「今のはほんの小手調べよ‼」
「俺の目的、俺の正体を教えてやった!覚悟はいいな!死、あるのみだ!」
概要/能力
『仮面ライダー』第71話「怪人アブゴメス六甲山大ついせき!」に登場。
巨大な牛をも一刺しで殺してしまう猛毒を持ったアブの能力を兼ね備えた13体の強化改造人間の1人。
電波攪乱装置を開発した木原博士をショッカーに協力させようと企む地獄大使の要請を受け、ショッカーメキシコ支部より日本へと上陸を果たした。鳴き声は「アブルルルル」
口に人間を即死させる程に強力な猛毒針が仕込まれており、両腕から小型ロケット弾を発射することが出来る。
また、怪力の持ち主でもある。
好戦的な性格でもあり、自らが取り逃がした子供の始末よりも、計画遂行のため本郷猛の抹殺を優先すべきと地獄大使に進言した為に彼を激怒させることもあった。
上記のようにメキシコ支部から来た時に、神戸港で自身を追いかけてきたFBIの捜査官ジョージに冥土の土産に作戦を教えて始末したが、偶然聞いてしまった少女キャシーを始末しようとする。
しかし、本郷と滝が駆けつけてしまい撤退、アジトに戻った際地獄大使に「つまらない事に道草を食いおって!」と激怒されている。
かくしてアブゴメスは有馬温泉で木原博士をさらいロープウェイに乗せた。しかしその木原博士は本郷の変装であり、本人は滝が保護していた。ところがそれすらもショッカーは見抜いており博士と滝を拉致、本郷と高さ130メートルの六甲山ロープウェイのゴンドラ内でアクションを展開し、本郷を叩き落とした。
勝利を確信し、協力を渋る博士に人質となっていた立花藤兵衛等の死刑を鳳来峡で実行しようとしたが間一髪で生きていた本郷が現れて戦うことになった。
しかし大口を叩いていた割には大した戦果も挙げることは叶わず、最終決戦において両腕からの小型ロケット弾で仮面ライダーを襲撃するも全てかわされてしまい、最後は『ライダーニーブロック』の直撃を受けて爆死した。
派生作品
すがやみつるによる漫画版ではバラランガと共に1号ライダーを襲うも、突然現れたガニコウモルに相棒を殺されてしまい、「ゲルダムだか佐久間ダムだか知らねえがライダーを倒すのは俺だ! 邪魔すんな!!」と立ち向かっていくも忽ち返り討ちにされてしまった。
余談
この回からナレーターの中江真司氏以外が次回予告を担当する形をとるようになり、今回はモスキラス(アブゴメスと同じく八代氏)が担当した。
声を演じた八代は昭和ライダー第6作でもアブの怪人の声を演じた。
人間態を演じた佐藤京一氏は、仮面ライダーV3や仮面ライダーXでも怪人の人間態として登場していたが、今回のみ人間態のシーンも八代氏が吹き替えていた。
またXの第3話『暗殺 毒ぐも作戦!!』で脚本をリメイクしており木原博士→キバラ特使と名残が入っている。
関連項目
アブンガー、ホースフライファンガイア:アブ怪人つながり
サボテグロン;同じくショッカーメキシコ支部所属