概要
『孤狼の血』とは、柚月裕子による長編警察小説シリーズである。
2015年刊行の第1作『孤狼の血』では、暴力団対策法成立前の1988年(昭和63年)の広島を舞台に、暴力団系列の金融会社社員の失踪事件を追う刑事たちの姿や、暴力団組織間の激しい抗争を描かれた。
その後、第1作の2年後を描いた第2作『凶犬の眼』が2018年に刊行され、完結編である第3作『暴虎の牙』が2020年に刊行された。
2018年に第1作が映画化、2021年に第1作と第2作の間を描いたオリジナルストーリー『孤狼の血 LEVEL2』が公開された。映画第1作『孤狼の血』の主演は役所広司、映画第2作の『LEVEL2』の主演は松坂桃李が務めた。監督は両作共に白石和彌が務めた。