「騒いでも無駄だ!大人しくしていれば仮面ライダーに会わせてやるぞ!」
「逃げられまい、この頭脳破壊電波を受けて狂い死にしていけ!」
登場話数:第27話「ムカデラス怪人教室」
概要
日本アルプス山麓出身のムカデ型改造人間。初のゾル大佐直属のショッカー怪人である。
体に付いている節足は「ブーメランレッグ」という武器であり、取り外して手裏剣のように投げつけたり、催眠音波と頭脳破壊音波を発する事が出来る万能武器でもある。催眠音波は200m先からの遠隔操作が可能で、頭脳破壊音波は人間の脳細胞をメチャメチャにする他、改造人間の脳細胞にも大ダメージを与えることが出来る。
誘拐した頭脳明晰な少年少女達を、催眠音波で洗脳しジュニアショッカー隊に仕立て上げた。
洞察力が高く、隠れていた一文字隼人に向かって節足を投げつけたり更に補佐である2体の再生怪人(ゲバコンドルとサラセニアン)との連携攻撃で仮面ライダーを苦しめた。
弱点は、催眠音波を発信している間戦闘能力が落ちるという点。
活躍
冒頭でライダーごっこをする4人の子供達を「仮面ライダーに会わせる」と抜かして誘拐し洗脳させ、次々とジュニアショッカー隊の人材を確保していった。その後ゾル大佐の命令で石倉五郎のガールフレンドで成績トップ争いの少女・生沢ナミエを誘拐。
ジュニアショッカー結成後、洗脳されたナミエがゾル大佐に友人の五郎を推薦するよう願い、それを了承したゾル大佐の命令で五郎を誘き寄せて誘拐しようとするが、タクシーの運転手に化けていた滝和也に阻まれる。
神社に逃げ込んだ五郎を背後から忍び寄り気絶させ、誘拐に成功。助けようとした一文字を頭脳破壊音波で苦しめさせ撤退、変身して追撃してきたライダーをゲバコンドルとサラセニアンの2人で足止めさせその隙に基地へ帰還する。
2人の再生怪人と共に五郎達に教育(爆発物の扱い、銃器の扱い、毒物の扱いetc…)を施し、ジュニアショッカー隊を一文字と滝がいるアパートに突撃させる。一文字はムカデラスの催眠音波をキャッチしライダーに変身して丘へ向かう。ムカデラスもゲバコンドル、サラセニアンと共に立ち向かい、コブラツイストや連携攻撃で苦しめるがゲバコンドルはライダーキック、サラセニアンはライダー返しで倒され、一人になってしまう。最後はライダーキックを受けて転がり落ち、身体が炎上しながら絶命した。
そして洗脳が解かれた子供達は駆け付けた仮面ライダーと会う事が出来たのであった(皮肉にもショッカーは約束を守ったのだった)。
余談
- 同回で少年達を連れて行った車の運転手を演じたのは二号のスーツアクターを担当していた中村文弥氏であったために後述のニコニコ動画での公式配信の時にあんたが仮面ライダーだろというツッコミがあった。
- 第37話では再生したムカデラスが登場し、他の怪人達と共に怪獣サイン会を開いて五郎を含む子供達をトリカブトの作り出した殺人植物の毒ガスで殺そうとするが、滝の助けで逃げられてしまい逆にその毒を吸って死んでしまった。
- 当時のスチル写真では上半身の装甲を前後反対に装着した姿が見られている(ライダースナックのカードを見ると分かる)。
- 2014年9月14日にニコニコ動画にて第27話が無料配信されたが、サブタイトルが某氷の妖精の算数教室を思わせる為、それをネタにしたタグやコメントが見られた。
- 所属に関しては「日本で作られた」という説と「中近東から来日した」という説の2つがある。滝が同話で「ゾル大佐は中近東にいた頃から子供を使って破壊工作を行ってた」と語っていた事からムカデラスはゾル大佐の命で同じような事を中近東でもやっていた事がうかがえる。
関連タグ
カブトロング:後に同じような作戦を行ったショッカー怪人。こちらでは五郎は操られなかった。
ムカデの怪人達
ムカデタイガー 獣人大ムカデ ムカデヨウキヒ ムカデンジン ムカデリヤ ムカデ怪人 センチピードオルフェノク センチピードアンデッド ジオフィリドワーム マスカレイド・ドーパント 仮面ライダーダイモン