「くっそおおお! やれっていうなら、やってやるさ!」(J)
「トウ・ヤ=シューン、父エ=セルダと創世神フューレイムの意志を継ぎ、この戦いに終焉をもたらさんがため! 皇家の真剣にて、逆賊を討つ!!」(ムーン・デュエラーズ)
CV:島﨑信長
概要
スーパーロボット大戦J
本作品の男主人公の17歳の青年で、どこにでも居そうなごく普通の高校生。
本名はトーヤ=セルダ・シューン。
天涯孤独の身の上だが、経済的に特に困窮している様子は無い。
突如空から落ちてきた巨大ロボットとそれに乗っていた三人の少女達との
出会いがきっかけで、自身の出生の秘密にも関わる戦いに巻き込まれる事になる。
なお、作中で彼が通っている学校は「フルメタル・パニック!」の都立陣代高校と思われる。
当初は事なかれ主義の冷めた現代っ子らしい性格だったが、戦いの中で自身とフューリーの因縁を知り、次第に責任感と風格を感じさせる堂々とした態度を見せるようになる。
エンディングの1つにおいては三人娘全員と同棲することから、教育上不適切な方面のネタにされることが多い。
一部で「夜を統べる人」とのあだ名が付けられたことが雄弁にそれを物語っている。
(2016年6月4日、スパロボ25周年記念イベント、「スーパーロボット大戦 鋼の超感謝祭2016 ~25周年の感謝をこめて~」にてトーヤ役の島﨑信長氏本人の口より出たことより半公式化した。)
その皺寄せなのか1つ後の作品の主人公は現在彼女募集中。
ちなみに、フラグ以外でも家庭関係や生き方等に対照的な面が多く、
ファンからはOGでの絡みが期待されていたりする。
フューリーの王女であるシャナ=ミア・エテルナ・フューラとは幼馴染……だったらしいのだが、シナリオの都合で彼女のフラグはほぼ完全にスルーされてしまっている。
彼自身もそのことについては記憶が無いらしく、共演したとある作品の台詞をもじって「ごめん、覚えていない」といったネタにされることもしばしば。
OGシリーズ
『スーパーロボット大戦OGムーン・デュエラーズ』にて参戦。
名前はOGの世界観に合わせて「トーヤ・シウン」に変更、本名もトウ=ヤ・シューンに改名された。
性格面は基本はJと変わらないが、積極的に脅威に立ち向かっていくなど受け身的な部分は少なく、自身の出自を知ってからは帰属意識がフューリー寄りになってきたらしく、どちらかと言えば「トーヤ」ではなく「トウ=ヤ」としての振る舞いが多い。
Jとは違い、シャナ=ミアとのフラグもちゃんと成立している。
声優が決定してからは初報PVで日笠陽子さんが演じるカティアと同乗していたため、「主人公と声優が一緒」「女の子と二人乗り」「同乗できる女の子の声優も一緒」と言う共通点から「OGのダイミダラー」呼ばわりもちょいちょいされていたり…。寺田P曰く、キャスト被りは全くの偶然だとか。
と言うか、twitterで信長さん本人がこのネタに真っ先に食いついていたりする。
ちなみにゲーム中断の終了メッセージでもネタにされており、公式も想定していたようである。・・・と思われたが寺田Pによればあくまでも偶然の一致であって狙ったわけではないとのことである。このことはかなり強調されている(大事なことなので二回言いました)。
また、スーパーロボット大戦X-Ωにて期間限定イベントで参戦する。
搭乗するのはグランティード。
容姿
暗めな赤毛の短髪と茶色い瞳の青年。カティアと並べると幼い顔立ちらしい。
服装は薄紫のシャツにフードの部分がオレンジの薄緑パーカーと青ズボンとスポーツシューズが特徴。首には二つのチョーカーがある。
OGではリメイクされオレンジの部分があまりなくなり手首や足首を出さない着こなしになった。目も黄色になりアンニョイな表情が薄まった。
搭乗機
その他
・バンプレストオリジナルキャラとしては珍しく、デフォルトでの作中での名前が漢字になっている。(和名らしき人物は多いが、大半がカタカナ表記である。そのため、OGでは、カタカナ表記に変更となっている)
・『J』での本名は「トーヤ=セルダ」となっているが、これは父親に当たる「エ=セルダ」に合わせたためであろうか。が、OGシリーズにおいて『「=」は区切らない』事になり、「トウ=ヤ」へ改名された(『J』の表記だと「トーヤセルダ」で一つの読みとなる)。
・スーパーロボット大戦Kの背景にこっそり出演している。興味のある人は探してみよう。
・国鉄宇高連絡船「紫雲丸」(しうんまる)、国鉄青函連絡船「洞爺丸」(とうやまる)という大惨事を起こした国鉄連絡船の名前と一致している。紫雲丸は1955年5月11日、高松沖で濃霧の中、対向の連絡船第三宇高丸と衝突し沈没。修学旅行の中学生を中心に168名が死亡した。洞爺丸は1954年9月26日、台風15号の強風と波浪により函館港外七重浜に座礁し横転沈没。乗員乗客1155名が死亡した。それぞれ瀬戸大橋、青函トンネル建設推進の契機になった事故であり偶然にしては出来すぎかもしれないが・・・
関連タグ
カティア・グリニャール フェステニア・ミューズ メルア・メルナ・メイア
類似キャラクター
バレル・オーランド(Another Century's Episode 3 THE FINAL):目の前にロボットが落ちてくる、操縦していた女性パイロットに促されて戦いに巻き込まれる、中盤くらいに自身の出生の秘密が明らかになる巻き込まれ系主人公繋がり。違いとしては、彼にはサブパイロットは一人だけだが、その代わりかアムロ・レイやドラグナー遊撃隊といった同様の巻き込まれ系主人公の先輩が最初からいる(特に第一話終了~第二話開始時での周囲の扱いが顕著に出ている)。