概要
CV:丸山詠二
第42話「四隊長は全員追放」に登場。クライシス帝国の四大隊長のひとりゲドリアンがRXを倒すために自らの細胞から作り出した最強最後の怪魔異生獣。あらゆるエネルギーを吸収して自らのパワーとする能力を持つ。
武器は両腕のハサミとそこから連続発射されるビーム、そして怪力である。強化後は尻尾からエネルギーを吸収して全ての攻撃を跳ね返す無敵の体になり、更には両腕が口に変化し破壊光線を撃てるようになる。地面を掘り進む能力も持つ。エネルギーが切れるとイモムシを思わせる幼虫の姿に戻ってしまうのが弱点で、強化後はエネルギー吸収の間に出来る0.1秒の隙が弱点となった。
活躍
度重なる失敗に怒り心頭のクライシス皇帝は、最後通告として容器が赤い液体で満たされると爆発を起こし、死をもたらすという最終時計をジャーク将軍達に送りつけた。「全員の処刑を免れるにはRXを倒すしかない」と考えたゲドリアンは、自らの体内で育てたゲドルリドルの幼虫をたまたま通りかかった車に向けて吐き出し、エネルギーを吸収させた。
成長したゲドルリドルは工場のエネルギーを吸い尽くし、立ち向かうRXのエネルギーをも吸い尽くして窮地に陥れる。ゲドルリドルがRXにトドメを刺そうとした瞬間、突如現れたダスマダーによって両手首を斬られ幼虫に戻ってしまう。
味方を攻撃し、更にRXに逃げる隙を与えてしまった元凶のダスマダーに怒りをぶつけるゲドリアンだが、ダスマダーは自分達の保身のために「任務に失敗したゲドリアンを処刑する!!」と言いがかりをつけ※、ボスガンとガテゾーンを引き連れてゲドリアンを攻撃。ゲドルリドルはゲドリアンに飲まれ、ゲドリアンと共に死んだと思われた。
だがゲドリアンは辛くも生き延びており、クライス要塞に潜入し自身の体を介して要塞のエネルギーをゲドルリドルに送る。だがそれは、ゲドリアンの命も削ってしまう大きな賭けであった。
※実際、ダスマダーの横やりが入らなければRXを倒せる状況であり、この時のRXはキングストーンフラッシュさえ封じられた挙句、エネルギーを全てゲドルリドルに吸い取られて衰弱状態に陥っていた。なお、ダスマダーは本来保身を考える必要のない立場であるにもかかわらず保身に走ってRX撃破の千載一遇のチャンスを潰したことについてよく突っ込まれる(このケースに限ったことではないが、彼のやらかしとしては間違いなく最も致命的なものである)。メタなことを言えば単にまだダスマダーの正体がまだ決まっていなかったためであると考えられるが、47話の展開を考えれば彼にとってRXを倒されてしまうこと自体を避けたかった可能性もある。
最期
RXを敗退寸前に追い込むが、前述の弱点を見抜かれエネルギーを受け取る尻尾が破壊される。最期はリボルクラッシュを受けて爆死。
ゲドリアンもクライス要塞のエネルギーが体に逆流したことによって力尽き、体が砂になって消滅したため、四大隊長最初の戦死者となった。
こうして怪魔異生獣大隊は四大隊で最初に殲滅されたが、クライシス皇帝は忠誠に殉じたゲドリアンを認め、最終時計をすんでのところで止めて回収。
念を押されつつも今一度機会を与えられたジャーク将軍らは辛うじて命拾いした。
客演
ロストヒーローズ2
原作同様、ゲドリアンがRX対策として連れて来た怪人として登場。RXを追い詰める大健闘を見せるが、痺れを切らしたボスガンが邪魔をした挙句、ガテゾーンまでゲドリアンの敵に回る始末なので末路は…原作通りである。
ちなみにRXをパーティーに編成していない場合、他のキャラが0.1秒の隙をつく。ウルトラマンやガンダムのみならず、平成2期のライダーたちも隙をつくことができる。
余談
RXのチートっぷりをとてもよく現した語句としてゲドルリドルに対して放った「0.1秒の隙」がよく引き合いに出される。
それを隙と言い切られてしまうとそれ以上の動作など隙どころか処刑タイムなのでもう打つ手がないのだが、格ゲープレイヤー的には「後隙6F」と言われると結構でかい隙に思えるので不思議である
強化前の両手首は第22話に登場したアントロントの両腕のリペイント。
デザインは原作者の石ノ森氏の手によるもので、当初の名称案はブヨムブヨムであった。
関連タグ
仮面ライダーBLACKRX クライシス帝国 怪魔戦士 怪魔異生獣 ゲドリアン
タイガーロイド…こちらも「0.7秒の隙ができる」ことを見抜かれ敗北した怪人。
アブンガー…こちらはスカイライダーに「0.5秒の隙ができる」ことを見抜き追い詰めた。