「こんな世界は終わらせよう。もう一度やり直すために」
『SET』
「変身!」
『MAGNUM』
『READY FIGHT』
「さぁ、ここからがハイライトだ!」
概要
『仮面ライダーギーツ』に登場する形態。
デザイアドライバーにマグナムレイズバックルをセットして変身する。
変身エフェクトはマグナムバックルから発射される数発の弾丸。それがMAGNUMのロゴに着弾しアーマーに変化する。拡張武装は銃型武器のマグナムシューター40X。
仮面ライダーギーツと相性のいい形態で1話及び5話以降は実質的な基本形態のように使用される(本来の基本形態であるマグナムブーストフォームは、ブーストレイズバックルの特性から劇中では強化形態のように扱われている)。仮面ライダーダパーンや仮面ライダーバッファも変身する。
ギーツが『バトルファミリア』に先行出演した際はエントリーフォームからマグナムレイズバックルを取り出して変身しており、マグナムシューター40Xでギフジュニアやギフテリアンたちを攻撃した後、ブーストレイズバックルを取り出してマグナムブーストフォームにデュアルオンした。
スペック
ギーツ
身長 | 205.2cm |
---|---|
体重 | 82.2kg |
パンチ力 | 2.4t |
キック力 | 5.8t |
ジャンプ力 | 8.6m(ひと跳び) |
走力 | 7.5秒(100m) |
ダパーン
身長 | 197.6cm |
---|---|
体重 | 84.5kg |
パンチ力 | 1.5t |
キック力 | 4.2t |
ジャンプ力 | 6.6m(ひと跳び) |
走力 | 7.8秒(100m) |
バッファ
身長 | 209.6cm |
---|---|
体重 | 90.6kg |
パンチ力 | 2.2t |
キック力 | 5.1t |
ジャンプ力 | 6.7m(ひと跳び) |
走力 | 8.4秒(100m) |
エントリーフォームから順当に性能が上がっているが、最近の主人公ライダーの形態としては比較的抑えめなスペック(これはマグナムに限らず、ブーストフォーム以外の『ギーツ』作品の形態全体に言える)。
「マグナムフォーム」の名の通り胸部や大腿部には射撃に関する膨大なデータベースから気象・地理などの諸条件を考慮した弾道計算を処理する拡張装備があり、武器の命中精度を飛躍的に向上させているとされる。
劇中でももっぱらマグナムシューターを使った戦法を軸に戦っており、ブーストフォームと比べると格闘戦にはあまり向かない形態と言える(劇中ではダパーン・マグナムフォームがギーツ・ゾンビフォームに接近戦に持ち込まれて敗北を喫してしまう場面もあった)。
無論、ただ近接戦闘ができないというわけではなく腕部/脚部の固定式短銃こと「アーマードガン」を用いることである程度の接近戦にも対応しており、劇中でもマグナムシューターとの2丁拳銃で無数のポーンジャマトを撃破していた。
『MOVIEバトルロワイヤル』ではリボルバー弾倉状のバリアを使用している。『4人のエースと黒狐』の力の英寿が変身したギーツは、後述のバッファ版の如くマグナムシューターを鈍器として使用した。
本編第5話では特定のライダーIDコアと組み合わせれば更に能力が増大することも明かされており、ギーツの華麗な立ち回りは英寿の戦闘技術やマグナムバックルとの親和性の高さによる所が大きい。
英寿の類い稀な戦闘能力も併さってスペック以上の戦績を残しており、数値上では格上である筈のバッファ・ジャマトフォーム、ゾンビジャマトフォームと互角以上の戦いを繰り広げた。ジャマトフォーム戦に至っては40分以上の長時間に渡った戦闘にもかかわらず道長の体調を心配する余裕を見せるなど、マグナムフォームが比較的変身者への負担が極めて小さいことも表している(ジャマトフォームの負荷が強すぎるのでもあるが)。
