概要
萬画『仮面ライダーBlack』及び『仮面ライダーBLACK PartX イミテーション・7』に登場する蟻の能力を持ったゴルゴムの改造人間。
各作品ごとに設定が異なっている。詳しい詳細は下記の通り。
萬画『仮面ライダーBlack』版
ゴルゴムメンバーの1人であるアランことコウモリ怪人配下の改造人間。
“優れた美術品はたとえ人類が滅んでも後世に伝え遺さなければならない”というゴルゴムの方針の元、怪人の命令でオペラ座の地下からトンネルを築き上げ、美術品のすり替え作業を行っていた。
こちらでは『初代仮面ライダー』に登場したモグラングの量産型怪人であるモグラ人間と同じく労働作業用の改造人間という意味合いが強い量産型のようであり、統率力の優れた集団で盗み出した美術品を運び出している。
BLACKとの対決では、上司であるコウモリ怪人の命を受け地中から2体が飛び出してきてBLACKを抑え込み、怪人が地下トンネルを塞ぐために流し込んだ地下水でBLACK諸共トンネル内へと流し込まれるが、結局倒し切る事は出来なかった。その後の動向は不明。
ちなみに具体的な能力は不明だが、地中移動能力やBLACKを抑え込もうとしていたことから、かなりの怪力を持っているものと思われる。
イミテーション・7版
脱走した太刀川洋を追跡するゴルゴム怪人集団の1人。
怪人たちの中でも一番セリフが多い事から、彼らのリーダー格と推測される。
なお、本作に登場するゴルゴム怪人たちの多数が人間態としての姿を持っており、流暢に人間としての言葉を話す事が出来る。
人間の頭を簡単に握り潰すほどの怪力を持っており、素手で人間の首を引き千切る残忍性を持っている。
サイ怪人やヒョウ怪人たちと共にようの仲間達を虐殺するが、恐怖と焦燥に駆られたように逃亡を許してしまう。
その後、ハチ、カニ怪人と合流して洋が立ち寄った喫茶店に待ち伏せして襲いかかるが、最後は駆けつけた本物のBLACKの『ライダーキック』を受け絶命した。
イミテーション・7に登場するその他のゴルゴム怪人
TV本編に登場したケラ怪人の亜種。ちなみにTV本編でも同族らしき怪人が脱走怪人の一員として登場している。
物語の冒頭で、施設から脱走した洋を地中から奇襲するが、恐慌したブラック・ダミーの飛び蹴りを顔面にくらいフェードアウトしてしまった。
追跡班の紅一点であるヒョウ怪人の亜種…………と思われるのだが、絵柄のせいでネコ怪人、或いはジャガー怪人に見えなくもない。
人間態はセミロングの黒髪をしたワンピース姿の妖艶な美女で、逃げる獲物を追い詰めることに喜びを見出す嗜虐性を持つ。
最後はブラック・ダミーの『ライダーキック』を受け怯んだ所にBLACKの『ライダーチョップ』で背中から袈裟懸けに切り裂かれ絶命した。
サイ怪人の亜種で、洋を追跡する怪人集団の1入り。
バイクを紙細工の様に容易く折り曲げてしまうほどの怪力の持ち主で、TV本編よりもガッシリとした体格をしている(その為、本編のサイ怪人とデザインが全く異なっている)。
ブラック・ダミーをその剛腕で捕えると仲間と共になぶり殺しにしようとするが、最後は頭部にBLACKの『ライダーキック』の直撃を受け絶命。その肉体は泡となって消滅した。
洋を追跡するゴルゴム怪人の1人。TV本篇のカニ怪人の亜種なのだが、デザインの為にどっからどう見てもカニ獣人にしか見えないが気にしてはいけない。
先発隊として先に街へと進出していたアリ、サイ、ヒョウ怪人たちと合流し、喫茶店で洋たちを主激するが、ブラック・ダミーの『ライダーキック』で真っ先に吹っ飛ばされ受け壁に叩き付けられしまい、そのまま姿を消してしまった…(どうやら本家本元のカニ怪人よりも甲羅は丈夫ではなかったようだ)。
洋を追跡するハチ怪人の亜種で、同族のハチ怪人と違い、指先から毒針をマシンガンの様に打ち出す能力を持ち、その威力は分厚い装甲も容易く貫く程の威力を持つ。
先発隊として先に街へと進出していたアリ、サイ、ヒョウ怪人たちと合流後に喫茶店で洋を襲撃。
サイ怪人が捕えたブラック・ダミーを針で滅多刺しにするが、最後はBLACKの登場に怯んだ隙に瓦礫を持って威力を挙げたブラック・ダミーのパンチ攻撃でフルボッコにされ死亡した。
関連項目
蟻をモチーフにした他のライダー怪人
アリキメデス アリカポネ トゲアリ獣人 アリコマンド アントロード 魔化魍オオアリ オオアリの怪童子と妖姫 アントホッパーイマジン アリアマゾン(女王/兵士)