モグラング
もぐらんぐ
コンビナートの破壊による東京湾火の海作戦遂行のため次々と人々を攫う。
目が見えないが、伸縮自在360度の視界を地上からキャッチできる目「エレクトロ・アイ」を移植されてるため、ある程度の視力を持っている。
右手の剣と左手のシャベルが武器で、これを使って地底を掘り進み、敵の真下から現れて敵を地中に引きずり込む攻撃を得意とする。また、身体は非常に硬く、ライダーキックすら無効化する程。そのボディの硬さで仮面ライダーを最後まで苦戦させた。
醜い怪人態にコンプレックスでもあったのか、ゾル大佐からは作戦が成功したら人間に戻すと約束されていた(ひょっとしたら大幹部に推薦する意味もあったかもしれない)。
弱点は光に弱いとされているが、実際のモグラは太陽の光に晒されても死ぬ事は無い(晒され続ければ日射病で死ぬが、人間だってそうだろう)。
ランニングしている男性を気絶させ捕えた後、立て続けに山登りしているアベックの男性や、畑仕事をしている農夫を捕え、地下トンネル建設作業員を次々と確保し、それらをモグラ人間に改造していた。
ゾル大佐の命令で、モトクロスに出場する一文字隼人のバイクを調整する青年・愛川豊を捕えるべく出撃。豊を捕えようとするが弟のシンジが一文字=仮面ライダー2号を呼んだ為邪魔が入るものの、頑丈な体でライダーの攻撃を悉く無効化。地面の中に引きずり込むことに成功する。
ゾルが豊を洗脳させて滝和也を殺す任務を与えた後、豊を解放させ滝をモトクロスレースに参加させるように仕向けさせる。それを知った隼人が一瞬の隙を突いて拘束具を解除し変身。爆破スイッチを機能させないようにバーを操作し、解毒剤でモグラ人間にされた人達を元に戻し解放させた。
作戦が失敗したため目的をライダー抹殺に変更、モトクロス場にて豊を使って滝を殺そうとするが失敗、洗脳を解かれてしまう。焦ったモグラングは戦闘員を率いてライダーを襲う。しかしライダーは潜る場所が限られている工場地帯におびき寄せ、モグラングに挑む。最後はライダーにセメントタンクの中へ蹴り落とされ、その中で固まって絶命した。
モグラングに誘拐された人間を改造した同型の怪人達。首に作戦司令用と思われるネックレスをしているのがモグラングとの違い。命令を聞かせるため知能は低くしてあり、コンビナート地下までトンネルを掘らされ自爆要員として待機していた。顛末については前述のとおり。
戦闘要員ではないのでライダーとは戦わず、モグラングのように目が見えなかったり鋼鉄のように体が硬いかは不明。
- 第37話ではトリカブトの作戦をサポートするためにアルマジロング、カニバブラー、ムカデラスと共に再生されたが殺人植物の毒ガスによって死亡した。また第41話でも再生され同じく再生されたアルマジロングの援護にあたった。
- 劇場版にてハエ男やサボテグロンと共に仮面ライダー2号と戦ったが、サボテグロンが放った「メキシコの花」をライダーキックで跳ね返され、サボテグロンと共に爆死した。
- モグラングの断末魔は第30話に登場するザンブロンゾの咆哮にも使われている。
- この回ではゾル大佐が、基地の電源を落とされたことを知らずに爆破スイッチを入れようとしてもスイッチが入らずに機材を叩いて直そうとするという間抜けなところがあった。
- 着ぐるみの造形を担当したエキスプロの前澤範氏(後のレインボー造型の社長)は、「モグラングとしか言いようがない造形ができた」と非常に気に入っていた。
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