しているようで、『8』の公式HPのキャラクター紹介に寄せたコメントにおいて「いつもお世話になっております、山田です。」という挨拶を添えている(→外部リンク)。
山田の歴史
『1』初登場。声優が以降のシリーズと違い、木下尚紀。ノット山田。
『2』声優が田中に変わった。山田の始まり。
張遼のMAD動画(作成されたのは真・三國無双2猛将伝の発売直後の2002年)にてあだ名「山田」が爆発的に広まった。すべての元凶である。
『3』山田封印。
『4』山田復活。エボリューション攻撃が山田。ここらへんから魏軍外での出番も増えてくようになる。
『5』真・無双乱舞の『山田ー』復活!磨きがかかっている。
『6』チャージの掛け声が山田になった。合肥の戦いでの活躍は勿論すごいのだが、長坂の戦い(ステージ使用キャラが張遼)のラストの関羽、張飛、趙雲相手に3人を圧倒する場面はもはや呂布以上
『7』狙ってるのかと思うぐらい山田に聞こえる。合肥の戦いでは李典、楽進がプレイアブル化したため、孤高奮闘の部分は減った。
『8』固有4のボイスが山田。歴代の山田より控えめ。