概要
ゲシュペンストの性能向上試作機で、量産主力機化を想定して開発した汎用型パーソナルトルーパー(ビルトシリーズ)。設計思想は後にヒュッケバインに受け継がれる事になる。
ビルトシュバインとはドイツ語で「野生の豚」。つまりイノシシのことを指す。
ゲシュペンストとヒュッケバインの間に位置づけられる機体として生み出されたこともあり、両機体の要素を受け継いでデザインされていて、上半身がヒュッケバイン、下半身がゲシュペンストに近いものになっている。体型もゲシュペンスト寄り。
装甲が厚く、機動性と近接戦闘能力も高い。その上滞空能力も優れ、限られた時間なら空中戦闘が可能。また、換装武器の積載量も多く、武装の拡張性が高いのも大きな特徴である。唯一の固定武装として、左腕に円形のビーム刃を生み出す格闘武装、サークル・ザンバーを装備する。
しかし特殊戦技教導隊のゲシュペンストの運用データを元に作られたため、凄まじい反応速度と大出力を持ち、教導隊レベルの技量を持つパイロット以外は使いこなせない機体となった。なおゲームでは載せ替え可能。
パイロットはイングラム・プリスケン、ヴィレッタ・バディム、リョウト・ヒカワ(DW)、リュウセイ・ダテ(Record of ATX)の4人である。
メカニックデザインは杉浦俊朗。
ヒュッケバインに繋がる機体として、ヒュッケバインシリーズに近い頭部のデザインではあるが、ヒュッケバイン問題に巻き込まれずに済んでいる。顎がないR-1タイプのフェイスが理由との説もあるが詳細は不明。
TVアニメジ・インスペクターには本機は登場しないが、量産化された設定となり量産型ビルトシュバインが登場する。
スペック
分類:試作パーソナルトルーパー(ビルトシリーズ)
形式番号:PTX-005
全高:23.2m
重量:79.4t
動力:プラズマ・ジェネレーター
基本OS:TC-OS
開発者:カーク・ハミル
製造:マオ・インダストリー社
所属:地球連邦軍
防御装備:ビームコート
武装
ビームソード
サークル・ザンバー
M950マシンガン
M13ショットガン
フォトン・ライフル(DW)
レクタングル・ランチャー(OGs)
関連タグ
ヴィルデ・ザウ:同じくドイツ語で「野生の豚」を意味するリアルロボット。
ギャンシュトローム:サークル・ザンバーに類似した円形のビームカッターを持つリアルロボット。