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概要

モーターサイクルによるクロスカントリー競技で、つまり未舗装の周回コースにてスピードを争う二輪レースである。

そのコースは丘陵などの不整地に設けられ、起伏に富んだ自然の地形を生かした勾配や土の露出したオフロードコース、そしてジャンプ台などの人工的セクションで競われる。

日本では、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)が主催する全日本モトクロス選手権をはじめ、各地方選手権や販売店やクラブが主催する草レースなどが開催されている。

モータースポーツの華ともいえるサーキットのロードレースに比べるとややマニアックに思われがちであるが、実は各メーカーともロードレース以上に力を入れているカテゴリである。

新庄剛志野球選手・監督)や中本賢俳優)、松田龍平(俳優)、久野静香(女子アナ)、キミ・ライコネンF1レーサー)など著名人で愛好する者も多い。作曲家の平沢進も学生時代はモトクロスに熱中していた。また日本のモータースポーツ黎明期のレジェンド達(黒澤元治、長谷見昌弘、生沢徹、菅原義正など)は、モトクロス出身あるいはモトクロスを好んでいた者も多い。

世界選手権では、無敵時代のスズキに所属していた渡辺明が、1978年に125ccクラス王者となったのが日本人唯一のタイトルとなっている。

競技車

レースに用いられる車両は、モトクロッサーと呼ばれる、ナンバーを取得して公道を走ることができない競技専用車両である。不整地でのスピードを競うため、サスペンションのストロークを長く取り、類などを省いて徹底的に軽量化が追求された構造となっている。

