オリバー・ジョンソン
おりばーじょんそん
演:モクタール
1972年パート
25~26歳。怪人ではないが、人種差別や偏見に晒された過去があり、差別反対を掲げる護流五無の一員となる。
ともすればシリアスになりがちな護流五無の、ムードメーカーな存在。
五流護六のメンバーとなってから、友人であった南光太郎や秋月信彦を護流五無の集会に誘い、彼らが加わるきっかけを作った。
現状打破のため、新城ゆかりが提案した「総理である堂波道之助の孫・堂波真一を拉致し、道之助に要求をのませる」という作戦を決行。
しかし、道之助は交渉に当たったダロムたちに対して「怪人など、いつでも滅ぼせる」と逆に恫喝。
怪人の生存権を認める代わりに、怪人を生物兵器として海外に輸出するという闇のビジネスを要求され、ダロムたちはそれに屈してしまった。
アジトで待機していたオリバーたちはこれに反発。
ビルゲニア主導のもと、怪人の王である創世王を連れ、旧日本軍の基地に潜むも、今度はゆかりの目的が「創世王の殺害」であると判明。
それに同調した光太郎と信彦は、自らの体内に埋め込まれていた、次期創世王を生むための特別なキングストーンをゆかりに託すが、事実を知ったビルゲニアによってゆかりは粛清されてしまう。
ゆかりが殺される様子を陰で目撃してしまったオリバーは、ゆかりの遺体からキングストーンを取り、「これだけは守る」とその場から逃げ、護流五無との関係を絶った、長い逃亡生活を始めた。
2002年
逃亡生活の末、教会の神父となったオリバーは、表立って怪人差別への抵抗活動はせず、独自に怪人の起源について調査を開始。
やがて、協力者の一人である川本英夫とそのパートナーであるヨシムラ莉乃(後の和泉葵の両親)に、調査記録の一部と赤いキングストーンを託すとともに、生前のゆかりが良く口にしていた「人間も怪人も、命の重さは地球以上。1gだって命の重さに違いはない」という言葉も伝えた。
川本夫妻とのやり取りの翌年(2002年)、交友を持っていた近所の子ども・ニックとともに協会にいるところに、「民の党」の幹部となった堂波真一と、堂波の懐刀となったビルゲニアが現れ、キングストーンを渡すよう要求。
拷問の末、ニックに預けていた緑色のキングストーンも奪われたオリバーは、拷問の傷がもとで数日後にこの世を去った。