※ゲーム作品ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトルにて発生したキャラのグループの1つについては後半で取り上げる。
モータースポーツ
1981年のレギュレーション(FIA国際競技規則・付則J項)改訂で、それまでのグループ1~8と呼ばれていたレースの区分けがA〜F・N・Tという8つのアルファベットに変更される。そのうちの一つがグループAである。直接の前身はグループ2となる。
連続する12か月間にシリーズ全体で25,000台、直接的なモデルは5,000台以上(1993年以降は2,500台)生産された、4座席(ドアは2枚でも可)以上の市販車がホモロゲーション(公認)の対象となった。
1982年からこの制度が適用され、世界ツーリングカー選手権(WTC、グループA規定は1987年のみ)や英国ツーリングカー選手権(BTCC、1983~1989年)、ドイツツーリングカー選手権(DTM、1984~1989年)など各地のツーリングカーレースで主要規定として導入された。日本でも1985年から1993年まで全日本ツーリングカー選手権(JTC)がグループAを採用している。
世界ラリー選手権(WRC)では元々下位クラスの規定であったが、死亡事故が相次いでグループBが崩壊したことで最高峰クラスのマシンに取って代わり、1987年~2000年前後までメインとして使用された。
最大の特徴として出場にはマシンもパーツも一般市場に投入されたものを使用する必要がある点で、駆動やエンジン、サスペンションなどの形式の変更も出来ないため、極めて市販車に近い規定であった。「自分でも買えるような車がレースで走っている」「お金さえ出せばレースで走っている車を公道で運転できる」などという事で、特に市販車好きのレースファンからすれば魅力的な規定であった。
またWRCでは"狂気"呼ばわりされていたグループB時代のタイムをも上回ったように、迫力という点でも十分であった。
一方でメーカーからすれば、マシンを改良するためにいちいち車やパーツを量産しなければならない点が負担となっていた。1990年代に入るとバブル崩壊などによる平成不況やランチアやスバルなどの特定メーカーの独走により参入メーカーが減少したため、純粋なグループA規定車両によるレースは終焉を迎えた。
こうした反省から、ベース車両に大規模な改造を施せるスーパーツーリング規定やJGTCのような規定が導入されていくことになる。現在のWRCで活躍するグループRally規定や、世界ツーリングカーカップで採用されているTCR規定もそうした大規模改造規定の延長上にあるが、ベース車両にはグループAの公認が求められるため("市販車"と認められる必要があるので)、現在も形式上は存在している。
日本の名車が多く生まれたのはこの規定である。サーキットでは無双しすぎてワンメイク状態を築いた日産・R32型スカイラインGT-R(上画像)やホンダ・EG6型シビック(スポーツシビック)、ラリーではWRCを制したトヨタ・セリカGT-FOUR、三菱・ランサーエボリューション、スバル・インプレッサWRXSTIなど、現在でもよく知られた車名がズラリと並ぶ。
「ドリキン」こと土屋圭市は、過去最も面白かったレースを訊ねられて、グループA以上に楽しいレースは無かったと答えている。彼がハチロクで名を挙げたのも、グループA時代のことであった。
ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル
2013年6月19日、ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル(以下ASB)公式サイトにおける企画、
「オールスターバトルリーグ」内にて最初に誕生したグループである。
前日までに行われた人気投票で、全29キャラの中で3位、4位、24位、27位になった計4キャラクターで構成される。
しかしながら、その後誕生した通称アイドルグループグループDと通称死のグループグループFのインパクトの影に隠れてしまった、とするファンの意見もある模様。
構成メンバー
7部スティール・ボール・ランの主人公のジョッキー。
人気ランキング3位で、当時のサイバーコネクト(株)社長の松山洋氏曰く注目のキャラクター。
人気ランキング4位。
3部スターダストクルセイダースで主人公の承太郎の仲間になるスタンド使い。
人気ランキング24位。
同じく3部スターダストクルセイダースで登場する敵スタンド使い。
人気ランキング27位で、グループ内唯一の悪役である。
試合結果
2013年7月3日グループBと共に試合結果がダイジェスト版として生放送され、ジョニィが全勝、ブチャラティが2勝し、決勝トーナメントへ進出する事が決まった。
ちなみにアブドゥルは1勝、ホル・ホースは全敗という結果になった。