サボテグロン

さぼてぐろん

『仮面ライダー』に登場する改造人間にして、仮面ライダー2号が初めて戦ったショッカー怪人。

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目次 [非表示]

1 概要

2 活躍

3 その後のサボテグロン

4 関連項目

4.1 サボテン仲間

4.2 メキシコ支部所属のショッカー怪人

4.3 平成ライダーの「いつもの面々」

「面白い、望む所だ!我々幹部が手を焼くあの仮面ライダーとやらにとうとう会えるというわけか‼」(第14話)

「仮面ライダー！貴様のせいで、メキシコでの輝かしい成功も、日本での失敗で失われた！俺は死ぬ！だが1人ではない！サボテグロンの名をショッカーに残すため、貴様も一緒だ！」(第15話)

「FBIの犬！お前の仲間は死んだ！お前も死ね！ショッカーに刃向かう者は全て地上より抹殺する！！」(第14話)

登場作品『仮面ライダー』

第14話「魔人サボテグロンの襲来」、第15話「逆襲サボテグロン」に登場

CV：鈴木利秋（TV本編）/山下啓介（劇場版）/沢りつお（正義の系譜）

人間態（偽FBI捜査官）：ジョン・エアーズ　スーツアクター：岡田勝

概要

ショッカー・メキシコ支部から派遣された、サボテンの能力を移植して制作された幹部怪人。身長184㎝、体重72㎏。鳴き声は「ヒィヒィヒィヒィヒィ」。

ショッカーの別計画を追って日本を離れた本郷猛（仮面ライダー1号）に代わり、新たに日本の守りを任された一文字隼人こと仮面ライダー2号が初めて対決した改造人間。「魔人サボテグロン」の異名を持つ。

戦闘時にはサボテン型の棍棒や手から発する弾丸、全身に生えた棘（設定ではその棘に毒が塗られている）を活かした体当たりや殴り蹴りで相手を打ちのめし、メキシコで猛威を奮った『メキシコの花』と呼ばれる外見上普通のサボテンとまったく見分けがつかない超強力爆弾を使って日本中のダムを破壊し、その混乱に乗じて一気に日本の各都市を占領する作戦を押し進めることを使命とする。

活躍

メキシコの占領作戦を90％達成した実績から、最も占領が遅れている日本へと首領直々の勅命を受け、自分を追って来たFBIの捜査官（演：ジョン・エアーズ）を殺害して彼に成りすますという方法で来日した。2号と対面時は「貴様が仮面ライダー？」と驚いている。

日本に派遣される命を受けた際は「あの仮面ライダーとやらにとうとう会えるというわけか」と豪語し、日本支部の戦闘員に対して「諸君等の力、サボテグロンに見せてみろ!」と激励するなど、メキシコでの実績からか言葉の端々に自身家を窺わせる発言を垣間見せる。また、日本占領作戦の会議中に黒戦闘員として紛れ込んだ滝和也を、赤戦闘員しか会議に参加できないという理由により即座に看破するなど、洞察力にも優れているシーンも存在する。

さらに、自分達のアジトを調査する冒頭滝等を欺くために、敢えて『メキシコの花』の起爆装置のスイッチを切ってただのサボテンのように見せかけ相手の目を欺く、ライダーによって捕虜にされた戦闘員を「本来は貴様を消すところだが、作戦に一人でも戦闘員が必要だ。今回だけは助けてやる」と（大抵使い捨てにするのが当たり前であるにもかかわらず）自ら救出に向かうなど、メキシコの占領作戦を90％達成した実績者かつ、できた上司らしい大胆かつ柔軟な思考を合わせ持っている。他の幹部怪人達には、もう少し見習ってほしいものである。

来日後、メキシコと同じ方法で着々と計画を推し進めるが、2号の活躍によって爆弾の起爆装置や貯蔵庫を破壊され、作戦が未然に防がれてしまい、今まで築き上げた栄光をすべて失ってしまう。自暴自棄になった彼はショッカーに自身の栄光を残すため、2号との無理心中を図り、体に『メキシコの花』を多数身に着けての特攻を試みるがライダージャンプでアッサリかわされてしまい、哀れにも自ら『メキシコの花』へと激突、爆死して果てた。

ゾル大佐以前に登場した初の海外支部から来たショッカー幹部にして怪人であり、2号ライダーの活躍で作戦は失敗し、マヌケな…もとい壮絶な爆死を遂げたが、大幹部登場前の怪人の中ではかなり優秀で、ショッカー幹部としての誇り高さを持ち合わせていた。

2話登場のみであったが、大胆かつ柔軟な策とサボテン型の棍棒や手から発する弾丸、全身に生えた棘を活かした体当たりた腕を使った攻撃で2号ライダーを苦しめた強敵の1人で、彼の最後は死してなおショッカーに栄光に残ったと思われる。

その後のサボテグロン

その後、映画『仮面ライダーVSショッカー』において再生怪人の1人として復活。

『地球物理学研究所』の大道寺博士の発明した『人工重力装置GX』の方程式を奪うため、ザンジオーの補佐として、方程式を持つとされる博士の1人娘、珠美を狙い、大道寺家を再生モグラングと共に襲撃する。なお、この際、前回の『メキシコの花』を体中に装着しての特攻死のインパクトがよっぽど強かったためなのか、生前の設定が忘れられがちな再生怪人には珍しく今回も『メキシコの花』を引っ提げて地中から登場している。

最期は投げた『メキシコの花』を2号に蹴り返されて（よく誘爆しなかったなと突っ込んではいけない）、再生モグラングともども爆死した。

その後、PS2専用ソフト『仮面ライダー正義の系譜』に登場。邪眼の力により再生を果たしてウルフビールスガス貯蔵タンクを追いかけて採石場に来た1号の前に立ちふさがり、『メキシコの花』（サボテン爆弾と呼称）で彼を爆殺しようと企むが、駆けつけた2号に再びメキシコの花を蹴飛ばされて、2号と放たれたライダーダブルキックの直撃を受けて爆死した。

元々、ストーリー上で戦う予定があった模様でサボテン型の棍棒とメキシコの花をもったグラフィックも用意されていた。

PS版仮面ライダーで最強怪人に改造された時の姿は全身がモノトーンになり、目の部分が赤いゴーグルになっているのが特徴。

『スーパーヒーロー大戦Z』には、スペース蜘蛛男配下のスペースショッカー怪人として登場。さそり男と組んでサイコロン奪還のために東京に襲来した。棍棒を持っていたため、飛んできたサイコロンを野球の様にかっ飛ばすシーンがある。

また、映画『仮面ライダー大戦』でも地獄の底から蘇りバダンの戦士として暴れ回った。