概要
スーパーロボット大戦OGシリーズ第6作。2016年6月30日発売。
スーパーロボット大戦シリーズ25周年記念タイトルの第1弾。
PS3・PS4のマルチプラットフォームで展開され、PS4版はシリーズ初の同ハード向けタイトルにもなっている。
また、シリーズ初の試みとして途中セーブ時の中断メッセージがライブラリで参照出来るようになった他、シリーズ初心者向けに難易度を抑えたビギナーズモードが採用されている。
本作ではスーパーロボット大戦J、スーパーロボット大戦GC/XOに出演したロボット、キャラクターが参戦。
「J」はゲーム本編で扱われなかった設定を大幅に見直してストーリーに組み込んでおり、重要な役割と既存参戦タイトルとの積極的なクロスオーバーも行われている。
スーパーロボット大戦GC/XOは登場するロボットの一部が諸事情により出演できず、その多くが本作オリジナルのロボットに変更されている。
また、サプライズとしてスーパーロボット大戦OGサーガ無限のフロンティアからハーケン・ブロウニング、アシェン・ブレイデルが参戦している。
その他、コンパチヒーロー作品からのキャラクターも登場している。
なお、発売直前の5月にエクセレン・ブロウニングなどを演じていた水谷優子女史が闘病の末他界し、新規音声での出演は本作が最後となった(『スーパーロボット大戦DD』『スーパーロボット大戦30』ではライブラリ出演している)。
寺田プロデューサーによれば、当初のタイトルは「第2次スーパーロボット大戦OG外伝」だったという。
続編について
OGシリーズは長らく、一部のプレイヤー間で「シリーズの長期化」および「発売間隔の拡大」が問題視され続けていた。
そもそもシリーズ第一作のOG1は2002年であり、リメイクのOGsでも2007年と、ほぼ10年前。
対応ハードもGBAやPS2などの過去ハードで、今からシリーズを新たに追うのは非常に難しい。
版権スパロボの長期シリーズであったZシリーズさえ2008年~2015年であり、OGs~本作が出る間に完結している。
そんな中発売された本作は、完結に向けて進むどころか、JとGC/XOの再現ストーリーに終始し、全体ストーリーは大きく停滞、あるいは後退。さらに明らかな第3次α要素の出し惜しみなど、全く完結の事を考えていないストーリーとなっていた。
加えて、シナリオやマップの低評価、「新規プレイヤーへの間口を広げるために第○次をつけない」と言う全く意味のない小手先の対策なども批判を浴び、不満の声が爆発。
売上も第2次OGから半減と言う急落を見せ、一気にシリーズの存続が危ぶまれる事になってしまった。
そして2021年、スパロボ30周年記念の生放送において、寺田プロデューサーから「OGシリーズ最新作は現在構想段階であり、現在開発を行っていない」と明言される事となった。
寺田Pは諦めていないとは言うものの、本作発売から5年も経過したにもかかわらず続編が作られていないと言う事態を、事実上の打ち切りと見るプレイヤーも多い。
1ヶ月後のうますぎWAVEで「次回がOGの完結作」と明言されたものの、いつ、どのような形で出るのか、そもそも本当に出るのかは、未だ不透明な状態である。
関連項目
スーパーロボット大戦OG スーパーロボット大戦OG2 スーパーロボット大戦OGS
スーパーロボット大戦OG外伝 第2次スーパーロボット大戦OG スーパーロボット大戦OGダークプリズン ジ・インスペクター 魔装機神