声優:平井理子
年齢:14歳
所属:スクール → DC → 地球連邦軍新特殊教導隊(階級は少尉)
概要
アラド・バランガやゼオラ・シュバイツァーと同じ連邦のパイロット養成機関である「スクール」の出身者で、「ラトゥーニ」という名前は彼女がラトゥーニ(=латунь、ロシア語で「真鍮」の意)クラスのナンバー11だった事に由来する。
スクールでの肉体強化措置と訓練により高い戦闘能力を有するが、それが原因で極度の対人恐怖症になってしまった経緯がある。
そんな所をジャーダ・ベネルディとガーネット・サンデイに救われ、以後「家族」として接せられたことで彼らに心を開いていった。
ジャーダとガーネットが連邦軍の兵士であったことから、経緯は不明だが彼女も連邦軍のパイロットとなっている。
スーパーロボット大戦OGシリーズはバンプレストオリジナルキャラクター及び機体のみで構成されるシリーズだが、彼女はその作品におけるオリジナルキャラという立ち位置にある(ただし後述するが「α」シリーズに設定のみ存在する)が、他のスパロボオリジナルの女性キャラクターに勝るとも劣らない人気を有している。
初登場時の彼女は分厚い眼鏡をかけた連邦士官服なのだが、ストーリーが進むと彼女を象徴しているメイン画像にもあるゴスロリ風ファッションに着替える。
「一見地味な少女だが、眼鏡を取ったら美少女」を地で行くキャラクターとなっており、やはりコメディなイベントで正体が露見した。
この服装はガーネットに無理やり着せられたことから始まっており、当初本人はもの凄く困惑していた。心を閉ざしていたせいで大人しく地味だった彼女が、突然この姿で戦場に現れたので当然自軍メンバーは衝撃を受けた。中にはラトゥーニと気付いていなかった者まで…。
ちなみに初登場のGBA版ではこのゴスロリ姿で初めて彼女の戦闘カットインが出現した。台詞も変化し、果てはブッ飛んだセリフまでやってのけることに…。
シャイン・ハウゼン王女とは友人同士であり、リュウセイ・ダテに対しては好意を寄せている。
登場作品
初登場作品。最初はジャーダ・ベネルディとガーネット・サンデイと同じく戦闘機乗りの1人であり、主人公チームが現場に駆け付けるまでの間、敵軍を引き付ける一般兵な役割であった。後に補充兵として正式にハガネのクルーとなり、ゲシュペンストを含めたロボットへの乗り換えが可能になる。
冷静な上に口調が乏しく、眼鏡をかけており素顔が見えない。
しかもジャーダとガーネット以外には心を閉ざしており、クルーとの会話にも積極的には参加しないというモブキャラの中でもやや浮いた印象の立ち位置だった。
リュウセイ編中盤に、ガーネットを含めた女性パイロット達のお遊びでゴスロリ衣装を着せられるイベントがある。
遊ばれている最中に突然のスクランブルが発令し、着替える暇が無かった為にクルー全員の前であの可愛らしい容姿が初披露される。
その後は、また地味な服装に着替えてしまうものの、彼女の事情を察したクルー達からは受け入れられる流れとなり、後のスクールの創設者アードラー・コッホとの戦いでリュウセイ達が彼女を擁護した事をきっかけに、次第に周囲に対して心を開くようになっていった。
スクールでの経験からクルーの中では作戦行動に優れており、年齢が最も若いことからシャイン・ハウゼン王女の警護を任せられる。その後は個人的な交流を築いた後に親友となる。
ゴスロリ衣装及び眼鏡を外した姿は、リュウセイ編中盤の一話のみのスポット参戦での出来事だったが、最終章まで進むと「眼鏡をかけていない方がいい」というシャイン王女の意見と、ヒリュウ改のショーン副長の「命令」で、しぶしぶ外すことになる。
なぜか出撃時の衣装も前述のゴスロリになった。
本作では彼女(を含めた大勢のオリジナルパイロット)には専用機が存在しない上に、初期機体が一般の量産型戦闘機と貧弱だが、ステータスの高さと「天才」技能によって、戦闘機時代から避けまくる隠れた強キャラとなっている。
リュウセイがビルトラプターからR-1に乗り換えた後は、ビルトラプターを引き継いで搭乗する事になるが、ヒュッケバインMk-ⅡやR-GUNなどに乗せても問題なく活躍できる。意外と格闘ステータスも高いためグルンガストなどに乗せても面白い。
