CV/関智一
概要
アリとマンモスの特性を掛け合わせて製造されたショッカーの新型合成怪人。鳴き声は「アリアリアリ~ッ!!マンモー!!!」
コミカルな言動が多いが、変身したライダーを殺害したほどの力を持つ強敵である。
声色を観る限り、お調子者なアリ人格(スネ夫みたいな声)と暴れん坊なマンモス人格(イカルス星人みたいな声)があるように聞こえなくもないが、詳細は不明。
なお、本来の合成怪人とはゲルショッカーの改造人間なのだが、『仮面ライダー4号』のストーリーが『スーパーヒーロー大戦GP』の後日談である為、チーターカタツムリと同じ理由によりショッカーの改造人間という事になっている(そのあたりでは、小説『仮面ライダー』と同じなのかもしれない)。
能力
アリとマンモスの持つ比類なき剛を持つパワーファイター型の改造人間で、小回りの利くアリが合体しただけあってマンモスの脚力を巧みに操り小回りの利いた攻撃を見せる。策を弄するチーターカタツムリとは真逆の存在で、そのパワーを生かして首元から伸びた黄金色の2本の牙を用いた突進攻撃で敵を粉砕する戦法を得意とする。
また、威力の高い黄色い色をした破壊光弾を発射する能力を兼ね備えており連射も可能。
そのほか、三周目以降はさらに改良されて分身能力を保有するようになり、「グンタイ! マンモ~ス‼」との掛け声と共に複数に影分身した後、敵を圧殺する。ダメージを受け過ぎると分身は消える。
主な戦歴
二周目
『仮面ライダー4号』Episode1「死闘!仮面ライダーは3度死ぬ‼」において、正しい時間の流れを取り戻したはずの世界で起きた不可解な現象の三度目のループにおいて、突如街中に出現。剛の死を回避する為に、1人でチーターカタツムリやヒルカメレオンと戦っていたドライブを襲撃。
タイプワイルドにフォームチェンジしたドライブに果敢に挑み、その乱戦の最中にやって来た剛に対して光弾攻撃を加えるが、タイプスピードにチェンジしたドライブが先回りして盾になったことにより剛の抹殺には失敗するものの、光弾の連射攻撃でドライブを変身解除へと追い込み進ノ介の殺害には成功する。なんてこった! この人でなし!
だが、その直後に再び時間の巻戻り現象が発動し歴史はループし、ショッカーの野望は着々と侵攻して行くことに…。
三週目
いよいよループの存在に気が付いたドライブを郊外で強襲し、四人に分身して痛めつける。
しかし、時空の捩れがどこにあるのかを発見し現代に戻ってきたゼロライナーに跳ね飛ばされて分身は雲散霧消し、本体はゼロライナーから飛び降りたゼロノスベガフォームのグランドストライクとドライブのスピードロップ(コンボ無し)を同時に受け、爆発四散してしまった。
最終ループ
それから幾度となくライダーたちはショッカーに挑んで行ったものの、新たに作り上げられた『仮面ライダー4号』や、ショッカーライダー四天王によりループの度にライダーたちは殺され続け、事態は悪化の一途をたどる。そして遂に『GP』同様にショッカーが世界を征服するような時間軸が出来上がってしまった。
そしてついに最後のループにおいて全ての元凶である歴史改変マシン破壊の為にショッカー秘密基地へとやって来た4大平成ライダーと対峙し、ゼロノスと対決。
その持前のパワーで善戦するが、最後はアルタイルフォームのゼロガッシャーを体に突き刺されて持ち上げられ、身動き取れない状態にされた所へ発動した『スプレンデッドエンド』の光刃に両断され爆死した。
余談
変身後の主人公をマジで殺してしまったライダー怪人は、こいつが史上初である。
なお、仮面ライダー4号内の話では、そういった展開が多い。
以前にもレイドラグーンが城戸真司を死なせているが、あれは変身前を襲っているのでノーカウント。
又、メガヘクスも主人公を一度は殺している(すぐ生き返ったが)。
関連項目
アントホッパーイマジン:分身する多重人格者でゼロノスと闘ったCV:関智一な怪人
ハエトリバチ:同じく元になったショッカー怪人と性別が違うゲルショッカー怪人