流星錘
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りゅうせいすい
暗器の一種。中国発祥の、鎖や紐を通した錘(おもり)を振りまわしたり投げつけたりする打撃武器。帯や帯紐に擬態させて忍ばせる。
紐や鎖の端に錘(おもり)を括りつけ、それを振りまわして使う打撃武器。
発祥は中国。
片方だけに錘を付ける「単流星」と、両端に錘を付ける「双流星」の二種類がある。
日本でいえば、鎖鎌の分銅だけを武器にしたものと言えば分かりやすいだろう。
紐の長さや錘の重量は使用者の好みで変わるが、紐は概ね3〜10m前後が一般的とされる。
使用方法は投げつける、振りまわすといった方法で攻撃する。
また「双流星」の場合、両方の錘を同時に振りまわすのではなく片方だけを扱うことで、万一相手に錘を取られた場合にもう片方を『救命錘』という隠し玉として使うことが定石とされる。
暗器としても優れ、帯の下に隠したり帯紐に見せかけて装備しておくことができ、錘も紐を刃物で切られない限り回収が容易でリーチも長い。
ただし、扱いにはそれなりの鍛錬が必要である。
派生武器として、錘の代わりに鏢を括りつけた縄鏢という武器も存在する。
現在でも器械武術の一つとして存在する。
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すべて見る- 忍-SHINOBI-《柳生武藝帖篇》
第伍章 霞の忍
十鎖の言った【柳生武藝帖】を返還しろというのは、【笠置山】にある【真の柳生の庄】を指していた。 梓は【柳生の庄】に滞在している人物に用があるが、そこにある【ブツ】が【証拠品】になるので兵輔に許可を取り付ける。 そして【尾張柳生】にある【柳生武藝帖】の内容が【柳生の庄】への地図だと判明した時、【霞の忍】が現れるが、瑪瑙の【九節鞭】が【霞の忍】に傷を負わせる。 その後【霞の忍】を束ねる山田憂月斎は、囚われの身となっている鍋島元暉を救い出す為に【柳生武藝帖】を必要としていると聞き、更に元暉を捕えているのが龍造寺貴延だと奇妙な話の流れになる。7,349文字pixiv小説作品