専用機「フェアリオン」が登場(画像左側)。ある意味彼女のキャラクターを決定づけた。
本作ではビルトラプターが登場しない上に、ヒュッケバインMk-Ⅱは型落ちで弱体化しており、ヒュッケバインMK-ⅢとR-GUNパワードは実質念動力必須となったためフェアリオン乗り換えまでは乗機に難儀することになる。つなぎとしてはアルブレード辺りが無難なのだが、これがOGSでえらい事になるとはこの時点では誰も思わなかっただろう。フェアリオンは本作最高クラスの回避能力を持ち、全体的に敵の命中率が高い本作でも攻撃を避けまくることができる。
なぜかヒリュウ改在籍もないのに、前作引き続き本作も常時ゴスロリ着用のまま。
- スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION
GBA版続編のOVA、初めて声付き。
ゴスロリ着用は軍の広報のため、連邦軍が要請していることが判明した。
基本はOG1・OG2と同じだが、「ディバイン・ウォーズ」における設定が組み込まれており、眼鏡は中盤以降シャインがプレゼントしたものになり、瞳が見えるようになる。
一方ゴスロリ服は「フェアリオン」搭乗時や同機の合体技「ロイヤルハートブレイカー」使用時など一部除きカットされてしまっている。
なお本作ではビルトラプターをOG1時代の最終搭乗機としており、OG2シナリオでも引き続きラプターが使える。
OGSの番外編及びOG外伝では新生教導隊のメンバーとして活動するようになった。
ちなみに本作にて初めてCVが設定されたのだが、OGSで彼女をアルブレードに乗せてブレード・トンファーを使うと「リュウセイみたいにやってみる」と言うことがある。
直後に繰り出される台詞は必見というか必聴。詳しくは「リュウセイ病」などで各自検索いただきたい。外伝では「リュウセイみたいにやってみる」武器のバリエーションが激烈に増加し、同作のフリーバトルモードで最も輝くキャラクターと言われている。
前述の設定、及びフェアリオンがリクセント公国の所有物であることから、普段はビルトラプターの改修機であるビルトラプター・シュナーベルに搭乗する。
フェアリオンに乗り換えると、「ジ・インスペクター」で披露した専用パイロットスーツを着用(ムーン・デュエラーズでは着用しない)し、「ロイヤルハートブレイカー」使用時にはカットインで魔法少女よろしく変身バンクでゴスロリ衣装になる。
また「リュウセイ病」は悪化の一途を辿っており、「リュウセイみたいにやってみる」はたとえ乗り換えなくてもビルトラプター、フェアリオンで発動することがある。また、それ以前から感染が確認されていたマイ・コバヤシに続き、シャイン王女にまで感染してしまった。…公式が病気である。
- スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
搭乗機
フェアリオン・タイプS
余談
- 「スクール」の設定は第2次スーパーロボット大戦αでも登場しており、彼女自身は参戦していないものの、αの世界においても存在している事が示唆されている。
- 姓スゥボータは同じくロシア語で「土曜日」(суббота)。恩人であるジャーダ夫妻の姓に由来し、ジャーダがベネルディ(venerdì=イタリア語で「金曜日」)、ガーネットがサンデイ(sunday=英語で「日曜日」)のため、その間を取ったとのこと。ただしロシア出身かどうかは不明。
- メディア各所で見られるドレス姿は、作中でガーネットに着替えさせられた結果である(経緯についてはGBA版とアニメ版・OGsで差異がある)。
- いわゆる「メガネを外すと美少女」タイプのキャラであるが、メガネは視力矯正用のものではなく小型のデータ端末とのこと。実際のゲームではメガネを外した姿(および、OGsでのシャインの贈り物であるファッションメガネ着用姿)になると援護技能の最大値が下がってしまう。
関連イラスト
関連タグ
スーパーロボット大戦 スパロボ SRW OG OGIN ラトゥーニ ラト アラド・バランガ ゼオラ・シュバイツァー オウカ・ナギサ リュウセイ・ダテ マイ・コバヤシ シャイン・ハウゼン ジャーダ・ベネルディ ガーネット・サンデイ