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XN-L

ざんえる

この記事は『スーパーロボット大戦OGムーン・デュエラーズ』のネタバレを含みます。
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〜ネタバレ注意〜




概要編集

XN-L

「化神艦の使命は、負の想念集積体の掃滅……」

「光ある処に闇あり。正ある処に邪あり。生念ある処に負念あり。光と闇、正と邪、生念と負念……それらの闘争は、永劫に繰り返される。その最たる要員は、知的生命体……かつて、我が一族が知恵を授けし者達である」

CV:渡辺美佐

スーパーロボット大戦OGムーン・デュエラーズ最終局面、ダークブレイン残党一派(デブデダビデ&スカルナイト)はクロスゲートの力と集めに集めた負の念を使い、ダークブレインの器を作り上げ復活させようと儀式を進めていた時、触媒にされていたエントリヒ・ガイストが吹き飛ばされ、発生した力がデブデダビデを葬り去った。


さらにクロスゲートの中からかつて戦士ロアのかつての乗艦『化神艦グランドレッド・フェノッサ』が出現、敵味方問わず攻撃を開始する。そして、人型の頭部が分離・変形し、別の人型へと変形したことでグランドレッド・フェノッサにはロアも知らない存在が宿っていた事が明らかになる。

その存在の名は『XN-L』。マサキらが対峙したカドゥム・ハーカーム(※注1)の同族であり、XN-Lとは在り方を変えた後の新しい名前である。


太古の時代、マシンヒーロー族の世界のクロスゲートから現れて叡智を授けた後、機械の身体(機神体)を依代とし、「大いなる試練」に備えて長い眠りについていた。

それから長き年月が経過し、自身が齎した「教化」の影響が薄れていった時代にロア達の祖先である古代人の末裔によって発掘され、その強力なエネルギーを利用する為に本人の意思とは関係なくと戦艦グランドレッド・フェノッサのコア「神玉」として休眠したまま組み込まれた。


その後、ロアとエミィがダークブレインと相打ちになった後も、軍団の拠点であるダークアイアン・キャッスルと激闘を繰り広げ、転移したガディソード(※注2)の世界でダークブレイン軍団との戦いの中でスカルナイトによってこの世界のクロスゲートへと叩き落とされてしまう。しかしその中に充満していた負念を吸収したことで覚醒し、前述の儀式の場に現れる。


彼が掲げる目的とはダークブレインのような負の想念集積体を殲滅することだが、その手段はダークブレインの源である負念の発信源たる知的生命体を根絶するという正気とは思えない発想になっており(大量の負念の中に叩き込まれた影響で壊れたと推測されている)、鋼龍戦隊から受け入れられるハズも無く対立。最期は自身の間違いを認めることなく、彼等が剛念を持って太極へ至る事を頑なに認めぬままグランドレッド・フェノッサ諸共爆散した。



  • (※注1)カドゥム・ハーカーム…数億年前、かつて原初のラ・ギアスにおいて、人類に知恵と文明を与えた存在で、「教化」と呼ばれる洗脳によって巨人の教えを忠実に守らせるために人類と敵対した「巨人族」。カドゥム・ハーカームは彼らの王にあたる存在。魔装機神Fのラスボスでもある。
  • (※注2)ガディソード…元々はスパロボGCの敵勢力。スパロボOGでは「別の並行世界の住民だったが、クロスゲートより発生したルイーナと同種の敵性集団との戦闘の中で母星が崩壊、その影響によってガディソードの民を乗せた要塞「ラブルパイラ」がスパロボOGへ転移、強硬派がゴライクンルと結託し地球との戦端が開かれる」と設定変更されている。

ゲームのボスとして編集

HP42万を誇りHP回復(小)を持つので毎ターン4万以上回復、さらにHPが70%、55%、35%以下になると精神コマンド「必中」「信念」「かく乱」「覚醒」を使ってくる。特に信念には『1ターンの間、特殊効果を無効にし被ダメージを1/4にする』という効果があるので発動中は攻撃が通らなので手強い。

さらに3回行動の特殊スキルを所持、前述の覚醒と合わせて4回行動を実現してくる(素で3回行動持ちのオリキャラは過去にもいたが、OGではこれが初)。

特筆すべきはエースボーナス。その効果とはダメージを与えた攻撃対象に精神禁止の特殊効果を与えるという行動禁止デバフが全ての攻撃に乗る。

当然MAP兵器にも同様の効果がある。ただし、思考ルーチンの関係上範囲内に敵ユニットがいると使ってこないので、あえて敵を全滅しないように調節するのも手。

幸い、精神禁止はアビリティ「ブロック」で防げ、信念は換装武器「マインドブラスト」を精神コマンド「直撃」を使いながら当てると解除できるので、ちゃんと布陣をすれば勝てない相手でもない。


余談編集

  • 知的生命体を抹殺を画策した点でアインスト、太極というワードを口にしたことからスフィアとの関係性を匂わせる。特にアインストとの類似性はゲーム内でも言及されている。

  • グランドレッド・フェノッサの元ネタはセガサターンのシミュレーションゲーム『グランドレッド』に登場する化神艦「フェノッサ」で、ロアとエミィが同艦の制御用アンドロイドとしてゲスト出演していた。
    • ただしグランドレッド・フェノッサのデザインはXNガイストの方が近く、それゆえかギリアムが真っ先に反応している。

  • 読み仮名からわかる通り『ザ・グレイトバトルⅡ ラストファイターツイン』の黒幕ザンエルである。実に24年もの歳月を経ての復活である。それゆえかグレイトバトルシリーズを意識したようなやりとりもいくつか存在する。
    • 戦闘BGM「The Last Fighter Twin」はザ・グレイトバトルⅡのタイトル画面とステージ1のアレンジ曲。ボス戦にふさわしい重々しい曲となっている。
    • イベント発生後に追加される最強技「フェノッサ・ゲーベリオート」はザ・グレイトバトルⅡの主人公ヒーローであるガンダムF91仮面ライダーブラックRXウルトラマングレートの必殺技を組み合わせたものでは無いか?と言われている。技の流れとしてはグランドレッド・フェノッサから分離・変形したXN-L本体が艦体の両腕から放たれるビームに波乗りしつつ敵機へと迫り、両腕から発生させた光の刃で切り裂く、グランドレッド・フェノッサの右腕で殴り飛ばした後に四重の魔法陣に縛り付ける。最後はXN-Lの号令に応じてグランドレッド・フェノッサの主砲から敵機を吹き飛ばす。両腕からビーム→F91のサイコガンダム召喚、光の刃→ブラックRXのリボルケイン、巨腕で殴る→グレートの巨大化と解釈できる。おそらく原典でザンエルは主人公たちの最強必殺技を再現できる能力から来ていると思われるがブラックRXだけ最強技じゃ無い(原典では最強技のダメージ効率がRXは悪く、リボルケイン2回攻撃した方が効率いい再現なのか、それともブラックRXの必殺技といえばリボルケインというこだわりだったのか…)。

関連タグ編集

スーパーロボット大戦OG コンパチヒーローシリーズ

魔装機神スーパーロボット大戦J…20年以上の復活の際に「ラ・ギアスの巨人族の王の同族であり、フューリーの創世神・フューレイムと同種の存在」という、OGシリーズとコンパチのみならず魔装機神シリーズとJも巻き込んだとんでもないクロスオーバーをやっている

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