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  • 真実くんと二階堂くんの話 

    この小説は2002年頃から2003年頃にかけて約1年かけて書いたお話で、僕としは長めのお話になります。 内容的には自分の趣味全開で作った話なので、かなり設定的に無理がありますが、こんな未来もあっても良いんじゃない?って感じで読んでもらえると嬉しいです。 一応高を卒業して3年半後の真実くんと二階堂くんのお話です。 以下、サイトに掲載した時の前書きと解説です。 このお話は、僕の個人的趣味全開で書いた小説です。 モトクロスというちょっと一般的ではない、バイクのレースを競技を題材として、小説を書かせて頂いたため、専門用語とか出てきます。 一応、本文中に解説を入れてありますが、分からない方もみえるかもしれないので、難しそうな部分をここで解説しておきたいと思います。 小説本文も、この解説も、自分がレースをしていた頃(執筆時点で10年ほど経ってました)のうろ覚え知識で書いていますので、いいかげんな部分もあるかもしれないですが、その辺はご勘弁を。 本文中のレース展開や、パッシングなど、レースを実際にやられていた方から見いたら、こんなんなことありえないだろ!とか、変じゃないか!などと突っ込みたくなるようなシーンがるかも知れないですが、その辺は笑って許してください。 以下、簡単でいい加減な解説です モトクロス   モトクロスとは、未舗装の道を、オートバイでスピードを競うレースです。 MFJの国内競技規則には以下のように書いてあります。 モトクロスとは走行面に凹凸、急勾配、走行方向が急変するような地形のところで行われる、クロス・カントリーレースである。 あまりにも漠然としていて、イメージしにくいかと思いますので、補足すると、一般的に25台~30台ぐらいのバイクで、1週1Kmぐらいから2Kmぐらいの未舗装の凹凸や急勾配、急カーブなどがある専用コースを、一斉にスタートして規定週回数を走り、順位を争うレースです。 モトクロスコース 一般的には1週、数百メートルから2Kmぐらいまでの未舗装のコースで、途中にコーナーやジャンプなどの障害が設けられているコースです。 平らな場所に、コーナーやジャンプが作られているコースや、山の中に作られていて急斜面の坂道などがあるコースなどさまざまなコースがあります。 MFJの公式レースに使用されるコースは1週1Km~2Kmと規定で定められています。 基本的に路面は土です。コースによっては川砂のコースなんかもあります。 路面が土なので、凹凸があったりわだちがあったりします。また、雨が降ると、コースが泥でグチャグチャになったりツルツルになって滑りやすくなったりします。 モトクロッサー モトクロス専用の競技車両。 日本国内オートバイメーカ4社全てが販売しています。 現在競技に使用されている車両の排気量は2ストロークは85cc、125cc、250cc。4ストロークは250ccと450ccです。 現在は、ほとんど2ストロークの125ccと250ccは無くなり、ほとんどが4ストロークの250ccと450ccとなっています。 レースは排気量別に行われます。 しかし、2ストロークと4ストロークでは性能差があるため、性能差を考慮した少しややこしいルール設定がされています。 2ストローク125ccと4ストローク250ccは同じレースで走ります。 2ストローク250ccと4ストローク450ccも同じレースで走ることになります。 以前は2ストロークのモトクロッサーしか販売されていなかったのですが、後に4ストロークのモトクロッサーが発売されて、マシンの性能差を考慮した結果、少しややこしいルール設定になっています。 現在では85ccクラス以外は4ストロークのモトクロッサーが主流になり2ストロークのモトクロッサーでレースに出ている人は稀です 作中では設定が1989年の筈なので当時は4ストロークのモトクロッサーは存在しないので、2ストロークの125ccと250ccのクラスとしてとして描いています。 ですから、今回の物語では、4ストロークのモトクロッサーには触れていませんので、参考までに。 ただ、真実くんが乗っているモトクロッサーは1989年当時は白ベース赤のラインの入ったバイクだったのですが、僕の趣味で1996年以降のカラーリングで描いていますのでご勘弁を・・・ クラス分け(昇格) MFJのレースはレースの実績によって、クラス分けがされています。 野球で言う1軍、2軍。 相撲で言う幕内、幕下のようなイメージを浮かべてもらうと分かりやすいと思います。 モトクロスの場合4クラスに分かれています。 国際A級 国際B級 国内A級 国内B級 の4クラス、及び規定年齢以下のジュニアクラス。 今回、物語に出てくる二人のライセンスは国内B級なので、彼らの年齢では一番下のクラスになります。 国内B級のライセンスは小型特殊以外の運転免許を持っていれば、申請するだけで取得できます。 同じクラスの選手同士レースを行い、上位に入った選手に選手権ポイントが与えられます。このポイントを1年以内に規定のポイント数を集めることができれば、昇格することができるのです。 クラスによって、出るレースも変わって来ます。 国内A,級、国内B級の選手は地方選手権という自分の住んでいる地域のレースで争います。 他の地域のレースも出ることも出来ますが、地域分けが違う所のレースでのポイントは、自分の地域で稼いだポイントには加算されません。 国際A級、国際B級の選手は全日本選手権というレースで、日本各地を転戦しながら開催されるレースで争います。 全日本選手権は日本国内のモトクロスレースではトップカテゴリーのレースになります。 国際B級の選手は1年間でこの全日本選手権で稼いだポイントで規定の順位に入ると国際A級になることが出来ます。 規定ポイントではなく順位なので、大変です。 1年間で決まった人数の選手しかなることが出来ないのですから。 全日本選手権の国際B級の予選を勝ち残るのは10人に1人ぐらいのしかいません。 国際B級から、国際A級に昇格できるのはホンの一握りの人たちだけです。 だから、趣味でレースなどをしている人たちにとって、国際B級になるまでが大きな目標になっていたりします。 昔、僕がレースをしていた頃、バイク屋の店主がこんなことを言っていました。 国内B級は ヘタクソ。 国内A級は 普通の人。 国際B級は 上手い人。 国際A級は キチガイだって・・・ まぁ、僕は“ヘタクソ”のまま終わってしまいましたけど、国際A級の選手の走りを見ていると、同じ人間とは思えないですもの。 ちなみに、国際ライセンスの選手も地方選手権のレースがあります。。 この場合、選手権ポイントとは関係ないエキビションレースということになります。 基本的に一度昇格すれば、自己申請しないかぎり降格はしません。 ライセンスの有効期限は1年間で、レースをする人は毎年更新します。
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  • 即興小説シリーズ

    ふぞろいな姉弟

    twitterで即興小説シリーズ。お題は「鋭い夕日」。でもそこまで沿ってなかった。1時間で5559字書きました。補足ですが、冴はモトクロスの選手です。 自分の兄がモトクロスのプロ選手だったので、いつかモトクロスの選手が出てくる小説を書いてみたいと漠然と思っていました。 全然この小説には出てきませんが、モトクロスのレースの熱気は物凄いもので、息もつかせぬ程のデッドヒートが繰り広げられて、観ているだけでも胸が熱くなります。もっと色んな人に知って欲しい競技です。 *追記*2015.04.04 写真の人は私の兄です。

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