初出はスーパーロボット大戦J。スパロボオリジナル勢力のラスボスである。
機体データ
分類 | 皇帝機 |
---|---|
動力 | オルゴン・エクストラクター(OGMDでは5基) |
補助MMI | サイトロン・コントロール |
所属 | フューリー |
全長 | 96.8m |
重量 | 547.4t |
主なパイロット | グ=ランドン・ゴーツ |
メカニックデザイナー | 柳瀬敬之 |
概要
異星人勢力「フューリー」が保有する人型機動兵器。皇帝機という名称から本来はフューリーの皇帝が搭乗する機体と思われるが、作中では総代騎士のグ=ランドン・ゴーツが使用している。
騎士機ラフトクランズの事実上の上位機種であり、同機の持つ特殊能力を全て保有している。
また、機体のサイズは2.5倍以上の差があり、フューリーが保有する機動兵器では最大の巨体。
更に、本機は分離・変形を行う事で第2形態に移行でき、その姿は異形の竜と言える姿になる。
…が、この形態に変形するとバリア・分身・テレポートの機能を併せ持つオルゴン・クラウドが消失する上に気力が低いと接近戦でただの的になるという致命的な弱点がある。とはいえ自機中心型のMAP兵器があるので留意したい。最大射程は20と異常に長いので、サポートユニットや戦艦を狙い撃ちされて撃墜されないよう注意。
全力で当たらなければならないのは、実は前座の第1形態という異例のラスボス。敵がわらわらと沸いてくるため撃破しているとすぐに気力が上がってしまう。結果、オルゴン・クラウドで重装甲でありながらさらにダメージを軽減し、さらに時々分身で攻撃を回避されることも。包囲してもテレポートで易々と抜け出してしまう上、コンボでこちらの陣形を逆利用してくることもあるという難敵。「必中」や「直撃」が欲しいところ。
「スーパーロボット大戦OGムーン・デュエラーズ」では最新鋭の決戦兵器として開発された機体であったが、次期皇帝になろうと画策するグ=ランドンによって「皇帝機」の名を冠したという設定になった。
また、第2形態は最大出力モード「バスカー・モード」を起動した際の演出として組み込まれている。
相変わらず気力が低い時には何も出来ないが、気力を下げる手段である「脱力」持ちがエクセレンとアシェン以外におらず、性格上気力がすぐに上がってしまうので直接戦闘する際にはほぼ死角無しの状態で当たることになる。一応特殊武器は通じるが、オルゴン・クラウドのバリアで防がれてしまうので能力を下げる際にも「直撃」は必須。さらに今回も(能力が「ラースエイレム」に分離されたが)特殊回避があるので「必中」「感応」も欠かせない。なお、第2形態に変形する武装がイベントで解放されると、バリアの性能が低下する。
武装
第1形態
オルゴンウェイブキャノン
自機を中心に展開するMAP兵器。機体から周囲に衝撃波を放つ。
『OGMD』では「オルゴ=ラ・ウェイバー」という名称に変更された。
オルゴンバニシングソード
本機専用の携行武装で、巨大な大剣そのもの。
敵の目の前へ転移し、刺すと同時に敵をエネルギーで拘束。その後、飛びあがって拘束した敵を縦断する。
剣以外の機能としてはライフルモードに相当する「オルゴンヴァイパーライフル」や、パーツへ分解してオールレンジ攻撃する「オルゴンマテリアルゲイザー」などを行う事が出来る。
剣では無く体当たりや突進の部類なのか、この剣は特殊技能「切り払い」に対応していない。
『OGMD』では「オルゴ=ラ・ヴォドー」という名称に変更された。
オルゴンヴァイパーライフル
オルゴンバニシングソードを展開し、巨大なビームを発射する。
『OGMD』では「オルゴ=ラ・ヴァイパー」という名称に変更された。
オルゴンマテリアルゲイザー(第1形態)
オルゴンコーティングしたオルゴンバニシングソードを6つの端末に分解し、オールレンジ攻撃を行う。その後、敵の真上で合体して敵を刺し貫く。
この武装のみ第1形態・第2形態に問わず使用する事が出来る。
『OGMD』の第1形態では「ジグ=ダード・ヴォドー」、第2形態では「ズィー=ダード・ヴォドー」という名称に変更された。
第2形態
オルゴンゴーストブレス
自機を中心に展開するMAP兵器。
『OGMD』ではオルゴ=ラ・ウェイバーで代用される。
オルゴンバーチカルファング
両上腕が変形したクローを遠隔操作して行う格闘攻撃。
『OGMD』ではオルゴ=ラ・ガディン使用時に使用している。
オルゴンサテライトスパーク
脚部が変形したユニットを遠隔操作して行うオールレンジ攻撃。
『OGMD』ではオルゴ=ラ・ガディン使用時に使用している。
オルゴンマテリアルゲイザー(第2形態)
形態の変化に伴って演出が変化している以外は第1形態と同じ。
オルゴンジェノサイドバーニング
オルゴンエクストラクターを最大出力まで上げて地表から無数のオルゴナイトを基にラフトクランズのオルゴナイト・ミラージュを大量生成し、ミラージュのオルゴン・ライフルによる一斉射撃を行う。その後、ミラージュのオルゴン・ソードの斬撃が続き、脚部が変形したユニットが敵をミラージュごと閉じ込めて高速回転、宇宙空間にて挟んだままオルゴンサテライトスパークを発射して拘束を解除、オルゴンバーチカルファングで離脱の隙を与えぬまま超高速で捕獲しつつ加速、ミラージュによる敵への体当たりを加えながらファングを地表へ激突させる。
『OGMD』では「オルゴ=ラ・ガディン」という名称に変更された。
なお、Jでこの武装でのグ=ランドンのかなり壊れた感じのセリフ「絶望せよぉおおぉおをを!!」が彼が絶望総代と呼ばれる所以となっている(OGMDではグ=ランドンの心境が「同士討ちに絶望故の狂気」から「野心家」にシフトした影響でかなりマイルドになったけど)。