概要
平成ライダー第12作『仮面ライダーOOO』内に登場する企業・鴻上ファウンデーションが仮面ライダーシリーズ累計1000話記念(並びに当時公開直前だった映画『レッツゴー仮面ライダー』の宣伝のため)に作成した特撮映画。
本作の元ネタは初代ライダーの劇場版『仮面ライダー対ショッカー』であり、内容も本来は改造人間ではない火野映司がショッカーに掴まって鷹と虎とバッタの改造人間にされるという昭和ライダー仕様になっている。
昭和ライダーを始めとした様々なパロディが仕込まれており、27話と28話は映画製作の途中に出現したヤミーとオーズたちが戦うという流れになっている。
あらすじ
仮面ライダーオーズ=火野映司は改造人間である!!
彼を改造したショッカーは、最強の改造人間・オーズを使って世界征服を目論むが、ショッカーの科学者は彼の身体にある仕掛けを内蔵した!!
ショッカーのテロに参加した映司は、元恋人・泉比奈と出会い、体内の仕掛けが作動して全ての記憶を取り戻したのである!!
映司は比奈と愛した世界を守るため、ショッカーと戦うことを決意するのだった!!
(というか、これ以上書くことが無い)
キャスト
余談
- 映画の原案となる紙芝居は、鴻上会長本人が描いたと思われるものが劇中に登場しているのだが、これが石ノ森章太郎の画風に異常なまでにソックリであり、なんと原作漫画版オリジナル怪人のうつぼ男やら原作風のデザインの蜘蛛男・コブラ男やらが登場するほか、ラストでは原作風の仮面ライダー1号とオーズが手を取り合って終わっている。
- メイン画像は作中で映司が改造されるシーンのパロディであるが、「1000」と書かれたパンツはマジで登場している。
- 悪の戦士として暴れ回る仮面ライダーが、愛によって元の記憶を取り戻すという筋書きは『仮面ライダーTHEFIRST』と同じである。
- 真木演ずるショッカー幹部「死神大使」は勿論ショッカーの大幹部である死神博士と地獄大使がモチーフ。
- 里中の演じた女幹部「ショッカークイーン」は『仮面ライダー』11話に登場した綾小路律子博士がモデルかと思われる。
- 物凄くどうでもいい話だが、作中で比奈がヒロインの他にモブ戦闘員の役で兼ね役をしている。実は仮面ライダーシリーズで女戦闘員が登場したのは『仮面ライダーアマゾン』以来36年ぶりだったりする。
- 1000回記念ということで、千にちなんだゲストが登場した。
- シリーズ累計1000話である第28話が放送された2011年4月3日は、初代『仮面ライダー』の第1話が放送された1971年4月3日から数えて40周年でもあった。劇中ラストで鴻上会長が「次は仮面ライダー40周年記念の・・・ハッピーバースデイ!」と言った通り、本来は第28話放送後に『レッツゴー仮面ライダー』が2011年4月1日公開という流れだったのだが、東日本大震災のために放送スケジュールが1週ずつ順延し、この結果となった。
関連項目
イカジャガーヤミー オウムヤミー カザリ 仮面ライダーバース