「怪魔異生獣アッチペッチー!!人間をサボテンと合体させて、新たな異生獣に作り変えるためにやって来た!!」
CV/斉藤茂
概要
『仮面ライダーBLACK RX』第9話「マリバロンの妖術」に登場する怪魔界に棲息する“人食いサボテン”を改造して生み出された(とてもそうは見えないが)サボテン型怪魔異生獣。
クライシス帝国建国の労働力兼食糧とする為に全地球人類をサボテン人間へと変える使命を帯びており、体から発射するトゲを人間に突き刺して対象をサボテン人にして操ることができる。しかし未完成の能力である為、“サボテン人間”にされた人たちは順応出来ずに拒絶反応を起こして一定時間で元に戻ってしまう。
その他、口に当たる部分から吐き出す触手状のムチや体に生えた巨大なトゲをミサイルの様に飛ばして敵に襲いかかる戦法を得意としており、地中移動やサボテンへと化身することも可能。また、トゲを切り飛ばされても瞬時に再生する自己再生能力も持つ。
なお、元が怪魔界に棲息するサボテンだった為、高温の場所を好む性質を持つ。
劇中、佐原一家を含めた川辺で釣りやバーベキューに勤しむ人々を襲撃し、次々にサボテン人間に変えると佐原一家と共に川へ遊びに来ていた南光太郎=仮面ライダーBLACKRXを襲撃するが、まだ能力が未完成であったため怪人の能力に順応出来ずに次々に人々が元に戻ってしまい退却を余儀なくされた。
その後、自身の能力を完璧なものとする為にマリバロンの協力の元、母親を失って以来母親が好きだったサボテンをこよなく愛する様になった少女・千種の生体エネルギ―を吸収して自身の強化を計るが偶然彼女と知り合いになっていた光太郎の邪魔が入ったせいで計画は失敗。
上司のゲドリアンと共にRXと交戦するが、激闘の末に最後は『リボルケイン』で体を貫かれ爆死した。
ロストヒーローズ2
基本的にウィンド・キューブに登場するザコ敵として登場。その他では、ハザード・キューブに巻き込まれてしまった個体が登場し、ヒーロー達に敵意は見せるものの敵わないと判断してイモを引いて逃げた。
余談
デザインは雨宮慶太を代表とする有限会社クラウドに当時所属していた篠原保。
ウルトラマン80の怪獣デザイン募集に送ったもののセルフリメイクで、原作者の石ノ森章太郎から良かったとのお褒めの言葉をいただいたという。