グランティード・ドラコデウス
ぐらんてぃーどどらこでうす
『スーパーロボット大戦J』に登場する、グランティードの後継機。
後年発売された『スーパーロボット大戦OGムーン・デュエラーズ』にも登場するが、グランティード同様、その際に大幅な設定追加が為された。
スーパーロボット大戦J
アシュアリー・クロイツェル社のフランク・ツェッペリンが開発していたグランティードの強化ボディ。
本来は「神竜バシレウス」とグランティードが合体する事で完成するスーパーロボットという設定があったのだが、同作では他の主役機体(ベルゼルート・クストウェルおよび隠し機体ヴォルレント)と後継機入手イベントを統一させるため、物語中で詳しく言及はされていない。
バシレウスはフューリーの創世神話に登場する神竜の姿を模しており、伝承に則り五つの竜の首を持つ(フューリーが有する皇帝機ズィー=ガディンも同じく四肢を頭に見立てた多頭竜のような形態へ変形する)。グランティード・ドラコデウスに合体した状態であっても胸部を含めた五つの首を武装として使用する事ができ、また合体によって出力が強化されている事もあって高い火力を誇る。
なおバシレウスにはパイロットは搭乗せず、分離時には自律行動が可能。必殺技使用時の戦闘アニメにてその分離する様を見ることができる(ただ前述の通り、物語中で一切その設定が語られていないため、通常プレイヤーがそれを知る事は困難。設定が記載された資料で初めて知る事になるだろう)。
なおこの設定は、後述の『OGMD』で改めて大きく取り上げられた。
尚、全長と重量が、強化前のグランティードと完全に同じ数値という謎理論でもない限り有り得ない大ポカがされてしまっている。
『OGMD』ではその反省を生かしてちゃんと数値が設定されている。
スーパーロボット大戦OGムーン・デュエラーズ
グランティードと対になる神竜バシレウスが合体する事で誕生する、玉座機グランティードの真の姿。フューリーの創世神・フューレイムの意思を宿した宝玉が戦玉座に埋め込まれている。
太古の時代、エ=セルダ・シューンと先代皇帝がその力を振るい、太古の地球の南極(後のファブラ・フォレース)に存在したクロスゲートと、そこからまろび出たヴァウーラ(ルイーナ)を封印した。その後グランティードとバシレウスは分離した状態で祀られていたが、物語後半トーヤの危機に応えるかのように再び合体した。
グランティード単体に比べて大幅に出力が上昇しており、絶大な攻撃力を有するほか、バリア機能である「オルゴン・クラウド」も一層強固なものになっている。また、バシレウスにもラースエイレムが搭載されており、これによってグランティードの失われた時間停滞能力を補う事が出来る。
更に、フューレイムの意思が覚醒した状態で人々の想いを束ねる事によって、クロスゲートを完全に破壊する程の能力を発揮する(これは、あのネオ・グランゾンにすら為し得なかった快挙である)。もっとも、その力を振るえるのはあくまで幾つもの条件が揃った時のみで、常時発揮できるというわけではない模様。
なお、フューレイムの正体はかつてラ・ギアスに降臨した巨人族カドゥム・ハーカームの同種。しかし、ラ・ギアスに顕現した個体とは異なりフューレイムはフューリーの皇族及びシューン家の一族に力を貸しており、彼らの危機に際してグランティードを一時的な依代とする事で護る等の行動を取っている。その一方で、フューレイムは自身の依代たる機神体を持たない為、その力を長時間使用する事が出来ず、力を使い果たした場合は休眠状態に陥る欠点を持つ。
オルゴナイト・バスター
バスカー・モードを起動し敵に肉薄、バシレウスの副頭「ドラコ・ヘッズ」を展開し、そこに備えられたドリルで敵を拘束、その後ドラコ・ヘッズのブレスとオルゴンドラコスレイブによって敵を粉砕する連続攻撃。
グランティードの同名武装と同じくOGMDで追加された。
グランティード・ドラコデウス (MARUさん)(有志により、なんと立体化されている。)