データ
- 身長:1.6cm
- 体重:7g
- 特色/力:寄生した対象のジャマト化/格闘
概要
『仮面ライダーギーツ』第39話、創世編より登場する新たなるジャマト。
五十鈴大智が、かつてジャマトの栽培を手掛けていた未来人・アルキメデルの残した強力に進化する事例の研究データを基に品種改良を施されたポーンジャマトの派生種で、全長約1.6cmの極小サイズが特徴。このため従来のジャマトと異なり空中を羽虫のように浮遊して移動することもできる。
その呼び名通り、人間を宿主に寄生すると自身と同じ姿=ポーンジャマトに変えてしまう恐ろしい能力を持つが、変貌した寄生主の戦闘能力そのものは通常のポーンジャマトとさほど変わらない。寄生された直後の比較的症状の軽いステージ1の状態であれば、寄生主が変貌したジャマトを倒した直後に排出される本体を倒すことで寄生主は元の姿に戻れる。
しかし複数のジャマトに寄生されステージ2へと移行すると、例え倒されても寄生主は地面に引き込まれるようにして消滅してしまい、助ける事ができない。桜井景和の姉・桜井沙羅もこのフェーズ2の被害に遭ったことで彼が闇堕ちする原因を作ってしまった。
ちなみに、劇中では大智がこのジャマトを数十人規模の集団に寄生させようとしているが、実際に寄生され変貌したのは一部にとどまっており、ジャマトなりに寄生主を選んでいるらしいことがわかる。また、変貌する場合でもステージ2への移行は寄生主にも左右されるらしく、寄生・変貌した直後に移行する場合もあれば、硬質の茶色い繭を形成し一昼夜かけて移行するケースもあるようだ。
尚、消滅した人々はどうやら大智が新たに作り出した「知恵の樹」と呼ばれる樹に取り込まれる模様。この樹に実った「知恵の実」を食べることで、大智は人々の記憶を得、ひいては自身の夢である「全人類の知識を得る」願いをかなえようとしていた。
しかし、第42話で復讐心に溺れてしまった景和にボコボコにされ、彼の願いを強制的に叶えさせられたツムリの創世の力により世界を作り変えられたため、一時的に消滅したと思われる。
その後、第45話で元の世界へと作り変えられたものの未登場のままとなり、知恵の樹の中に取り込まれた人々は大智の血清により救出された。
余談
第41話にて寄生された人間の一人である大西を演じた水野直氏は本作への出演をもって三大特撮を制覇した俳優の一人となった。
関連タグ
フェミゴン:帰ってきたウルトラマン及びウルトラマンメビウスに登場する怪獣で、こちらは生物に取り憑くことで実体化するという性質を持っている。
新型メギド:2作前に登場する人間が無理矢理変身させられた怪人繋がり。ヒロインもその被害に遭った点が共通している。こちらも最終的に犠牲者達は救出されている。
ギフテリアン:前作に登場した人間が無理矢理変身させられた怪人繋がり。しかし、こちらは変身させられた時点で犠牲者は即肉体が消滅してしまうという寄生ジャマト以上に厄介な性質を持っている。