敗北したのも本編の2クール目半ばである第23話が初。これもジーンとベロバの会話に気を取られたが故の隙を突かれたもので、戦闘そのものはデュアルオン形態であるゾンビジャマトフォームと拮抗していた(変身解除するまでは寧ろ有効打の多さでは勝っていた)。
第26話に至っては単純なスペックが5倍以上のバッファ・コマンドフォームにすらダメージを与えるなど、戦況がインフレし続ける中でも格上の相手に互角に渡り合っている。
第41話においては既に最強形態のギーツⅨが使える状況ではあったが、中に人間がいる寄生ジャマトの個体に対しギーツバスターQB9と比較したマグナムシューターの火力の低さを買われ使用されており、ステージ1の被害者を救出している。
ダパーンはマグナムシューター40Xのライフルモードを主軸とした高所からの狙撃スタイルを取るというそれなりに堅実な戦い方だったが、バッファは射撃が戦闘スタイルと噛み合わなかったためかマグナムシューターを鈍器として扱っており、トドメの一撃に必殺攻撃を撃つだけに留まっていた(作中でも景和にツッコまれている)。
外見・機能
白がメインで、差し色は朱。
上半身
弾道計算処理を行う「マグナムチェスター」が胸部に、防弾性能に優れた複合装甲「マグナムガードSA」が両肩に実装される。胸部装甲の上部には斜めに線の入った縁が三つ付いている。
両腕にはマグナムシューターの扱いに長けた「ガンスリンガーアーム」が装備され、超高速射撃が可能となる。「アーマードガン」もここに内蔵されている。
クラッシャー部分は縁が白くなるため、ギーツやダパーンの様に頭部の白いライダーは口を開けているように見える。
赤く変化した複眼には着弾点や予測弾道などの視覚化に加え、オートエイムの機能が備わっている。視力もかなり上がっているのか、『ガッチャ大作戦』では指数本でジャマトの攻撃を抑えつけるといった芸道も見せた。また、シリンダー型のシールドを展開することも可能(『MOVIEバトルロワイヤル』)。
下半身
両大腿部に射撃や足技の命中精度を向上させる「マグナムサイ」が、膝にニーキックで威力を発揮する「マグナムガードNA」が実装される。
脛部には速射マニューバーによる高速連撃キックを得意とする「ガンスリンガーレッグ」を装備。
短銃「アーマードガン」も足に装備されるため、扱うには一工夫必要で、これを難なく多用出来たのは、極めて優れた戦闘センスを持つギーツ/英寿ぐらいである(一応、45話でダパーンは追い詰められた際にとある人物を狙って怪我を負わせる事で、ナーゴの気を逸らさせ撤退に成功している)。
エントリーフォームは勿論、ブーストフォームに比べても重量感があり、脚部が一回り太く見える。
使用アイテム
白のレイズバックル。大型バックルに分類される。
リボルバー銃を正面から見たような形状をしており、リボルバーを回すギミックとトリガーを引くギミックを搭載している。
LED発光部分は銃のライフリング(弾丸を発射する時に回転させる機構)を模した模様になっている。
銃型の武器。ライフルとハンドガンに変形する遠距離戦闘用。
必殺技
- マグナムストライク
『MAGNUM STRIKE』
リボルバーを回転させ、トリガーを引くことにより発動。基本的にマグナムフォームはマグナムシューターとの連動によくバックルを使うので、劇中未使用の技だったりする。20話でバッファ・ジャマトフォームに使おうとしたが未遂に終わった。
デュアルオン
ギーツ
マグナムブーストフォーム
『SET』
『SET』
『DUAL ON』
『GET READY FOR BOOST & MAGNUM』
『READY FIGHT』
ブーストレイズバックルと併用した状態。
変身音声が他のデュアルオンと異なり、ギーツの基本形態として運用されている。
詳細はマグナムブーストフォームを参照。
フィーバーマグナムフォーム
マグナムフォームの状態でフィーバースロットレイズバックルを使用し「MAGNUM」を引き当てた「フィーバーフォーム」の一つ。なお、この時は複眼が黄色に変わる。
マグナムニンジャフォーム
