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概要編集

映画『孤狼の血LEVEL2』に登場する極道。広島一円を仕切る極道組織:広島仁正会系上林組の組長であり、前作『孤狼の血』で尾谷組若頭:一ノ瀬守孝によって殺害された五十子正平の子分。

渡世の親である五十子に対して非常に厚い忠義を持っており、五十子を殺害した一ノ瀬と一連の騒動を引き起こした黒幕に対して激しい復讐心を抱いている。


性格は「凶暴」の一言につき。本作の主人公である刑事:日岡秀一に勝らずとも劣らずといった強烈な存在感を放つ。


作中での活躍編集

本編開始とほぼ同時期に徳島刑務所から模範囚という形で釈放されるも、釈放後の足で担当看守:神原の妹(神原千晶)のもとへ向かい、彼女の目を抉って惨殺


その後は故五十子正平の法事会場へ向かい仁正会の幹部衆と再会するが、五十子亡き後に仇敵であるはずの尾谷組と杯を交わし手打ちとした挙句に仁義を棄てビジネス一辺倒となった現状に激昂。以降は腐った幹部衆(角谷夫妻、溝口ら)を次々と殺害し仁正会を事実上乗っ取る


服役中に自身の組である「上林組」と杯を交わした新人構成員;近田幸太(チンタ)を迎え入れるも、彼が日岡のスパイであること・五十子殺害の黒幕が日岡であったことのリークを瀬島より受け近田を殺害、日岡に対しても憎悪を燃やすようになる。

作中終盤では尾谷組にカチコミを仕掛け、日岡を誘い出し死闘を繰り広げるも管理官:嵯峨の拳銃を奪った日岡の発砲を受け死亡。


経歴編集

昭和47年、当時12歳で両親を殺害。広島県中区でアルコール中毒の父親による暴力とそれを見て見ぬふりする母親を殺害。この頃より「怯えたような眼」に対する憎悪が形成され、作中で突発的に殺害した溝口以外の遺体の目は基本的に抉られている。

日頃より飢えと隣り合わせであり、下町の焼き肉屋の残飯で凌ぐなど壮絶な少年時代を過ごす。


余談編集

上述のように基本的に凶暴な性格であるが日岡と異なり「作中で一度も嘘を付かない」「恩人である焼き肉屋の老婆に対しては従順」など凶暴一言で語るには素直すぎた人物である。


焼き肉屋の老婆や故五十子正平の妻;環が彼を『ソンホ』と呼ぶ描写があり、その出自は韓国系であると考えられる。

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