概要
仮面ライダーBLACKSUNに登場する組織。1972年当時は『五流護六』という表記になっている。主要の登場人物達の殆どが所属中、あるいは元所属である。
原作の暗黒結社ゴルゴムのリメイクであるが、雰囲気は全く異なる。
小説版での名前の由来はダロム曰く「五つの『流』。『流』とは流れていく儚いもの。それを受け入れることで、六つの真実を『護る』」とのことで、考えたのはコウモリだった。
かつて南光太郎・秋月信彦・ダロム・ビシュム・バラオム・ビルゲニア、そして2022年時点では存在しない新城ゆかり、オリバー・ジョンソンによって結成された組織である。(その描写の際、ダロムが『五流護六』と書かれた旗を持って一同が集合していた。)
現実の1970年代前半は連合赤軍の台頭等学生運動が盛んな時期だった為、同じように怪人の差別撤廃や権利を主張するような組織であり、実際ビルゲニアが革命運動で演説をしていた。
このときダロム派とビルゲニア派で分裂し、血気盛んで武闘派のビルゲニア勢に対し、ダロム勢は政治的に団体を作って政党を作ろうとしていた。
2022年にはゴルゴム党という政党を作り、ビル内には寺社仏閣の祭壇のような室内、ヒートヘブンの製造機械装置に囲まれた部屋など組織の規模は拡大したものの、堂波真一によって搾取されており従属していると言っても過言ではない。
所属している怪人の中には、1972年時点と2022年時点でも姿が変わっている者といない者がいる。この事に関しては、劇中の信彦やビルゲニアの発言から、「ヘブン」の摂取により老化の抑制を行っている者と、そうでない者と分かれている。
かつて当時の総理大臣である堂波道之助から怪人の政党を結成して怪人達の権利や教育を保障する代わりに、外国との武力行使できる憲法を作り怪人達を戦争の兵器として運用し創世王を政府側に引き渡すことを要求。
当然ビルゲニアは反発するが、三神官ダロムを筆頭にどんな形であれ怪人達の共存が出来るならと要求を呑み込んだことで意見が対立。
三神官以外のメンバーが孫の真一を拉致し、創世王をどこかに隠す為に山奥へ隠遁するが…。
創世王
怪人達の象徴とされる怪人。
世紀王
創世王を受け継ぐ怪人を超える存在。
演:中村倫也
三神官
着物と黒いローブを纏った謎の三人組。どうやらキングストーンを奪うために暗躍している模様。
1972年当時は五流護六幹部の一角を担っていた模様。かつては本来の名前を持っていたが、今は捨てたことが小説版にて語られた。
- 三神官バラオム(PVでは「剣歯虎怪人」とも表記))
演:プリティ太田
- 三神官ビシュム(PVでは「翼竜怪人」とも表記))
- 三神官ダロム(PVでは「三葉虫怪人」とも表記))
怪人
本作におけるゴルゴム怪人。人間と怪人両方の姿を併せ持つ。
やはり、今作でも改造人間という設定の模様。
人間が怪人と共存を始めて半世紀後には差別の対象となり、PVでは怪人排斥の気運が高まっている情勢にあることが見て取れる。
また、人間態から変身する都合上服装は『仮面ライダーアマゾンズseason2』のアマゾン同様にそのまま残り、人間態時の皮膚を突き破って怪人としての姿を現す。
食事は通常の人間と同じ食事をとることが可能。「ヘブン」と呼ばれる食品もあり、こちらは老化の抑制などの効果があるようだが、ヘブンの主成分を生成できるのは創世王だけのようであり、2022年の時点でのヘブンは枯渇し、在庫も危機的な状況にある模様。
護流五無怪人
- ビルゲニア(PVでは「古代甲冑魚怪人」とも表記)
演:三浦貴大
- コウモリ怪人(公式サイトでは「大蝙蝠怪人」とも表記)
演:音尾琢真
- クジラ怪人(公式サイトでは「白長須鯨怪人」とも表記)
演:濱田岳
一般怪人
- クモ怪人(公式サイトでは「蜘蛛怪人」とも表記)
演:沖原一生
- ノミ怪人(公式サイトでは「蚤怪人」とも表記)
演:黒田大輔
- アネモネ怪人(公式サイトでは「金鳳花怪人」とも表記)
演:筧美和子
この他にもPVでは旧作や漫画版に登場していたコブラ怪人、クワゴ怪人、イラガ怪人、アリ怪人らしき姿も確認できる。
その他
かつて人間でありながら五流護六に所属した者達。
演:芋生悠
演:モクタール
余談
旧作にはゴルゴムメンバーという人間の協力者・協賛者が存在していたが、クラウドファディング企画はそれを意識した企画なのか、「怪人になれる権利」などのコースも用意している。
クラウドファディングサイトにおけるプロダクションノートやoriconのインタビュー動画におけるイメージ画像ではクジラ怪人、ノミ怪人、コウモリ怪人、ネズミ怪人、コブラ怪人、サーベルタイガー怪人、三葉虫怪人といった旧作にも登場した怪人の他、孔雀型怪人やペット型怪人(犬型や猫型がいる)の存在も確認できるが、登場するかどうかは不明。デザインの傾向は旧作のような生物感もありつつ、デーモン族(デビルマン)のような生々しい容貌になっている。
視聴者の反応
PVのゴルゴムを見た一般の視聴者からは
と困惑と衝撃を受けた様子が見て取れる。
一方で白石監督をよく知る視聴者からは
等の期待の声が上がっている。
余談
名称は仮面ライダーBLACKSUNのクラウドファンディングサイト(クラウドファンディングサイト(外部サイト))が初出。