「忘れ形見は使わせてもらうぞ、タイクーン」
『SET』
『SET』
「変身!」
『DUAL ON』
『NINJA MAGNUM』
『READY FIGHT』
身長 | 205.2cm |
---|---|
体重 | 85.8kg |
パンチ力 | 2.4t |
キック力 | 5.8t |
ジャンプ力 | 20.2m(ひと跳び) |
走力 | 5.3秒(100m) |
第29話で桜井景和が残したニンジャレイズバックルで変身したデュアルオン形態。ニンジャバックルの能力で走力とジャンプ力が向上している。通常のマグナムフォームよりも俊敏な動きでビショップジャマトを圧倒した。何気にフィーバーフォームを除けばかなり久しぶりな大型バックル同士のデュアルオン形態。
劇中ではニンジャを先に操作したが、玩具版ではマグナムを先に操作した場合も上記の音声となる。
必殺技
- ニンジャマグナムビクトリー
『NINJA MAGNUM VICTORY』
風を纏った蹴りを放つ。風の力はある程度持続するため一度かわしたとしてもフェイントとして二撃目を食らわせることもできるテクニカルな必殺技。百戦錬磨の英寿だからこそフルに能力を発揮できる上級技と言える。劇中では一撃目を避けさせて隙を見せた所に蹴りを叩き込んだ。
ジャマトライダー
マグナムジャマトフォーム
仮面ライダーグレア2の能力で変身させられた形態。ヒュプノレイで洗脳させられた状態のため、通常のジャマトライダーと頭部の形状が違う。
ダパーン
マグナムビートフォーム
「ボクを応援するオーディエンスからの贈り物だろう」
『SET』
『SET』
『DUAL ON』
『BEAT MAGNUM』
『READY FIGHT』
身長 | 197.6cm |
---|---|
体重 | 89.8kg |
パンチ力 | 1.5t |
キック力 | 4.0t |
ジャンプ力 | 9.0m(ひと跳び) |
走力 | 7.1秒(100m) |
オーディエンスが配布したビートレイズバックルと併用して変身したデュアルオン形態(この時同時にウォーターレイズバックルも配布されたがガン無視された)。ファンタジーフォームのナーゴにはこの形態の力をもってしても全く歯が立たず、ビートマグナムフォームにリボルブオンされた。
必殺技
- ビートマグナムビクトリー
『BEAT MAGNUM VICTORY』
地面に足を叩きつけてから複数の音符のエフェクトを発生させて爆発攻撃を仕掛ける。ナーゴのファンタジーエフェクトで作った防御壁に防がれた。
余談
- 取扱説明書ではスペルが「MAGNAM」と誤っている。
- ギーツ用としてデザインされ、ダパーンが装着した姿も似合っているのは偶然とのこと。
- 仮面ライダーギーツ本編ではライダー達がバックルを操作して武装が出現したとき、機械腕も出現しそれが引き寄せる形で変身が完了するが、バトルファミリアのときはまだ構想がまとまってなかったのか機械腕は存在せず空中に浮いたまま装着している。(ブーストバックル操作時も同様に機械腕が出現しない。)
- バッファがマグナムシューターを鈍器として扱っていたが、一応現実でもストックや近接戦闘用スパイクが付いた銃口で殴る戦法は実在する。ただし大半は相手を気絶させるためであったり、銃と相手との距離が近すぎる、もしくは弾薬が無い場合に自己判断で切り替えるのが主。自分から近づいて弾薬があるにもかかわらず、撃たずに殴りつけるという戦法は流石に存在しないが。
- 第24話では当時高校生だった(時系列上の)英寿の初変身もこのマグナムフォームであったことが明かされた。彼にとっては初めてライダーとなってからの腐れ縁という所なのであろう。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダーギーツ ギーツ 仮面ライダーダパーン 仮面ライダーバッファ
ブーストフォームマークⅢ:外見が似ている強化フォーム。