ビルトラプター
びるとらぷたー
マオ・インダストリー社が開発した初の可変型パーソナルトルーパー(ビルトシリーズ)。
陸戦型で対空戦闘能力が低いパーソナルトルーパー(PT)の弱点を補うべく開発された機体であり、戦闘機形態『フライヤーモード(FM)』に変形できる。テスラ・ドライブを使用せず、FM時の主翼となる背部大型バーニアスラスターで大気圏での飛行が可能になっているほか、PT形態でも高いジャンプ力やホバリング能力、滑空能力を持っている。
当初はタイプLおよびタイプRの2機が製造される予定であったが、タイプRは制作が中断され、タイプLのみが変形機構の問題が解決されないまま完成し、地球連邦軍極東支部にてテストが行われることになった。この際のテストパイロットはキョウスケ・ナンブであり、ハンス・ヴィーパーの指示で変形テストが強行され海上に墜落し大破してしまった。ハンスはEOTI機関(後のディバイン・クルセイダーズ)と内通しており、連邦軍に空戦能力のある機体が配備されるのを阻止するのが目的であった。またキョウスケはなんとか生き残ったものの、ハンスによって北米支部に転属となる。
大破後はマオ・インダストリーに返却され、未完成のタイプRの部品を用いて修復されることになる。これによりタイプRは登録を抹消される事になった。漫画『Record of ATX』では大破したタイプLを参考にタイプRを完成させたということになっている。
変形機構の問題は解決され、極東支部のSRXチームに配備されリュウセイ・ダテの乗機となった。この機体のデータはR-1の開発に生かされている。
リュウセイがR-1に乗り換えてからはラトゥーニ・スゥボータの乗機となり、特殊戦技教導隊でも引き続き使用され、経緯は明かされていないが『第2次OG』では「ビルトラプター・シュナーベル」に改造され登場する。
メカニックデザインは森野健一郎。
分類:可変型パーソナルトルーパー(ビルトシリーズ)
形式番号 PTX-006(αシリーズ)、PTX-006L/R(OGシリーズ)
全高:17.9m
重量:55.1t
動力:不明
基本OS:TC-OS
開発:マオ・インダストリー社