チャクラム
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ちゃくらむ
チャクラムとは、インド発祥の投擲武器の一種を指す。
古代インドで使われていた投擲武器。邦訳した場合は「戦輪」「飛輪」「円月輪」とも言う。
投擲武器としては珍しい「斬撃」を目的とした武器でもある。
インド神話の三大神の一柱・ヴィシュヌ神の使う神器〈スダルシャナ(またはスダルサナ)〉でもある。
全長10~30cm程度。中心に穴のあいた金属製の円盤の外側に刃が取り付けられた「投げ輪」であり、輪の内部に主に人差し指を引っかけて回転させ、勢いを付けて投げるのが一般的とされている。
また、円盤を指で挟んで投げる方法もあるが、実際には正しい投擲方法は不明である。
射程距離は大体30~50m程であり、その切れ味は凄まじく、30m先にある直径2cmの竹を切断する程である。
チャクラムとよく混同される武器に、中国の圏(乾坤圏(けんこんけん))がある。手に持って使う環状の投擲武器の1点では同じだが、チャクラムが刃の付いた「斬る」武器なのに対して、圏は打撃(殴る)武器である。持って殴打する関係上、圏の殆どは直径30cm程度のものが多く、小型のものは存在しないとされる。
また、似たような武器に毛利元就(戦国BASARA)の扱う輪刀がある。あちらのサイズは自分の体を囲えるほど巨大で柄の部分もあり、輪の一点を外してS字状の両剣としての運用も可能で、扱い方としてはチャクラム同様に投擲はもちろん、振り回して直接攻撃もできる。
刃物を投げ付ける点では平形の手裏剣に似ており、投げ方も似ると思われる。ただし手裏剣とチャクラムは収斂した武器だと考えられており、現在でも完全な別物として扱われる。
創作物の中にはヨーヨーのように有線式にしたチャクラムが存在する。
筆者が確認出来る限りでは以下の通りである。
- バウンティハンター ザッカル(SDコマンド戦記 グレートパンクラチオン)
- ギャラクサ(新星抜擢ドライブガールズ)
- ヴィシュヌ(インド神話の三大神の一柱)
- クリシュナ(インド神話の英雄)
- アクセル(『キングダムハーツ』)
- アシュヴァッターマン(『Fate/GrandOrder』)
- 梓みふゆ(『マギアレコード』)
- 海辺みんく(『少女☆歌劇レヴュースタァライト -Re LIVE-』)
- オクタ(『ドラッグオンドラグーン3』)
- 音羽苺鈴(『Uncommon_Time』)
- カサネ・ランドール(『SCARLET_NEXUS』)
- コレット・ブルーネル(『テイルズオブシンフォニア』)
- ざくろ(『MARIKINonline4』)
- スターチス(『フラワーナイトガール』):手に持って叩き斬る事も出来る。
- チェリーセージ(『フラワーナイトガール』)
- ティオ(『グランディアⅡ』)
- 分道多希(『星鳴エコーズ』)
- 保澄雫(『マギアレコード』):本人が明言している一方、圏の様に打撃武器としても運用している。
- ワン(『ドラッグオンドラグーン3』)
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