カサネ・ランドール

かさねらんどーる

「カサネ・ランドール」とは、バンダイナムコのRPG『SCARLET NEXUS』の主人公の一人。

プロフィール

超脳力	念力
怪伐軍歴	新入隊員
CV	瀬戸麻沙美

概要

本作の主人公の一人。年齢は16歳（※）。

ランドール重工を手がける名門「ランドール家」の養女であり、ナオミの義妹。

スカウトで怪異討伐軍訓練学校に入学。学校を首席で卒業後、怪伐軍に入隊した。

超脳力は「念力」。所属は「キョウカ隊」。

※本人の発言より。ただし作中で矛盾する描写が出てくるため、正確には不明

実の両親を怪異の襲撃で喪い、ランドール家に養女として引き取られた過去を持つ。しかしナオミ以外の当人達からすれば望まぬ出会いだったようで、義理の両親からは単なるナオミの護衛役としか見られておらず、本人も義母からのブレインメッセージに一切返信しない等、親子仲は劣悪。

例外的に義姉であるナオミには、本当の家族として受け入れられている。カサネもナオミには心を開き、自分が今までやってこられたのはナオミのおかげだとしている。ナオミとお揃いの髪飾りは、ナオミお手製のものでカサネの宝物。

ナオミへの想いが行き過ぎて執着じみた行動を取ることもあるが、心の底では当人の幸せを最優先に考えており、お互い深い絆で結ばれている。

昔から謎の女性に「赤い糸から手を離さないで」と言われる『赤い糸の夢』を頻繁に見ているが、それが何を意味するのかはカサネ自身にも分かっておらず、不思議に思っている。

趣味（あるいは暇潰し）は木彫りの彫刻づくり。

それも念力でナイフを操作して少しずつ削るという、曲芸じみたテクニックで製作する。

また、同じ隊になるアラシと同じく、左利きである。

性格

真面目で正直な性格。作中ではマイペースともされる。他人を肩書きや外見で判断せず、誰が相手でも対等に接する。実力不足な相手には少々辛く当たるところはあるが、それでも助言をする程度に留め、必要以上の苦言は避ける（ただし、義姉を傷付ける人間に対しては容赦がない）。

相手の実力を客観的に見ることができ、同時に他者を思いやる心優しさも持ち合わせているのだが、義姉を第一に考え生きてきたため、義姉以外の友人は少ない。また上述した性格は、裏を返せば不遜とも解釈できるため、ナオミからは誤解されやすいタイプだとして心配されている。

ほかやや合理主義的なところがあり、無駄話や余計な一手間を嫌う。

それでも首席卒業という実績に裏打ちされた実力や、周囲に流されない真っ直ぐな姿勢、格上の相手にも啖呵を切れる胆力などは、周りから尊敬の対象になっている。毒舌家のシデンですら、表向きには苛立ちつつも、本心ではカサネのことを認めていた。

一方、結論を急ぎ過ぎて非常識な行動を取ってしまい、本人は至って大真面目なのに周りにはおかしく思われるという、ある意味では天然な行動をしてしまうこともある。

例えばナオミがユイトに好意を寄せていることを知ったときは、ユイトの気持ちを確かめるために、出会って数日にもかかわらず、「好みの女性のタイプは」「ランドール重工の意思を継ぐつもりは」等、ダイレクトな質問を投げかけ、ユイトを困惑させていた。

ファッションや流行の話題等に興味はなく、普段着は全てナオミに選んでもらっていたという。恋愛にも無関心だったが、初対面のセトに励ましの言葉をかけられ頬を染めたり、以後無意識の内にセトを目で追うようになる等、入隊後は彼のことを意識している様子。

脳力

カサネの超脳力は「念力」であるが、それは表面上の力であり、その真の力は「重力操作」で、さらには「時間跳躍能力」の能力を持つ。（ただし、本人は自らの意思で時間跳躍は当初できなかった。）

これはフェイズ4で、カレンが反乱を起こした折にクナド高速輸送道路にてカレンと対峙、なす術もなくやられた後でユイトと共に脳内世界に転移、意味もわからぬまま現実に戻った直後にセトがカサネを連れて一旦退却するところで、カレンに同調したナギに襲われて落命してしまった折にカサネが激高した直後クナドゲートが発生して巻き込まれる。

巻き込まれて意識を取り戻すと、そこは崩壊したスオウだった。そしてその先に待ち受けていたのが、陣笠を被った中年の剣士…未来のユイト・スメラギだった。未来のユイトは真相を話し、カサネの能力と、発動のトリガーについて話していき、また、たびたび見ていた「赤い糸」はレッドストリングと呼ばれ、いわゆる時間跳躍の鍵と呼べるものと語る。

ユイト自身の超脳力もカサネと同じく「重力操作」だったために共鳴を起こし、クナドゲートが悪化してスオウの崩壊に至ったため、クナドゲートの収束のためには今の時代のユイトを始末することが最善だと未来のユイトは述べ、敵陣に突撃いき、落命するとともにカサネは元の時代に戻り、ユイト始末のために動き出すことになる。

そのさ中にユイトの実父であり、ニューヒムカの議長であったジョウ・スメラギがカゲロウ・ダンによって殺害されるが、これをカサネの犯行に仕立て上げられてしまい、追われる立場となるが、カレンの誘いもありニューヒムカに反旗を翻したセイラン自治政府に避難、セイラン怪伐軍に編入され、所属するキョウカ隊は「01小隊」に名を改め、カサネ自身が隊長に就くことになる（ただし、隊の取りまとめ役は引き続きキョウカに任せている。）。

バトルスタイル

得物は鳥形の小型刃。これを自らの超脳力「念力」とを組み合わせて立ち回る。念力で怪異へ物体をぶつけつつ、スピードを生かし、念力と飛刃を組み合わせた立ち回りが基本となる。

衣装

コスチュームについては基本は「黒備装束　忍」だが、この他にも数種類用意されている。

チーム絆レベルを3に上げると入手できる「白装束」。

特殊装束『音』…早期購入特典（現在は通常販売）DLCで入手可能。

青春装束…ダイスケリチャード氏デザインのセーラー服基調の衣装。「絆強化パックⅡ」DLCにて入手可能。

他作品出演

• テイルズオブザレイズ

2023年2月のSCARLET NEXUSコラボイベントで参戦。

魔鏡技は「ブレインクラッシュ」。

関連イラスト

関連タグ

SCARLET_NEXUS　キョウカ隊

ナオミ・ランドール:義理の姉

ネタバレ

カサネの実の出自はなんとトゲツが作り出したデザインチルドレンだった。彼らは2000年前に月から地球に移住した者たちの末裔だが、地球到着後に月と地球の間で『断絶の帯』が敷かれたことで、そのうちの月への帰還を目指す者が集まったのが、今のトゲツの始まりだった。

最終的にはトゲツは「地球への移民をなかったことにする」のを目的とし、時間跳躍を行えるレッドストリングスの発見に至り、その能力を得るために作り出されたのがカサネだった。ロールアウト時のカサネを育てたトゲツの民の女性がおり、それがカサネの母と呼べる人物だった。彼女もまたカサネの能力獲得のため、トゲツの者に殺されてしまっているとカサネは思っていたが、この女性はのちにニューヒムカ政府に保護され、のち、カサネ・ユイトともに重要な人物であった。