「貴様らを屠り、フューリーの再興を成し遂げる。」
プロフィール
概要
フューリア聖騎士団の総代騎士であり、騎士団を束ねる存在。先に死を迎えた者達に報いるため、地球を手にしてかつての繁栄再建を目論むが、エ=セルダの裏切りによって計画が綻び始める。
人物像
容姿
黒髪の短髪オールバックの髪型に上唇にちょび髭、顎髭を生やし、精悍な顔つきをした初老の男性。
性格
威厳溢れる人物で部下の信頼も厚い男であり、彼もまた本来は部下思いの男であった。
しかし、太古の戦で仲間の多くを喪ってしまい、残された民への償いとして地球支配を狙い行動を開始した。
Jの世界における地球の生命体の起源は、数十億年前に地球圏に落ち延びたフューリーが、原初の地球を移住可能な環境へとテラフォーミングする過程において発生した存在であり、意図しなかったものの人類の創造主でもある。
そうした経緯や、同族同士で戦争に明け暮れる愚かさを目の当たりにした影響も手伝い、大部分の騎士と同じく終始地球人(宇宙に出たコーディネイター含む)を軽侮した態度を崩さなかった。
しかし、同族間の争い自体はフューリーも経験しており、過去の自分達の愚行を思い出し、僅かながら後悔に似た感情を見せた場面もあり、本来は理性的な人物であるとうかがえる。
活躍
スーパーロボット大戦J
フューリーの秩序を乱した裏切り者によるトラウマを抱え、更にはその原因を作った裏切り者達も既にこの世にいない現状に対し、その内にある憤りや憎しみをぶつけられないジレンマに苛まれていた。
当初は「被造物」と侮っていた地球人類の前に思いもよらぬ情勢となり、グ=ランドンは次第に焦燥を募らせるようになっていく。遂にはガウ=ラ・フューリア中枢部の最終決戦で劣勢に陥ると、ステイシス・ベッドで眠りに就いている同胞達の生命力を自分の搭乗機ズィー=ガディンへ送り込むと、目的と手段を転倒させた行動を採る、完全に正気を失ってしまった。
最期は狂乱の果てに、特務分艦隊や反旗を翻したアル=ヴァン達に討たれるも、ようやく過去の苦しみから解放されたグ=ランドンは、ヴォーダの闇を垣間見ながら永遠の眠りに就くのであった。
スーパーロボット大戦OGムーン・デュエラーズ
私利私欲で行動している訳ではないのだが「『フューリーの純血を護る』事こそが自らの使命である」と考え、地球人との混血が生まれる同化計画を頑なに認めようとはしなかった。
最終的に鋼龍戦隊に追い詰められるも、自暴自棄となったグ=ランドンはズィー=ガディンを自爆させてガウ=ラに眠る同胞もろとも戦隊を滅ぼそうとしたが、グランティード・ドラコデウスがぎりぎりでラースエイレムを発動し討ち取って爆破は阻止され、『J』同様の最期を迎えたのだった。
関連イラスト
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スーパーロボット大戦J スーパーロボット大戦OGムーン・デュエラーズ
ラスボス 悪のカリスマ 強硬派 野心家 哀しき悪役 悲劇のヒーロー どうしてこうなった
ヘルルーガ・イズベルガ:スーパーロボット大戦GC/XOのラスボス。ラスボス、悪のカリスマ、強硬派のトップ、強面で精悍な顔つきに髭を生やしている、色黒の肌、大柄な体格、忠実な部下を従えている、本来の主に下剋上を起こした、最終的には主人公たちに敗北するなど共通点が多い。OGMDでは(直接の共演はしてないが)二大ボスとして登場する。
日下孝次郎 黒澤航太郎 大嶽徳史:グ=ランドンと同じく本来は部下想いの人物だったが過去のトラウマが原因で悪の道へ進んでしまったヒューマンバグ大学における哀しき悪役。